就労継続支援B型の苦情はどこへ?窓口と伝え方を整理

就労継続支援B型の苦情は、支援の困りごとを伝える申し出です。
通っている先への不満は、言い出しにくいものです。これからも通いたいからこそ、迷うこともあります。まずは、誰に何を伝えられるかを整理します。
B型の苦情は、どこへ伝えられますか?
事業所の受付のほか、第三者委員や外の窓口へ伝えられます。

B型の事業所には、苦情を受け付ける窓口を設けるなど、適切に対応するための措置が必要です。本人だけでなく、家族からの苦情も対象です。受けた内容を記録する決まりもあります。
まず、その窓口へ困りごとを伝える道があります。担当の職員との間で起きたことでも構いません。その職員だけに伝える形にせず、受付先を選べます。
事業所が選んだ第三者委員も、相談の入口です。職員とは別の立場から、話し合いを支えます。直接、苦情を受け付ける役目もあります。
事業所の外には、運営適正化委員会があります。福祉サービスの苦情について相談を受けます。市町村にも、運営の問題を伝える道があります。
苦情を伝える先のつながり
B-GO!の段階図:内側から外の相談先へ
事業所の窓口
困ったことと希望を伝える
第三者委員
直接の受付や話し合いの支え
運営適正化委員会
福祉サービスの苦情を相談
市町村の担当課
事業所の運営の問題を伝える
内側で話せない時は、外の窓口から選べます。
この図は、相談先の役目を並べたものです。上から順に、すべてを通る決まりではありません。国の通知は、使う仕組みを本人が選ぶとしています。
言い出すのがこわい時は、その不安から話せます。事業所へ直接伝えるのがつらいことも添えます。窓口を選ぶ時は、自分が話しやすい方法も考えます。
ここで扱うのは、支援の苦情を伝える仕組みです。特定の事業所の評判を決める話ではなく、自分の困りごとを届けるために使います。
B型の苦情窓口では、誰が何をしますか?
受付担当者が話を受け、責任者が解決にあたります。

国の指針は、受付と責任者の役目を分けています。苦情受付担当者は、話の内容や本人の希望を聞きます。それを記録し、責任者らへ伝える役目です。
苦情解決責任者は、施設長などが担う形です。受け付けた話について、解決に向けて動きます。誰が責任を持つかを、はっきりさせるためです。
第三者委員は、当事者だけの話し合いを支えます。本人と事業所への助言や、話し合いへの立ち会いをします。本人から直接、話を聞くことも役目に入ります。
苦情を支える人の役目
受付から話し合いまでを分けて見る
受付担当者
聞く・記録する・伝える
解決の責任者
話し合い・対応の見直し
第三者委員
間に入り、助言する
この役目の分け方は、国の指針によるものです。苦情を受け付ける窓口を設けるなど、適切に対応するための措置は、省令でも求められています。指針と省令は、根拠を分けて読みます。
名前や連絡先は、事業所の掲示などで探せます。国の指針は、こうした方法で知らせる形です。受付先が見つからない時は、窓口の案内を求めます。
ふだんの支援員に話すことと、苦情の受付は分けて考えます。正式に届けたい時は、その希望を言葉にします。「苦情として記録してほしい」と伝える形です。
サービス管理責任者は、職員への助言も担います。ただし、苦情の責任者と同じ名前の役目ではありません。誰が苦情を受けるかは、窓口の案内で見ます。
苦情の相手が受付の人なら、そのことも書きます。相手を通してしか話せないと考えず、第三者委員などの入口も使えます。
B型の職員の態度も、苦情として話せますか?
はい、職員の言葉や説明の仕方も相談の対象です。

神奈川の委員会の案内には、言葉づかいの例があります。職員の対応で傷ついたことも、相談の入口です。分かる言葉で説明してもらえない例も載っています。
契約と支援の中身が違う時も、相談できます。知られたくない話を、ほかの人にされた例もあります。作業の内容だけに限る仕組みではありません。
「対応が悪い」としか言えない時もあるでしょう。その気持ちを、すぐに消すことはありません。伝えるメモでは、起きたことを少し足してみます。
たとえば、説明の途中で話を終えられた時です。何を聞きたかったかを書きます。その結果、何が分からず困ったかも添えます。
不満の言葉を、伝わる形へ
気持ちを消さず、出来事を足す
| 今の言葉 | 書き足すこと |
|---|---|
| 態度がつらい | どの言葉や行動で困ったか |
| 説明がおかしい | 何を聞き、何が分からないか |
| 話が違う | 説明されたことと今の違い |
右の欄は、相談メモを書くための問いです。
仕事の注意を受けた時も、内容と伝え方を分けます。何を直すよう言われたのかを書きます。それとは別に、つらかった伝え方も残します。
相手の性格を決める言葉は、なくても伝えられます。自分が聞いたことや見たことを中心にします。相手の考えを想像した部分は、分けて書きます。
ほかの人から聞いた話も、区別して残します。自分がその場にいたのかを添える形です。話を大きくするより、分かる範囲をそろえます。
望む対応は、謝ってほしい気持ちだけに限りません。説明をやり直してほしいという希望も書けます。人前ではなく、別の場所で話したいとも伝えられます。
国の指針は、苦情を支援の見直しにつなげます。困ったことを伝えるのは、支援を話し合う入口です。自分の感じ方を、他人と比べる作業から始めなくて構いません。
B型の苦情は、どんなメモで伝えますか?
出来事と自分の希望を分けて書く形が使えます。

国の指針では、受付時に内容と本人の意向を記録します。自分のメモも、その区切りに合わせられます。長い文章にせず、短い言葉を並べる形で構いません。
出来事の欄には、場所や相手を書きます。何を言われ、どんな対応を受けたかも残します。覚えていない部分は、覚えている所と分けます。
困ったことの欄には、自分への影響を書きます。説明が分からず、作業を始められなかったなどです。気持ちと、支援で止まったことを分けても使えます。
持って行く苦情メモ
B-GO!の確認メモ:内容と希望を分ける
起きたこと
場所・相手・言葉・対応
困っていること
つらさ・支援への影響
望む対応
変えてほしいこと・返事の方法
望む対応の欄には、変えてほしいことを書きます。説明のやり直しや、話す場の変更などです。まだ決められない時は、まず話を聞いてほしいと書けます。
そのまま使える伝え方は、次の形です。自分の言葉に直し、書ける欄から埋めます。
B型の支援について苦情を伝えます。
【起きたこと】で困っています。
私は【困っていること】と感じています。
【望む対応】を話し合いたいです。
返事は【受け取りたい方法】でお願いします。
説明の紙や支援の計画があれば、手元で見比べます。事業所は、大事なことを書いた文書を渡して説明します。計画も、説明と文書での同意を経て渡す仕組みです。
紙のどの部分と違うと感じたかに印を付けます。事業所へ渡すメモは、手元にも残しておきます。後から説明が変わった時も、見返せるようにするためです。
電話で話すなら、最初に伝えたい点を見える所へ置きます。話しながら整理するのがつらければ、紙を読む形も選べます。神奈川の委員会は、手紙などでも相談を受けます。
文章がうまいかどうかは、相談の中身とは別です。気持ちが強くなる時は、そのまま読むつもりで書きます。後から足したいことは、追記の欄へ分けておけます。
B型へ苦情を言いにくい時、外へ直接話せますか?
はい、第三者委員や運営適正化委員会へ直接話せます。

国の指針は、第三者委員による直接の受付を示しています。受付担当者との話し合いを終えてからに限る形ではありません。相手に直接言えない事情も、初めに伝えられます。
運営適正化委員会も、外の相談先として選べます。国の通知は、どの仕組みを使うかは本人が選ぶとしています。事業所の返事を持っていない時も、その状況から話します。
話し始める入口を選ぶ
自分が話せる相手から考える
事業所の窓口に話せそう?
受付へメモを渡す
内容と望む対応を伝える
外の相談先へ
直接話せない事情も伝える
第三者委員も、本人から直接受け付けます。
神奈川の委員会は、名前を出さない申し出も受けます。相談は無料と案内しています。2026年11月2日に開いた案内で確かめました。
名前を出すのが不安なら、その希望を初めに伝えます。事業所へ、どの内容を伝えてよいかも話します。相手へ連絡する前に相談したい、と希望を書く形です。
名前のほか、話の中身から本人が分かる不安もあります。誰のどんな話を出すかは、窓口と相談する項目です。最初から、ほかの人の詳しい情報まで送らずに話せます。
外へ相談すると通いづらくなる、という不安も残せます。困っている内容と、その後の心配を分けて書きます。支援を続けたいという希望も、一緒に伝えます。
まずは話を聞いてほしいのかも、言葉にします。事業所とのやり取りを手伝ってほしいのかも分けます。希望を聞いてもらうための、相談の始め方です。
その場で話し合いの方法まで決めなくても構いません。自分がつらくなる場面を、先に整理しておけます。対面か、紙か、電話かも、伝える時の選び方です。
B型へ苦情を伝えた後は、どう進みますか?
事業所は内容を記録し、話し合いで対応を考える流れです。

苦情を受けた事業所には、内容を記録する決まりがあります。伝えたことが記録されたかも、返事で確かめる項目です。自分のメモと、受け取られた内容を見比べます。
話し合いでは、何が起きたかと、どう直すかを分けます。説明を聞いても分からない点は、書き残します。納得できた点と、まだ困る点を分けても使えます。
第三者委員は、話し合いへの立ち会いや助言をします。当事者だけでは話しにくい時の支えです。立ち会ってほしい理由を、先に伝える形もあります。
伝えた後に見ておく流れ
受付だけで終えず、対応まで見返す
内容を記録
出来事と本人の希望をそろえる
話し合う
説明と見直す内容を聞く
結果を見返す
変わった点と残る困りごと
第三者委員には、対応の様子を聞く役目もあります。
返事を受けたら、何を変えると説明されたかを残します。誰から返事があったかも、自分のメモへ足します。口頭の話を、自分の言葉で書き直しておけます。
いつ返事を受け取るかは、その場で話す項目です。連絡の目安や、返事を受ける方法を尋ねます。通う日に人前で話されるのがつらい時も、その希望を添えます。
返事の中に、聞きたい点が抜けていることもあります。その時は、残った問いだけを短くまとめます。最初の話をすべて書き直すより、違いを示す形です。
外の委員会では、相談のほか、調べやあっせんの仕組みがあります。あっせんは、間に入って話し合いを支える方法です。どの進め方を望むかも、相談の中で話します。
事業所は、委員会の調べなどにできるだけ協力します。市町村の調べへの協力や、指導後の改善も決まりです。事業所の中だけで閉じる仕組みではありません。
対応の後も困る時は、何が残ったかを伝え直します。前の申し出と返事を、まとめて示す形です。新しく起きたことは、前の出来事と分けて追記します。
B型の苦情を神奈川で相談する入口はどこですか?
県域の入口は、かながわ福祉サービス運営適正化委員会です。

相談専用の電話は、045-311-8861です。受付は平日9〜17時で、来所は予約制です。2026年11月2日に開いた公式案内によります。
窓口の名は、同委員会の事務局です。電話のほか、メールなどでも相談を受けます。電話で話すのがつらい時は、文章で伝える方法を選べます。
メールは、tekisei@knsyk.jpです。送る前に、本文へ入れる個人の情報を見返します。2026年11月2日に開いた案内の連絡先です。
神奈川県の相談窓口一覧にも、この委員会が載っています。県の窓口一覧から、相談先をたどる方法もあります。2026年1月14日更新の資料です。
神奈川の相談先を分ける
県域の委員会と、市の入口
県域:かながわ福祉サービス運営適正化委員会
横浜
市福祉調整委員会も相談先
川崎
障害者施設指導課が苦情受付
相模原
住む地区の相談課が支援の入口
市の苦情受付と、支援の相談窓口は分けて見ます。
横浜市には、市福祉調整委員会もあります。福祉保健サービスの苦情を受け、調べや調整をします。障害福祉も、その相談の対象です。
横浜で、使う支援の手続きも話したい時は別です。各区福祉保健センターが入口になります。大人の窓口は、高齢・障害支援課です。
川崎市は、B型を含む通所の苦情受付を示しています。担当は、障害者施設指導課の事業者指導担当です。支援を使う相談の区役所窓口とは、分けて案内しています。
相模原市は、住所の区や地区で相談先が分かれます。中央区は、中央高齢・障害者相談課です。南区は、南高齢・障害者相談課です。
相模原のこの案内は、支援を使う相談の入口です。苦情を外へ伝えたい時は、県域の委員会も選べます。相談の目的を、連絡の初めに添えます。
B型の苦情で、市町村と委員会はどう違いますか?
委員会は話し合いを支え、市町村は調べや指導も担います。

運営適正化委員会は、福祉サービスの苦情を扱います。相談や助言、あっせんなどの仕組みがあります。本人と事業所の間に入り、解決を支える役目です。
市町村は、事業所に報告を求めたり、調べたりします。事業所には、その調べへの協力が求められます。指導や助言を受けた時は、改善する決まりです。
外の相談先の役目を比べる
B-GO!の比べ表:伝えたい目的で選ぶ
| 相談先 | 主な役目 |
|---|---|
| 第三者委員 | 直接の受付・立ち会い・助言 |
| 運営適正化委員会 | 苦情相談・調べ・あっせん |
| 市町村の担当課 | 運営の問題の把握・調べ・指導 |
相談支援専門員には、支援の計画について話せます。
川崎市は、市でも苦情や運営の問題を受けるとしています。B型の苦情の担当課まで、公式ページで示しています。事業所の受付だけに限る案内ではありません。
横浜市福祉調整委員会は、市の別の仕組みです。市や区の機関、事業所などへの苦情を聞きます。調べや調整を行う役目が、公式ページに書かれています。
同じ市の中でも、支援の手続きとは担当が分かれます。川崎市の計画の相談先は、区役所の高齢・障害課です。苦情の受付先と、混ぜずに見ると探しやすくなります。
相談支援専門員には、支援の計画について話せます。計画相談支援は、計画づくりや見直しをする支援です。困りごとが支援全体に関わる時の、別の相談の入口です。
連絡する時は、事業所の名前と所在地を添えます。自分が住む地域も、一緒に伝える形です。どこの運営についての話かを、受付側とそろえます。
目的は、相手を罰してもらうことだけに絞りません。支援を直してほしい点や、調べてほしい点を書きます。窓口の役目と自分の希望を、合わせて話すためです。
B型の苦情を家族が伝える時は、何をそろえますか?
家族も相談でき、本人の希望と見聞きしたことを分けて伝えます。

神奈川の委員会は、本人のほか、家族らの相談も受けます。本人の様子をよく知る人からも話を聞く案内です。本人がその場で話せない時も、相談の入口があります。
家族が書くメモは、本人の言葉と家族の考えを分けます。本人が何をつらいと話したかを残します。家族が変えてほしい点は、別の欄へ書きます。
本人に代わって話す時は、どこまで話すかも相談します。人に知られたくないことや、返事の受け方も聞きます。通い続けたい気持ちがあれば、それもメモに残します。
相談へ持って行く言葉
本人と支える人で、別々に残す
本人の言葉
つらいこと・望む支援・話してよい範囲
支える人のメモ
自分で見聞きしたこと・本人から聞いたこと
連絡先と、返事を受け取る人も添えます。
家族がその場で見たことは、そのまま書きます。本人から聞いた話は、そのことが分かる形にします。伝聞を、自分が見た出来事として書かないためです。
「内部告発」を考え、運営の問題を伝える人もいます。その時も、サービスで何が起きたかを中心にします。自分が見聞きした範囲と、分からない点を分けます。
本人以外の人が伝える時も、本人の困りごとを見失わない形です。神奈川の委員会は、様子をよく知る人の相談も受けます。関わり方を初めに知らせて、話を始めます。
家族だけで文章をまとめにくい時もあります。相談支援専門員には、支援の計画の話もできます。今の支援で困る点を、計画の見直しの話へつなげる入口です。
最後に、相談前のメモを見返します。起きたこと、本人の希望、伝える先が分かる形かを見ます。すべてを整えるより、今伝えたいことから始められます。
苦情と重なる話でも、詳しく扱う記事は分けています。いじめや虐待の疑いは、厚生労働省の障害者虐待防止法の案内へ進めます。人との関わりは、 いじめや虐待が心配な時は、市町村障害者虐待防止センターなど、地域の相談・通報窓口を確かめます。所内の規則について話すことと、虐待の疑いを外部へ相談することを分けて整理できます。B型の人間関係で整理します。
通うのをやめる話は、B型をやめる時の進め方にまとめます。事業所を選び直す視点は、気を付けたいB型事業所の見分け方で扱います。
出典
- 指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準 第39条・第202条|デジタル庁 e-Gov法令検索|提供資料に記載された現行条文|苦情の受付・記録・行政などへの協力
- 社会福祉事業の経営者による福祉サービスに関する苦情解決の仕組みの指針について|厚生省|2000年6月7日通知|担当者の役目・第三者委員・解決の手順
- 運営適正化委員会における福祉サービスに関する苦情解決事業について|厚生省|2000年6月7日通知|相談・調べ・あっせん・相談先の選び方
- かながわ福祉サービス運営適正化委員会|神奈川県社会福祉協議会|更新日の表示なし|事務局の連絡先・受付時間・相談方法
- かながわ福祉サービス運営適正化委員会 苦情相談のリーフレット|神奈川県社会福祉協議会|発行日の表示なし|相談の例・家族らの申し出・匿名の相談
- 相談窓口一覧(地域生活のさまざまな問題)|神奈川県精神保健福祉センター|2026年1月14日更新|県内の相談先の案内
- 福祉調整委員会とは|横浜市|2025年5月22日更新|福祉保健サービスの苦情・調べと調整
- 障害児、障害者の支援を行う施設、事業所の苦情相談窓口について|川崎市|2021年4月23日更新|B型を含むサービスの苦情受付担当
- 障害福祉サービスの利用手続き|横浜市|2025年11月13日更新|各区福祉保健センターの窓口
- 障害児支援利用計画・サービス等利用計画について|川崎市|2025年1月30日更新|区役所の高齢・障害課
- 障害福祉サービス・障害児通所支援等|相模原市|2026年4月24日更新|住所の区や地区ごとの相談先
- 障害のある人に対する相談支援について|厚生労働省|更新日の表示なし|計画相談支援の役目
- 指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準 第9条・第58条・第59条・第202条|デジタル庁 e-Gov法令検索|提供資料は2025年10月1日施行版・2026年10月18日取得|文書での説明・計画・サービス管理責任者の役目
編集方針:AIで下書きを作り、人が事実を確かめます。
