就労継続支援B型のモニタリングでは、何を話す?

就労継続支援B型のモニタリングでは、何を話す?

B型のモニタリングは、受けている助けが自分に合うかを確かめることです。

体調や作業について、よかったことも困ったことも話せます。

相談員の確認と、通う先の計画の見直しは別です。

次の予定を待たずに、変わったことを伝えてもかまいません。

B型のモニタリングでは、何を話しますか?

体調、作業、困る場面、目指すことを話せます。計画どおりかだけでなく、今の助け方が合うかを確かめます。

B型のモニタリングでは、何を話しますか?
面談で話したいことを、場面から選びます
話すことたとえば、こんな場面
体調帰ると、ぐったりしてしまう
作業説明や見本があるとできる
困る場面音が多いと話を聞きづらい
目指すこと今のペースで続けたい

よかったことも、つらかったことも、どちらも話せます。

たとえば、説明の仕方が変わって作業がしやすくなったなら、そのことを話します。

前に決めたことが、今の自分にも合うかを一緒に考えます。

体調は、どんなふうに伝えますか?

「帰ると疲れて動けない」など、起きた場面を話せます。いつつらいかと、休むとどうなるかも伝える手がかりです。

つらかった場面を、順に伝えます

たとえば、帰ってから疲れが強くなるとき

  1. いつ帰ってから。
  2. 起きたこと横になってしまう。
  3. 試したこと途中で休むと、少し楽だった。
  4. 相談したいこと休み方を一緒に考えたい。

「いつ」「どんなとき」「どうなったか」を分けると話しやすくなります。

たとえば、帰ってから横になった日があるなら、その場面を伝えます。

途中で休んだときにどうだったかも、覚えている範囲で話せます。

作業については、何を振り返りますか?

できたことと、どこでつまずいたかを話せます。「見本を見ればできる」など、助けがある時も比べます。

教わり方と、自分の様子を比べます

たとえば、同じ箱を折る作業をするとき

教わり方自分の様子次に相談したいこと
口で説明を聞く途中で何をするか迷った説明を短く区切ってほしい
見本を見る次にすることが分かった見本を置いてほしい

どれくらい早くできたかだけでなく、どんな助けがあったかも話せます。

たとえば、見本があれば次にすることが分かるなら、その違いを伝えます。

つまずいた場所が分かれば、次にどう教わりたいかも相談できます。

困りごとを話すと、わがままになりませんか?

困ることも、助け方を考え直すために話せます。「何が嫌か」に加え、「こうならできそう」も伝えられます。

困る場面から、してほしいことへ
困った場面音が多いと、話を聞きづらい。
→
してほしいこと静かな所で話したい。

つらい場面は、助け方を考えるための手がかりになります。

たとえば、音が多くて話を聞きづらいなら、場所を変えてほしいと話せます。

してほしいことがまだ分からなくても、今困っていることから話せます。

目標ができなかった時は、何を話しますか?

できなかった場面や、どんな助けが要るかを話せます。目指すこと自体が今も合うかも、いっしょに考えられます。

前の目標と、やってみた今をつなぎます
  1. 前の目標作業を続けてみたい。
  2. 実際の様子途中で疲れて、休むことがあった。
  3. 今の希望区切り方や、してもらう助けを考えたい。
  4. 次へ目指すことが今も合うか、一緒に考える。

「できた」「できなかった」の間にも、伝えられることがあります。

たとえば、途中で休むと続けられたなら、そのやり方を話せます。

前に目指していたことを今もしたいか、気持ちが変わったかも伝えます。

B型のモニタリングは、誰と行いますか?

相談支援専門員か、通う先の担当者らと話します。見る計画が違うので、誰との面談かを先に分けます。

B型のモニタリングは、誰と行いますか?
相談員と、通う先の担当者が見る範囲

誰と、何の計画について話す?

本人
相談支援専門員暮らし全体のサービス等利用計画を見ます。
通う先の担当者ら通う先での個別支援計画や、受けている助けを見ます。

先に、誰と何の紙について話す日かを確かめます。

相談支援専門員は、暮らし全体でどんな助けが要るかを一緒に考える人です。

通う先の担当者とは、その場所で受ける助けや、日々の様子を話します。

B型のモニタリングは、どれくらいの間隔ですか?

相談員の分は、B型だけを使う人ならふつう6か月ごとです。使い始めや支援が大きく変わった直後の3か月、一人暮らしなどで連絡の手伝いが要る人は毎月、居宅介護などもいっしょに使う人や条件に合う65歳以上の人は3か月ごとが目安です。市町村は、自分の様子や使うサービスを見て、一人ずつ期間を決めます。

B型のモニタリングは、どれくらいの間隔ですか?
相談員の確認は、区分ごとの目安と本人の決定を分けます

相談員が行う分の、区分別の目安

市町村が、一人ずつの様子や環境をふまえて期間を決めます。

第1区分:サービスが大きく変わったとき
目安

1か月。この区分の毎月の目安は、利用開始日から3か月が過ぎるまで。

当てはめ・先の区分支給の決定や変更で、種類・内容・量に大きな変動があった人。
第2区分:集中的な支援や連絡調整の助けが要るとき
目安1か月
当てはめ・先の区分1に当たる人を除きます。
対象と条件
  • 療養介護・重度障害者等包括支援・施設入所支援を除く障害福祉サービスの利用。
  • または、地域定着支援の利用。
  • そのうち、次のいずれかに当たる人。
  • 障害者支援施設からの退所等に伴い、一定期間、集中的な支援が必要。
  • 単身の世帯、または同居家族等に障害や病気がある。そのため、自分で事業者との連絡調整を行うのが難しい。
  • または、重度障害者等包括支援の決定を受けられる。
第3区分:就労選択支援を使うとき
目安1か月
当てはめ・先の区分1と2に当たる人を除きます。
対象と条件
  • 就労選択支援の利用者が当てはまる独立した区分です。
第4区分:指定のサービスを使う人や、条件に合う65歳以上の人
目安3か月
当てはめ・先の区分1〜3に当たる人を除きます。
対象と条件
  • 障害福祉サービスを使う人のうち、次の条件で見ます。
  • 療養介護・重度障害者等包括支援・施設入所支援は除きます。
  • そのうち、次のAかBに当たる人。
  • A:次のいずれかのサービスを使う人。
  • 居宅介護・重度訪問介護・同行援護・行動援護。
  • 短期入所・就労移行支援・自立訓練。
  • 就労定着支援・自立生活援助。
  • 共同生活援助は、日中サービス支援型に限ります。
  • B:Aに当たらず、65歳以上の人。
  • 介護保険の保険給付による居宅介護支援を使う人は、Bから除きます。
  • 介護保険の保険給付による介護予防支援を使う人も、Bから除きます。
第5区分:そのほかのB型利用など
目安6か月
当てはめ・先の区分次のそれぞれの条件で区分します。
対象と条件
  • 療養介護・重度障害者等包括支援・施設入所支援の利用。
  • この場合、1に当たる人を除きます。
  • それ以外の障害福祉サービス、または地域定着支援の利用。
  • この場合、1〜4に当たる人を除きます。
  • 地域移行支援の利用は、1に当たる人を除きます。

重度障害者等包括支援の利用の事務の扱い。

相談員の確認は、原則、支給の決定の終期に行います。

大きく変わった直後など、毎月が目安となる区分もあります。

B型を使う人も、当てはまる区分によって目安が変わります。

表の目安と、自分が次に会う予定の日は分けて確かめます。

今の様子から、短い間隔での確認が必要かも、市町村が考えます。

通う先の計画の見直しも、同じ予定ですか?

いいえ。通う先の計画は、少なくとも6か月に1回見直します。相談員の予定とは別で、必要なら途中でも助け方を考え直します。

通う先と相談員は、見る紙も時期も別です
見る所通う先の見直し相談員の確認
担当サービス管理責任者や職員相談支援専門員
見る紙個別支援計画サービス等利用計画
時期少なくとも6か月に1回、必要に応じて変更。1・3・6か月の区分別の目安と、本人の様子などから市町村が決定。

通う先の個別支援計画は、その場所でどんな助けを受けるかをまとめた紙です。

相談員が見るのは、暮らし全体で使うサービスの計画です。

次の予定を聞くときは、どちらの担当者の話かも確かめます。

B型のモニタリングの前に、何を用意しますか?

もらった計画と、話したいことのメモがあると比べやすくなります。メモが書けなくても、話や絵で伝える手助けを頼めます。

B型のモニタリングの前に、何を用意しますか?

このメモは、いま開いている画面だけで使えます。ログインや自動保存はなく、入力は送信されません。残したい内容は、印刷するかコピーして保管できます。

面談の前に、話したいことを残します

もらった計画と並べて、話したいことを確かめます。

話したいことを、短い言葉で書いておくと見返せます。

もらった計画があれば、今の様子と比べるときに使えます。

メモのほか、話や絵でも、自分が伝えやすい方法を頼めます。

話すのが苦手な時は、どう伝えますか?

絵や短いメモなど、自分が伝えやすい方法を頼めます。国の手引きも、絵カードなどで選ぶ工夫を挙げています。

伝えやすい方法を、一緒に選びます
口で話せそうですか?
話せるとき短く区切って、伝えたい場面を話します。
口で伝えるのが難しいとき絵や写真、指差し、短いメモなどで思いを伝えます。

手伝ってもらう人と、自分の思いに合っているかを確かめます。

一度に話すのが難しければ、短く区切って聞いてほしいと伝えます。

絵や写真を見ながら、どれが自分の思いに近いかを示す方法もあります。

手助けをしてもらう人にも、自分はどうしたいかを確かめてもらいます。

B型のモニタリングの予定前に困ったら、どうしますか?

予定を待たず、担当者に困った場面を伝えられます。使う支援の量などを変えるなら、市への申込みが要ることもあります。

B型のモニタリングの予定前に困ったら、どうしますか?
次の予定を待たず、困った場面を伝えます
  1. 困った場面を伝える相談員や通う先へ、今の様子を伝えます。
  2. 助け方を一緒に考えるどの助けが合わなくなったかを話します。
  3. 必要な手続を確かめる計画を変える話か、支給の中身を変える話かを分けます。

たとえば、帰るとつらい日が増えたなら、その様子を伝えます。

通う先での助け方を変えるのか、使う支援の量を変えるのかを分けます。

市が決めた支援の中身を変えるときは、窓口で手続を確かめます。

面談の後は、何を確かめますか?

次に試す助け方と、まだ決まっていないことを分けます。自分の話がどう残ったかや、次に話す日も確かめられます。

面談の後は、何を確かめますか?
面談の後に、決まったことを確かめます
確かめること自分が残すこと
伝えたこと相手が分かったことと、自分の思いは合っていますか
次に試すことどんな助け方を試してみますか
担当誰が何をしますか
次の予定次に話す日と、まだ分からない所を残します

「次に試すこと」と「まだ決まっていないこと」を分けて残せます。

誰が何をするかが分からなければ、その場で聞き直せます。

次に話す日に、やってみてどうだったかを話せるようにしておきます。

B型のモニタリングで困ったら、どこに相談できますか?

通う先の助け方は担当者へ、暮らし全体は相談員へ話せます。期間や使う制度の決まりは、住む市町村の窓口で確かめます。

B型のモニタリングで困ったら、どこに相談できますか?
相談する中身から、話す相手を選びます
通う先での助け方通う先の担当者へ。
暮らし全体で使う助け相談員へ。
期間や支給の決定住む市町村の窓口へ。

たとえば、神奈川県の市で相談するとき

藤沢市障がい者支援課。
横浜市各区福祉保健センターの高齢・障害支援課など。年齢や区により、こども家庭支援課が担当する場合もあります。

自分が困っていることを短く伝えると、話す相手を選びやすくなります。

使える制度や時期の相談は、住む市町村や、市から任された相談先へ話せます。

たとえば、神奈川県の市でも、担当する課は市や年齢などによって違います。

振り返りの面談を、次の支援の調整に使う

面談の前に何をメモしますか?

予定した利用と実際の利用、できたこと、困ったこと、変えたいことを分けます。作業の結果だけでなく、通所や休憩、人とのやり取りも相談できます。前の面談で決めた対応が、実際に役立ったかも振り返ります。説明しにくい場合は、具体的な一日の場面を一つ選んで伝えます。

二つの計画をどう区別しますか?

事業所の個別支援計画と、相談支援で扱うサービス等利用計画は、確認する相手や役割を分けます。同じ内容が書かれていても、どの計画のどの部分を見直す話かを聞きます。本人の希望と、支援者からの提案も区別して残します。内容が分からないまま進めず、自分の言葉で説明し直してもらえます。

面談が終わったら何を確認しますか?

決まった変更、引き続き試すこと、担当者が確認することを分けます。次に振り返る時期と、その前に困った場合の連絡先も聞きます。本人が共有してよい範囲で、事業所や家族への伝え方を相談できます。書類を受け取ったら、話した内容と違うところがないか確認します。

参考にした資料