就労継続支援B型と親亡き後|障害者の暮らしをつなぐ準備

親亡き後の準備とは、本人が暮らしを続けるために、助けをつなぐことです。
- 住む所と、昼に行く所は分けて考えます。
- もらうお金と、払うお金を見えるようにします。
- 本人の気持ちを聞き、今つながっている人と少しずつ備えます。
親亡き後に備えて、何を整理しますか?
住まい・お金・昼の居場所・相談先を分けて考えます。

国は、地域生活支援拠点等を整えています。
この整理は、家族だけがしていることを、誰と続けられるか考えるためのものです。
どこで暮らし、家ではどんな助けがいるか
今もらうお金・払うお金・日々の支払い
B型などへ通う・ほかの助けを使う
今つながる人・これから頼る人
親が元気なうちから、今どんな手伝いをしているかを見ておけます。
たとえば、朝に声をかけることや、出かける用意を一緒にすることも助けの一部です。
全てを一度に決めなくてもかまいません。本人が続けたい暮らしから、話せる所を探します。
親亡き後の住まいは、どう考えますか?
住む所、家で受ける助け、B型へ通う道を分けて考えます。

国の案内でも、昼の助けと住まいの助けは分かれています。
住まいの備えは、家の名前だけでなく、そこでどう暮らせるかを考えることです。
| 分けて見ること | 今の暮らしで確かめること | 変わる時に確かめること |
|---|---|---|
| 住む所 | 本人はどこで暮らしたいか | 今の家で暮らすか、住む所を替えるか |
| 家で受ける助け | 今は誰が何を手伝っているか | 次は誰と続けられるか |
| 昼に通う道 | 家を出てから帰るまで | 通う道や時間が変わっても続けられるか |
昼の支援と住まいの支援を分け、本人の望む暮らしから考えます。
今の家で暮らし続ける道もあれば、住む所を替える道もあります。
家だけを決めて終わりではなく、朝や夜に誰の助けがいるかも見ておきます。
たとえば、家が変わると、いつも使うバスや、歩く道も変わることがあります。
親亡き後のお金は、B型の工賃だけで考えますか?
いいえ。障害年金も、条件に合う人が受け取るお金です。

今もらうお金と払うお金を分け、日々の支払いの助けも考えます。
お金の備えは、いくら残すかだけでなく、誰とどう使うかも考えることです。
受けている年金や工賃など。受給の条件や額は人ごとに違う
住む所・食事・福祉の利用などにかかるお金
契約や日々の支払いで、どこに助けがいるか
入るお金・出るお金と、支払いを助ける人を整理します。
受け取るお金の名前と、何に払っているかを、別の欄に書いてみます。
今は家族がしている支払いを、自分でできる所と、助けがいる所に分けます。
日常生活自立支援事業は、福祉を使うことや、日々のお金の管理を助ける仕組みです。
日々の手続きなどを一人で進めるのが難しい人を、契約で助ける仕組みです。その契約の中身を判断できることも、使うための条件になります。
親亡き後の昼の居場所は、B型だけですか?
いいえ。昼の助けには、B型のほかに生活介護などもあります。

働く場がほしいか、暮らしのどこで助けがいるかを分けて考えます。
昼の居場所は、昼にどこで過ごし、どんな助けを受けるかという話です。
| 例 | 支える主なこと | 合わせて見ること |
|---|---|---|
| B型 | 働く機会や、作業をするための助け | 本人に必要な手助けと、利用の条件 |
| 生活介護 | 昼の介護や活動の場。生産活動もある | 昼の介護や活動の助けと、利用の条件 |
ほかにも支援はあります。使えるかは、本人にいる助けと制度の条件を合わせて考えます。
B型は、働く場や、そのための助けを得る選択肢です。住む所そのものではありません。
昼に何をしたいかと、暮らしの中でどんな手伝いがいるかを、別々に話してみます。
病気や障害の名前だけで、行く先を決める話ではありません。
親亡き後の準備は、誰と進めますか?
今の相談支援やB型と、市の福祉の窓口で、役割を分けて備えます。

たとえば、藤沢市なら障がい者支援課が窓口です。
相談先は、本人にいる助けを一緒に探し、つないでくれる所です。
福祉の手続きや、使う支援を相談する
| 話す相手 | 一緒に整理すること |
|---|---|
| 今のB型・相談支援 | 今していることと、暮らしが変わる時にいる助け |
| 住んでいる市の福祉の窓口 | 使う福祉サービスや、地域の相談先 |
| 日々の支払いを支える窓口 | 何に困っているか、利用の条件は何か |
| 法律面の専門窓口 | 契約や財産などの話。福祉の通い先だけで決めない |
福祉の手続き、日々の支払い、法律の相談で役割を分けます。
今つながっている人へ、暮らしが変わる時の心配を話せます。
「今はこのことを手伝っています。次は誰と考えればよいですか」と話してみます。
成年後見制度は、本人の権利を法律面から支える仕組みです。
契約や財産のことは、福祉の通い先だけで決めず、担当する窓口へつなぎます。
親亡き後、急に家族の助けがなくなった時は?
地域生活支援拠点等が、急な時の相談や受け入れを支えます。

利用する前に、登録や連絡のしかた、受け入れの条件を確かめます。
急な時の備えは、いつもの助けがなくなった時に、誰とどうつながるかです。
今どんな助けがなくなり、何に困っているかを伝える
地域生活支援拠点等や、使える支援を一緒に確かめる
対応できること・難しいこと・次の連絡を戻す
受け入れの条件と、本人が伝えてよい情報を確かめます。
地域によって、先に登録がいるか、どこへ連絡するかは違います。
今つながる人と、次の欄を確かめておくと、急な時にも話をつなぎやすくなります。
| 急な時に向けて | 確認したこと | まだ分からないこと |
|---|---|---|
| 連絡先 | いつもの相談先から、どこへつなぐか | 夜や休みの日の連絡先 |
| 事前の準備 | 登録がいるか、どこへ話すか | 登録や連絡の条件 |
| 受け入れの条件 | どんな時に、どんな対応ができるか | 今すぐの空きや受け入れは、その都度確認 |
| 情報をつなぐ範囲 | 本人と、誰に何を伝えてよいか確かめる | まだ話していない相手や内容 |
このメモは、いま開いている画面だけで使えます。ログインや自動保存はなく、入力は送信されません。残したい内容は、印刷するかコピーして保管できます。
親亡き後に備えて、何を伝えておきますか?
好きなことや、困った時にしてほしい助けを残します。

支援の計画も、やりたいことや、いつもの暮らしを見て作ります。
このメモは、本人と周りの人が、いつもの暮らしを分かるようにする控えです。
| 書く欄 | 今分かっていること | まだ分からないこと・誰と話すか |
|---|---|---|
| 本人の好き・いや | 本人が伝えていること | どんな伝え方なら選びやすいか |
| 今受ける助け | 誰が、どの場面で手伝っているか | その人がいない時にどうするか |
| 今つながる人 | いつもの相談先 | 暮らしが変わる時に誰へ知らせるか |
| 次に確かめること | 決まったことと確かめた日 | 未確認のまま残すことと、話す相手 |
まだ分からない欄は、そのまま残して次の相談で確かめます。
きれいな文章にしなくてもかまいません。「今はここが心配」と短く残せます。
家族が考えていることと、本人が話していることは、分けて書いてみます。
本人と、何を誰に見せてよいかも確かめてから、話をつなぎます。
書ける所から、短い言葉で残してみてください。
親亡き後の暮らしを、本人とどう話しますか?
好きなことや、いやなことを聞き、少しずつ体験しながら話します。

国のガイドも、本人が経験をもとに選べるようにする助けを示しています。
本人の気持ちを大事にするとは、周りの人だけで、次の暮らしを決めないことです。
絵や言葉、いつもの様子から、気持ちを確かめる
初めての場所を見たり、暮らし方を試したりする
よかったこと・つらかったことを、次の助け方へ戻す
本人のペースで、これからの暮らしを少しずつ考えます。
すぐには言葉にできない時もあります。普段の過ごし方や、試した時の様子も手がかりです。
家族がよいと思った道が、本人にも同じようによいとは限りません。
やってみて違うと感じたら、その気持ちも、助けてくれる人へ伝えてかまいません。
親が担っている支援を、本人と地域へつなぎ直す
まず何を一覧にしますか?
通所の連絡、書類の保管、支払い、通院の付き添いなど、今誰が何をしているかを書き出します。本人ができることと、手助けを希望することを分けて確認します。親がしているという理由だけで、すべてを別の家族へ移すと決めないことが大切です。生活、福祉、財産の相談先も分けて整理します。
緊急の連絡先はどう残しますか?
事業所、相談支援、自治体など、現在つながっている担当と連絡できる時間を確認します。親が連絡できないときに誰から伝えるかも、本人と相談しておきます。個人の書類や連絡先を共有するときは、本人が分かる範囲と希望を確認します。古い連絡先が残らないよう、担当が替わった節目に見直します。
将来の仕組みを決める前にできることは?
本人が話しやすい相手との面談を続け、希望する生活と必要な手助けを具体化します。住まいやお金の制度は、名前だけで選ばず、役割や手続き、費用をそれぞれ確認します。一度にすべてを決めず、現在の連絡と書類の整理から進められます。家族の不安も本人の希望と別に相談できます。
出典一覧
国の制度と、地域の案内を分けて参照しています。新しく確かめた資料には、資料の時点と今回の確認日を記します。
- [国の地域支援] 地域生活支援拠点等資料の時点:本文の更新日未表示
- [横浜のあんしん施策] 将来にわたるあんしん施策とは資料の時点:2024-05-09更新
- 障害福祉サービスについて(障害福祉サービスの内容)資料の時点:更新日表示なし
- 障害福祉サービスの利用等にあたっての意思決定支援ガイドラインについて(平成29年3月31日 障発0331第15号)資料の時点:2017-03-31通知
- 障害年金(障害基礎年金・障害厚生年金の受給要件の概要)資料の時点:2023-03-01更新
- 障害者の利用者負担資料の時点:更新日表示なし
- [日々の支払いの支援] 日常生活自立支援事業資料の時点:資料の更新日未確認
- 障害者総合支援法施行規則(平成18年厚生労働省令第19号)資料:現行条文
- 介護給付・訓練等給付のご案内資料の時点:2026-10-05更新
- 障害福祉サービスを利用するには(よくある質問)資料の時点:2026-06-22更新
- [裁判所の案内] 成年後見制度(後見・保佐・補助)の概要を知りたい方へ資料の時点:資料の更新日未確認
- 指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準(平成18年厚生労働省令第171号・略称「指定基準」)資料:現行条文
