特別支援学級の卒業後、進路はどう選ぶ?

特別支援学級の卒業後、進路はどう選ぶ?

中学の特別支援学級の卒業後にも、学びや働く道があります。

高校や特別支援学校の高等部へ進めます。
その先には就職や福祉サービスなどがあります。
本人の希望と必要な支援をもとに比べます。

特別支援学級の卒業後の進路は?

中学の後は、高校や特別支援学校の高等部へ進む道があります。

特別支援学級の卒業後の進路は?

中学から先の道

1中学の特別支援学級
2全日制・定時制・通信制の高校 / 特別支援学校の高等部
3その先:進学・就職・福祉サービス

国の令和4年度調査では、中学等の特別支援学級の卒業者は29,107人でした。 同じ調査で、高校等への進学は16,574人です。高等部への進学は11,009人でした。

高校等には高専なども含みます。就職などもあるため、人数は合計で一致しません。 学級にいたことだけで、その先の進路が決まるわけではありません。

特別支援学級から高校へ進学できる?

中学校を卒業した後、高校へ進む道があります。

特別支援学級から高校へ進学できる?

高校の学び方を比べる

1全日制:決まった時間に登校
2定時制:決まった時間帯に登校
3通信制:自宅での学習と登校を組み合わせる

通信制は、家での学習が中心です。レポート、面接指導、試験があります。 通信制を卒業すると、高校卒業になります。

単位制は、決められた単位を修得して卒業する仕組みです。全日制・定時制・通信制にもあります。 通う日や学ぶ時間は学校ごとに調べます。

高校での通級による指導も制度としてあります。 実施校や受けられる支援は学校ごとに違います。

特別支援学級の卒業後、高等部とは?

特別支援学校の高等部も、中学の後の進学先です。

特別支援学級の卒業後、高等部とは?

学校の名前で決めずに比べる

1中学の学級名だけで進路が決まる → 決まりません
2比べるもの → 学ぶ内容・通学・必要な支援
3高校卒業と高等部卒業 → 同じ資格ではありません

高等部は、子どもの状態に応じた教育を行います。自立や社会参加を見据えた学びがあります。

高等部の卒業は、高校卒業と同じ資格ではありません。 大学などへの進学を考える場合は、入学資格を個別に確認します。

進学の条件や選考は学校や地域で異なります。詳しい高等部卒業後の道は、高等部の卒業後の進路にまとめています。

特別支援学級の卒業後、神奈川で探すには?

神奈川県には、インクルーシブ教育実践推進校があります。

特別支援学級の卒業後、神奈川で探すには?

神奈川で調べる入口

1県の学校一覧 → 学校と説明会を探す
2県の募集要領 → 条件と選考を調べる
3中学校 → 本人の希望と必要な支援を伝える

県は、知的障がいのある生徒の高校教育の機会を広げる特別募集を設けています。 一般募集もあります。

対象条件、検査、日程は募集年度の要領で確かめます。 県教育局インクルーシブ教育推進課が案内しています。

希望する学校に、通学時間や授業の支援も確かめます。別の地域では、都道府県の教育委員会から探せます。

特別支援学級の卒業後、働く場はどうつながる?

高校や高等部の後には、就職や福祉サービスなどの道があります。

特別支援学級の卒業後、働く場はどうつながる?

働く場の違い

1企業への就職:雇用契約を結ぶ
2就労移行支援:就職に向けて訓練する
3A型:雇用契約を結び働く
4B型:雇用契約を結ばず働く

進学先が一つの働き方を決めるわけではありません。進学や、生活面の支援を利用する道もあります。

B型は、雇用契約を結んで働くことが難しい人に、働く機会を提供します。 詳しくはB型の仕組みをご覧ください。

新たにB型を使う場合は、原則として就労選択支援で働く面を確かめます。就労経験がある人などには例外があります。 在学中の利用は通信制高校とB型で扱います。

特別支援学級の卒業後の進路は、いつ何をする?

中学在学中に、本人の希望と必要な支援を整理し、学校を比べます。

特別支援学級の卒業後の進路は、いつ何をする?

家族と学校で進める順番

1本人の好きなこと・困る場面を聞く
2学校の説明会や見学で、授業と通学を比べる
3募集条件を調べ、支援の引き継ぎを相談する

進路は、学びたいことと生活のしやすさの両方から考えます。県のガイドも、卒業後を見すえた情報の引き継ぎを挙げています。

本人が話しやすい方法で、希望を少しずつ聞きます。通学、休憩、課題の出し方を紙に書き出すと、学校同士を比べやすくなります。

特別支援学級の卒業後の進路で、何を比べる?

授業、通学、支援の受け方を同じ項目で比べると、違いが見えます。

特別支援学級の卒業後の進路で、何を比べる?

見学に持っていく確認メモ

1授業:人数と課題の出し方
2通学:時間と乗り換え
3支援:困った時に誰に伝えるか
4卒業後:進学・仕事の相談や体験

本人が落ち着いて過ごせる場所や、休める方法も確認します。説明会では、通学を実際に試すと負担を想像しやすくなります。

学校と家族が情報を共有すると、進学先への支援の引き継ぎにつながります。 どの支援が必要かは、本人の希望を中心に整理します。

特別支援学級での経験から、卒業後の相談と体験へつなげる

学級の名前だけで、卒業後の進路は決まりますか?

在籍している学級の名前と、本人が希望する進路を同じものとして決めつけないことが大切です。進学、働くこと、福祉の支援など、何を検討したいかを本人の希望と合わせて整理できます。学校で取り組みやすかった条件や支援も、相談の材料になります。制度ごとの利用条件や手続きは、それぞれの公式の案内と窓口で確かめます。

学校での経験は、どう説明すればよいですか?

作業や学習の名前だけでなく、どの説明があると取り組みやすかったかを残せます。一人でできたことと、見本や声掛けが役立ったことを分けます。時間割の変更や人とのやり取りなど、困った場面の具体例も相談できます。成績や結果だけでは分からない条件を伝えると、新しい場所で必要な支援を考えやすくなります。

見学や体験の前に、何を確認しますか?

どの場所で何を試すか、説明する相手、時間と移動、準備する物を聞けます。本人が見てみたい内容と、周囲が心配していることを分けておくと、体験の目的が明確になります。参加した後に誰と振り返るかも確認できます。見学へ行ったことだけで進路を決めず、実際に分かった条件を次の話し合いへ持ち帰れます。

家族と本人の希望が違う時は?

どちらかの希望だけに急いでそろえず、それぞれが何を大切にしているかを分けます。本人が伝えやすい方法や、話したい相手を選ぶことも相談できます。心配な点は、実際に確かめたい条件へ変えて見学や面談で聞けます。説明を受けた内容と、自分たちの希望を混ぜずに残すと、次の選択肢を考えやすくなります。

学校以外の窓口へ、何を伝えますか?

本人の希望、現在受けている支援、卒業後に予定している時期や生活の条件を整理します。学校で確認することと、福祉サービスや仕事について窓口へ聞くことを分けられます。情報を共有する際は、何を誰へ伝えるかを本人の希望と合わせて話します。一度に全てを説明できなくても、次につなげたい相談の目的を明確にできます。

卒業前後の予定は、どうそろえますか?

見学、体験、申請や応募、結果の連絡、利用や就業の開始を別に並べます。予定が決まったことと、まだ確認が必要なことを分けると、次の行動が見えやすくなります。生活や移動に必要な支援も合わせて相談できます。卒業という区切りだけで支えを終えるのではなく、本人の希望を次の担当者へつなぐ方法を考えられます。

出典一覧

学校と働く場の情報は、次の公的資料に基づきます。

資料の探し方

1国:制度や全国の調査
2県:学校や募集の案内
3学校:卒業後の具体的な説明
  1. [1] 文部科学省 令和4年度学校基本調査に基づく資料(2026年10月29日確認)
  2. [2] 文部科学省 通信制高校とは(2026年10月29日確認)
  3. [3] 文部科学省 通信制高校 FAQ(2026年10月29日確認)
  4. [4] 文部科学省 単位制高等学校(2026年10月29日確認)
  5. [5] 神奈川県 インクルーシブ教育実践推進校(2026年10月29日確認)
  6. [6] 神奈川県 公立高校入学者選抜実施要領(2026年10月29日確認)
  7. [7] 文部科学省 高校の通級による指導(2026年10月29日確認)
  8. [8] 厚生労働省 障害者の就労支援(2026年10月29日確認)
  9. [9] 厚生労働省 就労選択支援について(2026年10月29日確認)
  10. [10] 厚生労働省 障害福祉サービス基本指針(2026年10月29日確認)
  11. [11] 福岡県 特別支援教育推進ガイド(2026年10月29日確認)
  12. [12] 東京都 特別支援教育ポータル 卒業後の進路(2026年10月29日確認)
  13. [13] 栃木県立益子特別支援学校 進路指導室(2026年10月29日確認)