就労移行支援のパソコン訓練で何が学べる?仕事に合う内容の選び方

就労移行支援は、就職に向けた訓練と支えを受けるサービスです。
就労移行支援のパソコン訓練では何を学べますか?
文字入力や、文書・表を作る操作を学べます。

国立の別府重度障害者センターに実例があります。WordやExcelのほか、PowerPointも扱います。希望などに応じ、Web開発の課題も用意しています。同センターの就労移行支援を伝える資料です。
学ぶ内容は、ソフトの名前だけで見ないでください。「文書を作る」の中にも、違う作業があります。文字を入れることと、読みやすく整えることです。さらに、保存して人に渡す所まで分けられます。
パソコン訓練の早見表
学ぶソフトと、取り組む作業を分けて見る
| 学ぶ内容 | 課題で確かめること |
|---|---|
| Word | 文書を作り、読みやすく整える |
| Excel | 表に入力し、計算した結果を見直す |
| PowerPoint | 伝えたいことを資料にまとめる |
右の列は、学び方を考えるための課題例です。
たとえば、案内文を作る課題を考えてみます。見出しを付け、文字の大きさを整えます。読み手が知りたいことを、見つけやすくします。見た目だけでなく、内容の抜けも見直します。
表を作る課題では、入力と見直しを分けます。元の資料と合うか、計算の結果はどうかを見ます。できた表を人に渡す時の説明も考えられます。こうすると、学びたい内容を言葉にできます。
就労移行支援は、ソフトを学ぶだけでは終わりません。国は、職場体験や求職活動への支えも示しています。パソコンの課題を、希望の仕事と結び付けて考えます。「何を操作するか」と「何に使うか」を並べます。
初心者でも就労移行支援のパソコン訓練を受けられますか?
はい。自分の力に合わせた基礎の訓練があります。

国立障害者リハビリテーションセンターの例です。本人の求めることに合わせ、PCの基礎を教えます。作業体験を通じ、得意なことも探しています。今できることから、学ぶ入口を考えられます。
初めに伝えるのは、「初心者です」だけではありません。マウスを動かせるか、文字を入れられるかを書きます。入力した文を保存できるかも、分けてみてください。自分の今の姿を、細かい作業で伝えるためです。
初心者が入口を決める流れ
できる操作と、助けがいる操作を分ける
触ってみる
入力・保存を試す
困る所を伝える
止まった操作を言葉にする
課題を選ぶ
今の力に合う所から始める
文字を打つ速さだけで、自分の力を決めなくて大丈夫です。間違いに気付けるか、直す操作が分かるかも見ます。手順を見ればできる作業は、そのまま伝えます。できない所だけを並べるメモにはしません。
教わり方の希望も、操作と分けて書いておけます。画面を見ながら説明してほしいかを考えます。紙の手順があると進めやすいかも書けます。「困ったら声をかけてほしい」も伝える言葉です。
まずは自分で課題を試し、止まった所を残します。「保存の画面で迷った」なら、次の課題が見えます。「全部苦手」よりも、支え方の話がしやすくなります。基礎の訓練と、自分が求める助けを並べてみます。
就労移行支援のパソコン訓練は希望の仕事でどう選びますか?
希望の仕事で行う作業から、学ぶ内容を選びます。

厚生労働省のjob tagに、一般事務の説明があります。文書を作る仕事や、データを入れる仕事があります。数量や金額を集計し、書類を点検する仕事もあります。会社により、受け持つ仕事は異なります。
この説明から、学び方を組み立ててみます。文書を作りたいなら、Wordの課題を選びます。数字を扱いたいなら、表を作る課題と並べます。ソフトの名前より、作りたい物を先に書く方法です。
希望の作業と学ぶ内容を比べる
B-GO!の比べ表:仕事から課題を選ぶ
| やりたい作業 | 選ぶ課題の例 |
|---|---|
| 文書を作る | 案内文を作り、内容を見直す |
| データを扱う | 表への入力と、元の資料との照合 |
| 書類を点検する | 抜けや違いを見つけ、伝える |
求人を読む時も、職種の名前だけで決めません。「事務」の中で、どんな作業をするかを見ます。文書作りと入力では、取り組む課題を変えられます。仕事内容の文を、訓練の担当者と読み合わせます。
仕事の希望がまだ決まらなくても、入口はあります。文書、入力、見直しの課題を試してみます。やりやすかった作業と、疲れた作業を残します。国立のセンターも、作業体験から仕事選びを支えます。
希望の仕事は、病名から決めるものではありません。自分が試した作業と、その時の様子から考えます。助けを受ければできたことも、選ぶ材料に入れます。「できた作業」と「いる支え」を同じメモに残します。
就労移行支援のWord・Excel訓練はどこまで進めますか?
仕事で作る物と、見直す所までを目標にします。

一般事務には、文書作りや集計のほか、点検もあります。B-GO!では、この作業を課題の目標に置きます。「Excelを学ぶ」より、できたかを見やすくするためです。ソフトを開けた先の作業まで、言葉にしておきます。
Wordなら、案内文を仕上げる課題を考えられます。文字を入れ、見出しや段落を整えます。読み手に伝える内容がそろうかを見直します。保存した文書を、もう一度開く所まで試します。
課題の終わりに見ること
完成した物と、作る過程をいっしょに見る
作れたか
求められた内容が入っているか
見直せたか
抜けや入力の違いを直せるか
説明できるか
自分でできた所と、助けがいる所
Excelなら、入力した表を見直す課題を考えます。元の資料と比べ、抜けや打ち間違いを探します。計算を入れた時は、その結果も見直します。関数の名前を覚えることだけに、目標を置きません。
学びの記録には、助けを受けた所も残してください。手順を見て仕上げたなら、そのことを書きます。説明を受けて直せたなら、直した所を残します。成果物だけでなく、作り方も伝えるためです。
国の掲載資料は、分かりやすい具体的な目標を示します。目標にどれだけ届いたかを、見られる計画です。課題が終わったら、次に試す作業を決めます。難しい機能へ進むか、同じ作業を整えるかを考えます。
就労移行支援のパソコン訓練で資格や専門技能も学べますか?
資格の学習や、Web開発などを扱う実例があります。

別府重度障害者センターは、関連資格も目標にしています。希望などに応じ、CADの基本操作も扱います。Web開発や、ソフトウェア開発の基礎も挙げています。学べる分野を見る時の、公的な実例になります。
資格に取り組みたい時は、目指す名前を伝えます。何の仕事に生かしたいかも、並べて書いてください。「資格がほしい」から、使う場面へ話を広げます。希望の仕事と、学習の内容をつなげるためです。
資格を学習の目標にする?
仕事の希望から、取り組む課題を分ける
目指す資格が決まっている?
学習の内容を比べる
試験の課題と、仕事の課題
作業から選ぶ
作りたい物や、希望の仕事
学習の相談では、試験対策の進め方を見ます。自分で問題を解く時間と、説明を受ける機会です。間違えた所を、どのように教わるかも比べます。教材の名前だけで、教わり方まで決めないようにします。
専門分野では、作品や課題の中身を見せてもらいます。Webなら、何を作る所まで学ぶかを尋ねます。作った物に、直す助言を受けられるかも聞けます。希望する分野の言葉を、そのまま伝えてください。
試験の学習と、仕事を想定した課題は並べて考えます。覚えた操作を使い、文書や表を仕上げてみます。人からの指示を受け、直す所まで試しておけます。就職の目標と、学ぶ内容を行き来する進め方です。
就労移行支援のパソコン訓練は操作だけで足りますか?
いいえ。職場体験や、仕事探しへの支えもあります。

国の説明は、訓練と求職活動への支えを挙げています。自分に合う職場を探し、就職後も相談を受けます。パソコンが使えることと、職場で働くことをつなぎます。課題の出来ばえ以外も、学ぶ内容に入れて考えます。
国立のセンターでは、実際の仕事を体験します。その中で、報告・連絡・相談の習慣を育てています。パソコンの課題でも、この視点を使えます。作業が終わったことを、どう伝えるかを試します。
学んだ力を仕事へつなぐ支え
本人・訓練の担当者・仕事探しの支援をつなぐ
本人
希望と、困った作業を伝える
事業所
課題や職場体験で力を見ていく
ハローワーク
求人や応募の相談を支える
分からない指示を受けた時の言葉も、用意できます。「どの資料を使いますか」と尋ねてみます。「ここまでできました」と、進み具合も伝えます。できないまま止まる所を、相談の課題に変える方法です。
自分に合う作業の仕方も、課題とともに残します。手順が紙にあると進めやすいなら、そう書きます。声をかけてもらうと戻れた作業も、書いておけます。作品と合わせ、働く時にいる助けを伝えるメモです。
ハローワークは、求人や応募書類の相談に応じます。面接で自分を説明する不安も、相談の内容です。課題で分かったことを、応募の準備にも持っていけます。操作の記録を、自分の働き方を話す材料にします。
就労移行支援のパソコン訓練はどのくらい続けますか?
就労移行支援を使う期間は、原則として2年です。厚生労働省の事務処理要領に基づきます。

この期間は、パソコンだけを学ぶ期間ではありません。職場体験や、求職活動への支えもあるサービスです。学ぶ内容と、仕事を探す準備をいっしょに考えます。資格の学習だけで、予定を埋めない組み立て方です。
国の掲載資料は、具体的な目標を持つ計画を示します。訓練の内容や、働く時にいる配慮も入れます。目標にどれだけ届いたかを見て、次を考えます。自分が読んで分かる言葉にすることも示しています。
学ぶ・試す・応募へつなぐ
予定を固定せず、できたことから課題を見直す
基礎を学ぶ
入力や保存から目標を作る
仕事を試す
課題や職場体験で確かめる
応募へ進む
できる作業と、いる支えを伝える
就労移行支援の期間は原則2年です。厚生労働省の事務処理要領に基づきます。
予定を作る時は、まず今の課題を書き出します。保存で迷うなら、その操作を目標に置けます。文書を作れるなら、指示に合う内容かを見直します。前の課題で分かったことを、次の予定に入れます。
通うことや体調の記録も、学ぶ予定と並べます。集中しやすかった課題や、負担があった作業を残します。できた物だけでなく、続けやすい進め方も話せます。予定は、自分の様子を伝えるためにも使います。
就労移行支援には、暫定支給決定もあります。評価のための短い支給決定で、最長2か月です。2026年7月版の国の要領に書かれています。事業所が行う見学や体験とは分けて考えます。
就労移行支援のパソコン訓練は在宅でもできますか?
在宅で受ける道があり、市町村が支援の効果を見ます。

国は、在宅で支援する事業所の条件を示しています。本人が在宅での支援を望むことが前提です。市町村が支援の効果を認めた人を対象にします。事業所には、決められた条件を満たす支えがいります。
事業所は、1日に2回は連絡や助言などを行います。進み具合を見て、日報を作ることも条件です。2026年4月13日の国の資料にあります。これは、事業所が支援のお金を受けるための条件です。
在宅訓練の思い込みをほどく
家で学ぶ時も、連絡と評価の支えがある
| 思い込み | 資料にある仕組み |
|---|---|
| 家で課題を解くだけ | 連絡・助言と、進み具合を見る支え |
| 通う機会は考えなくてよい | 訪問や通所による評価もある |
| 希望だけで始められる | 市町村が支援の効果を見て決める |
週に1回は、訪問や通所、電話などで評価します。原則として月に1日は、訪問か通所で評価します。いずれも2026年4月13日の資料にある条件です。訪問か通所かも、支援の予定に関わります。
相談の前に、自宅で使う機器を書いておけます。パソコンや通信の環境、作業する場所です。分からない操作が出た時の連絡方法も考えます。画面を見せて教わりたい時は、その希望を伝えます。
在宅の訓練と、在宅の仕事は分けて考えます。どんな仕事を目指すかを、学ぶ内容に入れます。家で課題を続ける時に、困ることも残してください。連絡を受けやすい方法と合わせ、支え方を話せます。
就労移行支援のパソコン訓練にはどんなお金がかかりますか?
サービスのお金と、食費などの実費を分けます。

法律は、食事などの費用を給付の対象から分けています。日常生活などにかかる、決められた費用も同じです。そのため、サービスのお金だけで予定を組みません。通う中で払う物を、項目ごとに並べる方法が使えます。
パソコンの学習では、教材もメモの項目にできます。事業所で使う物と、自分で用意する物を分けます。資格を目指すなら、受験にかかるお金も尋ねます。支えを受けられるかも、項目を分けて聞いてください。
通う前のお金の分け方
同じ欄にまとめず、項目と払う先を見る
サービス
受給者証や説明書で負担を見る
食事・日々の費用
サービスと別に払う物を分ける
学習のための物
教材や受験の扱いを質問する
見学のメモでは、金額だけでなく中身も残します。教材は貸し出すのか、手元に残るのかを聞けます。自宅で学ぶ予定なら、機器の用意も話に入れます。買う物を決める前に、使う環境をそろえて考えます。
説明を受けた項目は、書面のどこにあるかも見ます。通う日に払う物か、申し込む時に払う物かを分けます。分からない欄は、答えを受けた後に書き足します。空いている欄を、そのまま負担なしとは読まない方法です。
比べる時は、訓練の内容とお金を並べてください。学びたい課題や、質問できる方法も同じ紙に残します。金額の欄だけで、教わり方まで決めないためです。自分が使いたい支えと、払う物を合わせて見ていきます。
就労移行支援のパソコン訓練を近くでどう探しますか?
住んでいる市区町村の事業所一覧から探せます。

自治体名と「就労移行支援 事業所一覧」で探します。候補のページで、パソコンの課題を比べます。申し込み先は、住んでいる市区町村です。下の表は、地域ごとの案内を比べる例です。
横浜市で大人が申し込む先は、区の担当課です。福祉保健センターの高齢・障害支援課が窓口です。2025年11月13日更新の市の案内によります。見学の相談と、サービスの申し込みを分けて考えます。
神奈川の公的な案内を使い分ける
事業所を探す入口と、仕事の相談を分ける
| 地域 | 使える案内 |
|---|---|
| 横浜市 | 就労移行支援の説明と事業所一覧 |
| 川崎市 | 地域就労援助センターと支援機関の案内 |
| 神奈川県 | 就労相談や職業能力開発の案内 |
川崎市は、地域就労援助センターを案内しています。パソコンなどを学びたい人への案内もあります。ページの担当は、障害者社会参加・就労支援課です。仕事を探す相談先と、通う訓練先を整理できます。
県の案内では、就労移行支援以外の道も見られます。神奈川障害者職業能力開発校などの説明があります。県の委託訓練「トライ!」も、職業訓練の制度です。就労移行支援とは別の制度として比べます。
申し込みでは、市町村の支給決定の手続きを進めます。訓練系・就労系は、障害支援区分の認定がいりません。2025年4月適用の国のリーフレットにあります。区分の認定と、サービスの申し込みは分けて考えます。
就労移行支援のパソコン訓練を選ぶ時は何を比べますか?
課題の中身、教わり方、仕事へのつなぎ方を比べます。

ソフトの名前が同じでも、自分の希望を分けて伝えます。文字入力から学びたいのか、文書を仕上げたいのかです。表を作るなら、入力と見直しのどこを学ぶかも書けます。持っていくメモを、作業の言葉で埋めてください。
B-GO!では、下の持ち帰りメモで比べます。見学で聞いた答えと、自分で試した感想を分けます。「説明が分かった」と「自分でできた」も分けられます。事業所の紹介文だけでは残らない、自分の記録です。
見学から持ち帰る比べメモ
B-GO!の確認メモ:希望と受けた説明を並べる
学びたい作業
入力・文書・表など、作る物を書く
教わりたい方法
画面での説明、手順書、質問の仕方
仕事へのつなぎ方
職場体験や応募の準備にどう生かすか
課題の中身は、完成した物を思い浮かべて聞きます。「Wordはありますか」から、質問を進められます。「どんな文書を作りますか」と尋ねてみてください。「間違いを直す時は、どう教わりますか」も聞けます。
仕事へのつなぎ方は、訓練の記録の使い方を聞きます。得意な作業を、職場体験でどう試すかを尋ねます。いる配慮を、応募先へどう伝えるかも話せます。国が示す、訓練から求職活動への支えにつながります。
最後に、自分が次にできそうなことを残します。基礎から始めたいなら、止まった操作を書きます。希望の仕事があるなら、その作業をメモに加えます。学ぶソフト、作る物、いる助けをそろえて伝えます。自分に合うパソコン訓練を探すための、次の一歩です。
出典
- 障害者総合支援法 |デジタル庁 e-Gov法令検索
- 障害者総合支援法施行規則 |デジタル庁 e-Gov法令検索
- 障害福祉サービスの内容 |厚生労働省
- 障害者総合支援法の対象となる難病が追加されます |厚生労働省
- 介護給付費等に係る支給決定事務等について |厚生労働省
- 障害のある求職者のみなさまへ |厚生労働省・労働局・ハローワーク
- 就労移行支援事業等における在宅支援の要件遵守の徹底について |厚生労働省
- センターだより第94号・就労移行支援事業のご紹介 |別府重度障害者センター
- 就労移行支援・発達障害支援室 |国立障害者リハビリテーションセンター
- job tag・一般事務 |厚生労働省
- 就労移行支援事業の役割と基本プロセス |厚生労働省掲載
- 就労移行支援事業 |横浜市
- 障害福祉サービスの利用手続きについて |横浜市
- 障害者地域就労援助センター |川崎市
- 障害者の就労相談は |神奈川県
- 障がい者の方を対象とした職業訓練 トライ! |神奈川県
編集方針:公的資料と本文・図を照合しています。
