8050問題で障害のある家族はどこへ相談する?親子の悩みから選ぶ入口

8050問題は、高齢の親が中高年の子を支える問題です。
親の体調も、子の暮らしも心配になる。けれど、何から話せばよいか分からない。この記事では、そんな家族の相談先をまとめます。まずは、今いちばん困ることから読めます。
8050問題とは何ですか?障害者だけの話ですか?
高齢の親が子の暮らしを支える問題です。障害の有無だけで分ける言葉ではありません。

名前のもとは、80代の親と50代の子です。岡山県は、親が子の生活を支える状態と説明します。親の体と家計の負担にもふれています。2022年4月に更新された説明です。
この言葉は、子の病名を決めるものではありません。相談では、言葉に自分の家を当てはめるよりも、実際の困りごとを伝える形にできます。親の体調や、子の外出のつらさなどです。
障害のある人の暮らしには、障害の相談先があります。ひきこもりの悩みには、別の入口もあります。厚生労働省は、関係する窓口の連携を案内しています。
家族の名前ではなく、困りごとを見る
B-GO!の整理:言葉と相談の分け方
子の仕事だけの問題
働けば家の悩みも終わる
親子の暮らしを分けて見る
親の体調・子の希望・家計
親にも子にも、話を聞く入口があります。
家族の中で、原因を決める話から始めなくても構いません。「親が買い物を続けるのがつらい」。「子が役所へ出かけられない」。こうした暮らしの言葉を、相談の入り口にできます。
親が困ることと、子が困ることは分けて書けます。同じ家で暮らしていても、望むことは同じとは限りません。親の話を聞いた後で、子の希望も聞く。そんな相談の進め方をたずねられます。
相談先を、就職の窓口だけにしぼることもありません。厚生労働省の案内には、福祉や保健の窓口もあります。仕事の前に、暮らしの相談から始める道があります。
この記事で扱うのは、相談先を選ぶ入口です。ひきこもりの支え方の全体は、ひきこもりの相談と支援へ。親がいなくなった後の備えは、親亡き後の暮らしの備えへ進めます。
8050問題で障害がある時、どこへ相談しますか?
障害の暮らしの相談は、市町村が入口です。ひきこもりや介護は、それぞれの窓口も使えます。

入口は、今いちばん困ることから選べます。障害福祉サービスを知りたいのか。外へ出ることがつらいのか。親の介護や生活費が心配なのか。まず、話したいことを短く書き出します。
市町村の障害の相談は、サービスの説明も受けられます。厚生労働省は、情報を伝える支援を案内しています。専門の機関を紹介する役目もあります。通う先を決める前の相談に使えます。
ひきこもり地域支援センターは、家族からも相談できます。福祉や医療、仕事の機関とつながる入口です。障害の相談先と迷う時は、重なる悩みをそのまま話せます。
困りごとから選ぶ相談先の早見図
B-GO!の相談先早見表:親子の入口
| 今の困りごと | 相談の入口 | 話すこと |
|---|---|---|
| 障害のある子の暮らし | 市町村の障害の担当窓口 | 暮らしの手助けやサービス |
| 外出や人との関わり | ひきこもり地域支援センター | 本人や家族が困ること |
| 親の介護や健康 | 地域包括支援センター | 親の体調と家の暮らし |
| 生活費や家計 | 自立相談支援機関 | 収入や支払いの悩み |
| 仕事を探したい | ハローワークの専門窓口 | 仕事の希望と配慮 |
親の介護がきっかけなら、地域包括支援センターへ。横浜市は、高齢者と家族の相談を受けています。介護だけでなく、福祉や健康の相談も扱います。子の暮らしの心配も、あわせて伝えられます。
生活費の相談は、働き方の話と分けて始められます。自立相談支援機関では、暮らしの悩みを聞きます。家計を整える支援や、関係する窓口へのつなぎもあります。
悩みが重なる時は、入口を無理に決めきらなくて構いません。電話では「親の介護と子の暮らしの相談です」と伝えます。そのうえで、どの話を先に聞いてほしいかを添えられます。
すでに話せる支援者がいるなら、この表を見せられます。「家計のことも話したい」と書き足す形です。今の相談を切るのではなく、足りない入口を探すメモとして使えます。
8050問題は本人が来られなくても相談できますか?
はい。ひきこもりの相談は、家族だけでもできます。厚生労働省は、きょうだいの相談も案内しています。

本人が外へ出られない時もあります。家族に自分のことを話したくない時もあります。そんな時は、まず家族自身が困ることを話せます。本人を連れて行く予定から立てなくても構いません。
相談の言葉は、子を動かすための言葉にしなくて大丈夫です。「私が疲れている」。「家でどう声をかければよいか迷う」。親やきょうだい自身の悩みを、短く伝える形にできます。
横浜市のひきこもり相談は、家族も対象です。電話は名前を伝えずに使えます。来所の相談は予約をして進める案内です。2026年11月に市のページを読みました。
本人と話せる時も、難しい時も
家族から相談を始める道
本人も相談したいと話している?
本人の希望を添える
電話や来所の方法を選ぶ
家族だけで話す
家族自身のつらさも伝える
家族が話せるのは、家族から見た様子です。本人がどう感じるかは、分からないこともあります。メモには「本人の考えはまだ聞けていない」と書けます。分かることと、分からないことを分けます。
家族からの相談と、サービスの申し込みは別です。横浜市の新規の申し込みは、先に区へ相談します。相談した後に、使うサービスや手続きを考える流れです。
「本人に、相談することをどう伝えるか」。それも、相談したいことに入れられます。家族だけで話す時は、本人との関係も伝えます。外出を急がせる前に、家族の迷いを話す形です。
家族の関わり方や、相談を続ける道は別にまとめました。くわしくは、ひきこもりの相談と支援をご覧ください。この記事では、家族だけでも入口に立てることを押さえます。
8050問題の相談先を全国から探すには?
厚生労働省の全国一覧から、住む地域を選べます。

ひきこもりの相談先は、都道府県ごとに探せます。市の窓口がある地域も一覧に載っています。本人だけでなく、親やきょうだいも相談できます。
住む地域から相談先へ
都道府県を選ぶ
末尾の全国一覧を開く
地域の窓口を探す
担当する市町村を確かめる
連絡方法を選ぶ
電話・来所などの案内を読む
障害のある人の生活の相談は、市町村へつなげます。公式サイトで「市町村名 障害 相談」と探します。障害福祉課など、窓口の名前は地域で違います。
電話の前に、住所と困りごとをメモします。担当する地域が違う時は、その住所の窓口を聞けます。名前が似た施設でも、担当する地域を確かめます。
親の介護は、地域包括支援センターが入口です。生活費は、自立相談支援機関へ相談できます。子の仕事だけでなく、家全体の悩みを伝えます。
8050問題で親の介護も重なる時はどうしますか?
親の介護は、地域包括支援センターへ相談できます。子の障害の相談先と、役目を分けてつなげます。

親の体調の話と、子の暮らしの話を分けて書けます。親の通院や買い物がつらいこと。子が家事や手続きで困ること。家族の中で、誰が何をしているかも添えられます。
横浜市の地域包括支援センターは、家族も相談できます。介護、福祉、健康の悩みを聞きます。そのうえで、制度やほかの窓口へつなげます。2026年10月更新の市の説明です。
横浜市では、地区ごとに担当が分かれています。市の公式ページから、担当のセンターを探せます。近くに見える建物だけで決めず、住む地区で探します。同じ2026年10月の案内です。
親と子の相談を、家の外へ分ける
誰の悩みを、誰に話すか
親の体と介護
地域包括支援センター
健康や介護の相談
子の暮らし
市町村の障害の窓口
暮らしの支援の相談
外出や関わりの悩み
ひきこもりの窓口
家族からの相談とつなぎ
相談先が分かれても、家の悩みはまとめて伝えます。
親の支援が入っても、子の相談が終わるわけではありません。親のことを話す時に、同居する子の心配も添えます。「子の暮らしは、別に誰へ話すとよいですか」。つなぐ先をたずねる言葉にできます。
子が親の手助けをしている家もあります。その時は、子自身がつらいことも書き出せます。親の話を代わりにする役目と、自分の相談をする役目。その違いを分けて伝えるメモにできます。
窓口が変わる時は、連携の方法も聞きます。「次の窓口には、自分から連絡しますか」。この問いを添え、連絡する人を決めて帰れます。
ここでは、親の介護と子の支援をつなぐ入口までです。住まいやお金を先まで整える話は、親亡き後の暮らしの備えにまとめています。今の介護の相談と、将来の備えを分けて読めます。
8050問題は障害者手帳がなくても相談できますか?
はい。家族の悩みを話す相談の入口があります。神奈川県は、本人や家族の相談を受けています。

「手帳を持っていないから話せない」。そう考える前に、相談と申し込みを分けて見ます。ひきこもりの悩みを話すことと、サービスを申し込むこと。この記事では、まず前の入口を案内しています。
診断を受けているか分からない時も、そのまま伝えられます。家族だけで病名を考えるより、暮らしの様子をメモにします。外出や家事、手続きで困る場面です。本人の言葉があれば、別に書き添えます。
横浜市のサービスの申請には、手帳がない人の道もあります。精神障害があり、診断書などで申請できる時です。先に区役所へ相談します。
悩みの相談と、サービスの申請を比べる
手帳の話で入口を閉じないための比べ表
| 比べること | 悩みの相談 | サービスの申請 |
|---|---|---|
| 最初に話す内容 | 本人や家族が困ること | 使いたい支援と暮らしの様子 |
| 入口 | ひきこもりの窓口など | 市町村の障害の担当窓口 |
| 手帳がない時 | 手帳を待たずに悩みを話す | 横浜市は診断書などの道を案内 |
横浜市の案内には、自立支援医療などの例もあります。精神障害を理由に受ける年金なども挙げています。どの書類で進めるかは、区との相談につながります。同じ2025年10月の案内です。
この書類の扱いは、横浜市の説明です。ほかの市町村へ相談する時は、その地域の案内を使います。手元の書類を伝え、申請へ進む道を聞けます。最初から横浜市と同じ書類を集める形にはしません。
仕事探しにも、手帳がない人の相談先があります。ハローワークは、手帳がない人も使えると案内します。仕事の希望がある時の入口です。障害福祉サービスの申請先とは分けて考えます。
書類は、手元にある物の名前だけ控えます。診断書がなくても、相談先を探すことはできます。相談後に必要な書類を聞き、申請の準備へ進みます。
8050問題で仕事の相談を始めるには?
仕事探しはハローワークが入口です。B型を使う相談は、市町村の窓口で始めます。

仕事の相談では、まず本人が望むことを書けます。求人を見たいのか。働き方を知りたいのか。家族が心配することとは、分けて書きます。「まだ決めていない」も、今の気持ちとして残せます。
ハローワークには、障害にくわしい職員や相談員がいます。仕事の情報を伝え、就職の相談に応じます。障害のある人向けの求人だけでなく、一般の求人も探せます。
B型は、求人へ応募する窓口とは違います。横浜市は、雇用契約を結ばないサービスと説明します。相談の窓口は、各区の福祉保健センターです。
今、本人が相談したいことは?
仕事を探したい?支援を知りたい?
ハローワーク
働く時間・仕事内容・配慮を相談
市町村の障害の窓口
利用の条件・必要な手順を相談
まだ決められない時は、暮らしの相談から。
家族は、仕事の話を早く進めたいかもしれません。その気持ちは、家族の相談として書けます。本人の希望と家族の希望を、同じ欄にまとめずにおく。相談で違いを伝えるための書き方です。
外出や人との関わりがつらいなら、その話も先に添えます。ひきこもりの相談窓口は、就労の機関とも連携します。仕事の窓口へ直接行くか迷う時の入口にもなります。
横浜市のB型の案内には、就労選択支援も出てきます。アセスメントで課題を整理する道として書かれています。相談では、今の自分が通る手順を話題にできます。2026年9月更新の説明です。
ここでは、仕事の相談先の違いまでを押さえます。B型の仕組みは、就労継続支援B型とはへ。申し込みから通い始める手順は、B型を使い始めるまでの流れで読めます。
8050問題で生活費が足りない時はどこへ相談しますか?
家計の相談は、自立相談支援機関が入口です。生活保護の相談と申請は、福祉事務所です。

生活費の悩みは、子の就職の話だけにまとめずに書けます。今ある収入で、何の支払いに困るのか。親の通院などで、出ていくお金が変わったのか。家計の相談として、別の欄に残します。
厚生労働省は、家計を見える形にする支援を案内します。状況に合う支援を考え、関係する機関へつなげます。自立相談支援機関では、暮らしの悩みから話せます。
相談へ持っていくメモは、入るお金と出るお金に分けられます。年金などの収入。食費や住まい、通院にかかる支払い。正しい家計簿を作ることを目標にせず、困る支払いを先に書く形です。
家計の流れから、相談先を探す
B-GO!の家計メモ:額を決めずに流れを見る
入るお金
年金など、今ある収入
出るお金
食費・住まい・通院など
足りない所を話す
自立相談支援機関へ
保護の相談は福祉事務所へ
生活保護は、住む地域の福祉事務所へ相談します。福祉事務所がない町村は、町村役場でも申請できます。子の仕事の相談とは、窓口が違います。暮らしの費用の話として伝えます。
障害基礎年金の請求先は、原則として住む市区町村です。初診日が第3号被保険者の期間なら別です。年金事務所などへ出します。2025年12月更新の日本年金機構の案内です。
年金の相談では、今ある年金と、相談したい年金を分けます。親の年金のことか。子の障害基礎年金のことか。手元の通知の名前をメモすると、何を聞きたいかを自分でも整理できます。
この章は、家計と年金の相談先までを扱います。将来の住まいや、親がいなくなった後のお金は、親亡き後の暮らしの備えへ進めます。今困る支払いと、先の備えを分けて読めます。
8050問題の相談では何を伝えればよいですか?
親の介護、子の暮らし、家計の悩みを分けて伝えます。関係する窓口へつなぐための話になります。

最初の電話では、次のように話せます。「同居する親と子の生活の相談です」。「親の通院が増え、買い物が難しくなりました」。「子は電話が苦手で、今日は家族が話します」。
続けて、誰の希望かを分けて伝えます。「子は、まず外出の不安を相談したいと言います」。「親の私は、今月の生活費が心配です」。本人に聞けていない所は、そのまま伝えます。
使っている支援があれば、その名前も添えられます。通っている病院や、話せる支援者のことです。次の相談で何を聞くかを考えるためのメモです。家族で書ける範囲から、空いた紙にまとめられます。
相談の前に持ち出せる確認メモ
B-GO!の持ち出しメモ:分かる所から書く
親と子、それぞれの困りごと
体調・家事・外出・手続き
本人の希望と家族の心配
分かることと、まだ聞けていないこと
今ある支援と話しやすい方法
相談中の窓口・手元の書類・連絡の希望
手帳や年金の通知などは、持っている物の名前を控えられます。最初の相談メモと、申請の書類は分けます。横浜市も、サービスの新規申請は先に区へ相談する流れです。
家族だけで電話するなら、最初の言葉も書いておけます。「同居する家族の暮らしの相談です」。「本人は今、外へ出ることが難しいです」。その後に、自分が困ることを続ける形です。
話しにくいことは、後で話したいと書いておけます。本人の前で話しづらい内容があることも、メモにできます。相談の場所や方法について、最初に聞きたいこととして分けておきます。
家族の記憶だけで説明しきろうとせず、メモを見ながら話せます。窓口で受け取った案内も、その紙と一緒に残せます。次に話す時は、変わったことを足す形で使えます。
8050問題の相談後は何を持ち帰ればよいですか?
次に話す窓口と、連絡の進め方を持ち帰ります。相談先は、関係する機関と連携する役目があります。

相談が終わる前に、次にすることを自分の言葉で書けます。別の窓口へ電話するのか。今の相談先で、また話すのか。家族が動くことと、支援者へ頼みたいことを分けて残します。
別の窓口を案内されたら、名前だけでなく役目も書けます。「親の介護を話す所」。「子のサービスを話す所」。長い課の名前に、相談したい内容を添える形です。家に帰ってから、目的を読み返せます。
障害福祉サービスを使う話になったら、計画相談支援もあります。サービス等利用計画を作る支援です。使い始めた後に、計画を見直す支援も行います。市町村が相談の入口です。
相談の後、家へ持ち帰ること
B-GO!の持ち帰りメモ:次の連絡を見える形に
| 書いて帰ること | 自分の言葉で残す内容 |
|---|---|
| 次の相談先 | 窓口の名前と、何を話す所か |
| 連絡する人 | 本人・家族・支援者の役目 |
| 連絡の方法 | 電話や来所など、次に相談する方法 |
| まだ話せていないこと | 本人の希望、親の体調、家計の心配 |
計画相談支援は、最初の悩みの相談とは役目が違います。通う先をまだ決めていないなら、そのことを伝えます。今は何を相談し、次に何を考えるのか。話の段階を分けて聞くためのメモにできます。
本人へ相談の内容を伝える時も、すべてを決めた形にしません。「家族として困ることを話してきた」と分けて伝えられます。本人が聞きたいことがあれば、次の相談のメモへ足す形です。
ひきこもりの相談を続ける方法は、ひきこもりの相談と支援へ。将来の住まいやお金の話は、親亡き後の暮らしの備えへ進めます。今の入口と、その先の話を分けて使えます。
最初の相談で、家の悩みをすべて話しきる目標にはしません。まず、今いちばん困ることを書きます。家族だけで話せる入口もあります。住む地域の相談先へ、そのメモから話を始められます。
出典
- 8050問題について|岡山県 健康推進課
- ひきこもりVOICE STATION「全国の相談窓口はこちら」|厚生労働省
- 障害のある人に対する相談支援について|厚生労働省
- 相談窓口一覧(ひきこもり)|神奈川県 精神保健福祉センター
- ひきこもり総合支援・若者相談センター相談窓口|横浜市
- あなたのお住まいの地区を担当している地域包括支援センター|横浜市 地域支援課
- 障害福祉サービスの利用手続きについて|横浜市
- 障害児支援利用計画・サービス等利用計画について|川崎市
- 障害福祉サービス・障害児通所支援等|相模原市
- 介護給付・訓練等給付のご案内|藤沢市
- オンライン申請について-障害福祉サービス-|横浜市
- 障害のある皆様へ|厚生労働省 ハローワークインターネットサービス
- 就労継続支援事業(B型)|横浜市 障害施設サービス課
- 生活困窮者自立支援制度|厚生労働省
- 生活保護制度|厚生労働省
- 障害基礎年金を受けられるとき|日本年金機構
