作業が少なくて、困っているときに

就労継続支援B型で作業がないときは何を確かめる?

就労継続支援B型で作業がないときは何を確かめる?

B型は、作業や訓練を通して働く力を伸ばす支援です。

作業・工賃・相談を分けて見る
見ること確かめる物記事の場所
作業の量確かめる物当日の予定と支援の計画記事の場所作業がない日の支援
工賃の計算確かめる物工賃の決まりと自分の明細記事の場所お金の流れ
困ったこと確かめる物説明されたことと自分の希望記事の場所外への相談

B型で作業がない日は、何を確かめますか?

B型は、作業などの機会と本人の計画に沿う支援を用意します。

B型で作業がない日は、何を確かめますか?

その日の作業や訓練を、支援の計画と見比べます。

B型は、計画に沿ってその人に合う支援を行います。

たとえば、座ったまま何をすればよいか分からないときです。「いま何をすればよいか、教えてほしい」と伝えます。やってみたいことがあれば、続けて話せます。言葉が出てこないときは、指で示してもよいでしょう。

作業の機会と、本人の計画から考える
B型が用意する支援
作業などの機会を用意する。
本人の計画に沿い、状況に応じて支援する。

その日の状況に近い所から選びます。

みんなの作業が少ない
注文や材料の予定を聞く。
→ B:作業全体を見る
自分の分が決まらない
分け方と希望を共有する。
→ D:支援の担当と話す
説明がなく、困っている
外の相談先も選べる。
→ E:相談の内容で選ぶ

たとえば、いつもの作業が早く終わったときです。そのあとに何をするかが分かると、待つ時間も見通せます。まずは今日の予定を、支援員といっしょに見てみます。やってみたいことも、自分の言葉で伝えられます。

B型で作業がない理由は、どう確かめますか?

注文の量・材料・作業の分け方を、事業所と確かめます。

B型で作業がない理由は、どう確かめますか?
作業全体と、自分の分を分ける
見ることみんなの作業が少ない自分の分が決まらない
見えた様子みんなの作業が少ない机に出る作業が少ない自分の分が決まらない周りは作業し、自分は待つ
まず聞く相手みんなの作業が少ない当日の支援員自分の分が決まらない作業を分ける支援員
確かめることみんなの作業が少ない注文・材料・その日の予定自分の分が決まらない自分への分け方・必要な手助け

みんなの作業が少ないのか、自分の分だけ決まっていないのかを分けます。たとえば、ほかの人は作業をしているのに、自分だけ待っているときです。自分が見たことを伝えると、聞きたいことを絞れます。何かしたい気持ちも、いっしょに話してみます。

たとえば、材料を待っているときです。材料が来るまで何をするかを聞いてみます。自分の分がないときは、試せる作業も話せます。

「ほかの人の所には作業があるけれど、私の所にはない」。そんなときは、自分の見たままを話せます。「できそうな物を、いっしょに探してほしい」と伝えてみます。自分だけで理由を考え続けず、説明を聞く手がかりにできます。

注文に波があるときは、何を聞きますか?

今の注文の量と、次の作業を用意する予定を聞きます。

予定と返事を、時間の順に残す
  1. 1作業が空いた日
    日付:____
    何時から待ったか。
    その間に何をしたか。
  2. 2説明を聞いた日
    日付:____
    注文や材料はいつ届くか。
    次の作業の準備はどうするか。
  3. 3次に確かめる日
    日付:____
    分かった予定:
    ____
    まだ決まらないこと:
    ____

たとえば、次の注文を待っていると説明されたときです。いつ届く予定か、その間は何をするかを聞きます。まだ決まっていないことは、次にいつ聞くかを決めておきます。聞いた日と返事を残しておくと、あとで話しやすくなります。

神奈川の窓口では、注文を受ける相談や作業の分配を行います。いまの事業所が窓口を使うか、聞く材料になります。

返事がまだ分からないときもあります。いま分かっている活動を聞いておきます。次に聞く日を決めると、話の続きをしやすくなります。

「次の作業まで、どのように過ごせばよいですか」。注文が来る日が決まらなくても、その日の過ごし方は聞けます。何か分かったら教えてほしいと、頼んでおくこともできます。待っている間に試したいことも、書いておけます。

B型で作業がないと、工賃はどうなりますか?

作業の売上が減ると、工賃に使えるお金も減ることがあります。

B型で作業がないと、工賃はどうなりますか?
作業の収入から、工賃へ
  1. 生産活動の収入
    作った物や、請け負った作業から入るお金。
  2. 必要な経費を差し引く
    材料など、その事業に必要な費用。
  3. 工賃として利用者へ払う
    収入から必要な経費を引いた額に相当するお金。
自分の計算で見る物
工賃の決まり + 対象となる作業 + 明細

工賃は、作業の収入から必要な経費を引いて払う仕組みです。自分の額を知りたいときは、何をもとに計算したかを見ます。たとえば、作業を待った日の明細が気になったときです。その日の扱いを聞くと、どこを確かめたいかがはっきりします。

事業所は年度ごとに、工賃の目標を決めます。その目標と前年度の平均を、利用者へ知らせます。

自分の明細は、計算のもとになった作業を見ます。待っていた時間をどう扱ったかも、いっしょにたどれます。

「この日は作業を待っていました。明細のどこを見ると分かりますか」。気になる日を指して聞くと、話を始めやすくなります。聞いたことをあとで見返せるよう、手元に書き残します。聞き取れなかった所は、もう一度聞けます。

月3,000円という工賃の決まりは、何ですか?

事業所ごとの工賃の月平均は、利用者1人当たり3,000円以上です。

事業所の平均と、自分の明細を分ける
分けて見る欄見る額・資料
事業所ごとの平均見る額・資料利用者1人当たりの工賃の月平均
3,000円以上
自分の受取額見る額・資料今月の明細 + 工賃の決まり
対象となった作業・日・時間
平均を確かめる資料見る額・資料前年度の平均と、その年度の目標
事業所が利用者へ知らせる内容

事業所の平均と、自分が受け取る額を別の欄に置きます。自分の額を見るときは、今月の明細を使います。たとえば、前の月より少なかったときです。作業をした日や時間と、工賃の決まりを見ながら説明を聞きます。

たとえば、待つ時間が長い月の明細を見るときです。今月の計算に入れた日や時間をたどります。分からない所を、明細に印をつけて聞いてみます。

「今月のこの欄は、何をもとに出した額ですか」。自分の明細を見ながら、気になる欄を一つ選びます。事業所の平均を聞くときは、平均の資料を見せてもらいます。手元の明細と分けて置くと、どちらの話かが分かります。

B型で作業がないとき、誰に相談しますか?

支援員や、支援の計画を作る責任者に希望を伝えます。

B型で作業がないとき、誰に相談しますか?
本人の希望を、役割ごとにつなぐ
サービス管理責任者
本人の希望
支援の計画・見直し
本人の希望
作業をしてみたい。
どこで困ったか、
何を変えたいか。
当日の支援員
その日の作業
分け方
手助け
工賃を説明する担当
工賃の決まり
明細
計算の対象

うまく話せないときは、短いメモを渡してもよいでしょう。たとえば、もう少し作業をしてみたいと書きます。いきなり多くのことを伝えるより、今いちばん困っていることから話せます。誰に話せばよいかも、受付で聞けます。

計画を作る役割は、サービス管理責任者です。自分の希望を、活動や支援の計画につなげます。

国の通知は、出欠や作業の量を本人の自由としています。作業が終わらないときも、罰を与えないことを示します。

「話すのが難しいので、これを読んでもらえますか」。先にメモを渡してから、うなずいて答える方法もあります。聞いた説明が分からなければ、別の言い方を頼めます。話せそうな人を、いっしょに探してもらってもよいでしょう。

作業がない日の支援計画は、見直せますか?

本人の希望や今の状況を聞き、支援の計画を見直します。

本人の希望から、計画を見直す
  1. 1本人と責任者が話す
    希望・困る所・今の暮らしを伝える。
  2. 2責任者が案を作る
    活動の内容と、必要な支援を考える。
    本人や担当者と意見を交わす。
  3. 3責任者が説明する
    本人や家族に説明し、文書で同意を得る。
  4. 4責任者が計画を渡す
    本人と相談支援の事業者へ渡す。
  5. 5実施後の様子を見る
    本人と面接し、必要な変更を考える。

たとえば、いまの作業とは別のこともしてみたいときです。どこが楽しいか、どこで手助けがほしいかも伝えます。できあがった計画は、説明を聞いてから手元でも見ます。あとで使ってみて気づいたことも、次の話し合いへ持っていけます。

案の説明を聞いて、本人が文書で同意します。できた計画は、本人と相談支援の事業者へ渡します。

使ってみた後に、どこで困るかも話せます。待つ時間に何を試したいか、手助けがほしい所も伝えます。

「この作業のあと、もう少し何かをしてみたい」。いまの過ごし方で気になる所から、話してみます。試してみて疲れた、手助けがあるとやりやすかった。そんな気づきも、次に話すときの手がかりになります。

B型で作業がないことを、外へ相談できますか?

市町村や相談支援では、サービスの使い方を相談できます。

B型で作業がないことを、外へ相談できますか?
相談したい内容から、相手を選ぶ
サービスの組合せ・計画
相談支援専門員へ。
いま使うサービスと希望を伝える。
持参:計画と困り事のメモ。
窓口や使い方が分からない
住む市町村の障害福祉担当へ。
相談支援の担当が分からないときも聞ける。
持参:住む地域と相談したい内容。
事業所の対応に困る
事業所の苦情受付窓口へ。
話しにくいときは、社協の委員会も選べる。
外の苦情相談を見る →

相談支援では、どんなサービスを使うかをいっしょに考えます。担当の人がいるなら、今の困り事を話してみます。担当が分からないときは、住む町の窓口へ聞けます。事業所へ話すことがつらいときも、外の相手を選べます。

相談支援では、サービス等利用計画を作ります。どんな支援をどう使うかを、いっしょに考えます。

いま困る内容に合わせて、話す相手を選べます。担当の人がいなければ、市町村へ窓口を聞けます。

「いまの場所で困っています。誰に話せばよいか分かりません」。相手の名前が分からなくても、困った内容から話せます。いま使っているサービスと、変えたい所を伝えます。次に何を持っていけばよいかも、その場で聞けます。

事業所に話しにくいときは、どうしますか?

都や県などの社会福祉協議会にも、苦情を相談できます。

住む都道府県の、外の相談先を探す
  1. 全国の入口
    住む都道府県の社会福祉協議会を探す。
  2. 社協の委員会へ
    運営適正化委員会で苦情を相談する。
    聞いてほしいこと、調整してほしいことを伝える。
神奈川の例
神奈川県社会福祉協議会
かながわ福祉サービス運営適正化委員会
相談・助言・調査・あっせんを行う。

県の案内ページの担当:地域福祉課。

話を聞いてほしいとき、間に入ってほしいときも、希望を伝えます。たとえば、返事を聞いても困ったことが続くときです。何を話したかと、どうしてほしいかを分けて書きます。神奈川の例では、かながわの委員会が相談を受けます。

社協の委員会は、福祉サービスへの苦情を受けます。話を聞いたり、調べたり、話合いを手伝ったりします。

困った内容と、頼みたいことを分けて話せます。

起きたことと、こうしてほしい気持ちを分けて話せます。

「事業所の人へ、うまく話せません」。その気持ちも、外の相手に話せます。まず話を聞いてほしいのか、間に入ってほしいのか。自分の望む形を、いっしょに考えてもらえます。話したことと返事は、分けて書いておきます。

B型の作業がない状態を、事業所はどう変えますか?

共同で仕事を受ける窓口や、公的な発注につなぐ方法があります。

B型の作業がない状態を、事業所はどう変えますか?
仕事をつなぐ仕組みを知る
気になること
自分が営業して、仕事を探すの?
事業所へ確かめること
使っている受注の窓口と、作業の準備を聞く。
  1. 企業や行政の注文
    仕事の内容や量を、窓口へ相談する。
  2. 共同で注文を受ける窓口
    仕事を担える事業所へつなぐ。
  3. 作業を担う事業所
    受けられる内容や量を調整する。
本人が伝えること
してみたい作業と、必要な手助け。

仕事をつなぐ窓口は、事業所が使う方法の一つです。たとえば、一か所だけでは受けきれない注文があるときです。いくつかの施設で分けて受ける方法もあります。自分はどんな作業をしてみたいかを、まず事業所へ伝えます。

厚労省は、施設から物や作業を買う仕組みを案内しています。過去の地域の取組も、事例として読むことができます。

神奈川と葛飾区にも、仕事を施設へつなぐ窓口があります。作業の内容や、受けられる量を合わせる仕組みです。

「いまは、どんな所から作業が来ていますか」。自分ができそうなことを探すための問いにできます。手で作る物なのか、道具を使う作業なのか。やってみたいことを話すと、必要な手助けも考えやすくなります。

全国では、どこが仕事をつないでいますか?

国の一覧や、自治体の共同受注窓口から探せます。

全国の入口と、地域の窓口を比べる
地域つなぐ仕事・役割事業所へ聞くこと
全国の入口つなぐ仕事・役割厚労省の都道府県別の施設情報・調達の案内事業所へ聞くこと住む地域の入口と、利用している窓口
神奈川の一例つなぐ仕事・役割はたらき隊かながわ。
発注の相談・作業の分配。
県の委託で神奈川セルプセンターが運営。
事業所へ聞くこと窓口を使っているか。
今の注文と、受けられる作業
東京・葛飾区の一例つなぐ仕事・役割区内の施設へ仕事をつなぐ共同受注窓口。
区の担当:障害福祉課 就労支援係。
事業所へ聞くこと自分の事業所の対象地域と、作業のつながり

住む地域の案内から、どんな窓口があるかを見られます。神奈川では、はたらき隊かながわが仕事をつないでいます。東京の葛飾区にも、仕事を施設へつなぐ窓口があります。今の事業所が使っているかは、その場で聞いてみます。

窓口の名前を見せて、自分の所でも使うか聞けます。葛飾区では、大きな注文を施設で分ける道もあります。

「この窓口から、作業を受けていますか」。ページの名前を見せながら、事業所へ聞いてみます。使っていない場合は、いまの仕事がどこから来るかを聞けます。ページを見ただけでは分からない、自分の所の話につながります。

B型で作業がないとき、相談に何を持っていきますか?

作業が空いた日・工賃の明細・希望をメモにまとめます。

B型で作業がないとき、相談に何を持っていきますか?

このメモは、いま開いている画面だけで使えます。ログインや自動保存はなく、入力は送信されません。残したい内容は、印刷するかコピーして保管できます。

作業と希望を分けた、相談メモ

たとえば、作業を待っている時間が長いと感じたときです。何時から待ったか、何と説明されたかを書きます。そのあとに、自分はどうしたいかを足します。返事をもらったら、次に聞く日も書いておくと続きが話しやすくなります。

持ち物は、今ある計画や工賃の明細を選びます。分からない所は、そのまま質問として残せます。困ることと、こうしたい気持ちを別々に書きます。

書いたメモを見ながら、返事を聞いて残します。生活のお金に困ることも、相談で伝えられます。次の話合いで何を確かめるか、最後に決めておきます。

うまく書けない欄は、あとで一緒に埋めてもよいでしょう。「分からない」も、その日に聞きたいことになります。話せたことには印をつけ、残った問いを次へ持っていきます。全部を一度に話さなくても、気になる所から使えます。