ひきこもりから就労継続支援B型を考える時、何を確かめますか?

B型は、雇用契約を結ばず作業や働くための支援を受ける仕組みです。
ひきこもりでも、B型の対象になりますか?
法律の対象となる障害などがあり、B型の条件に合う人が対象です。ひきこもりという状態だけでは決まりません。

B型を考える時に分けること
状態と条件を分けて、本人の希望を確かめる
今の状態
困る場面と希望
法の対象
障害などの確認
利用の判断
B型の条件と市の決定
今の暮らしを伝え、何を確かめるか一緒に考えます。
家で長く過ごしている人も、まずは今の暮らしを話せます。何をしてみたいかが決まっていなくても、そのまま伝えてかまいません。
B型の利用の条件と手続きを見る
たとえば、外に出ることや、人と話すことに不安がある時です。どんな時に困るかを、自分の言葉で話してみます。
どこへ話せばよいか迷う時は、住むまちの窓口へ聞けます。自分だけで決めようとせず、気になることを一つずつ確かめます。話す相手や、次にすることもメモに残せます。
不登校だったことも、B型の利用条件になりますか?
不登校の経験だけでは、B型の対象とは決まりません。今したいことや、ほしい手助けを分けて確かめます。 資料3
不登校の経験と利用条件を分ける
不登校の経験を診断や対象条件に置き換えない
思い込み
経験だけで対象?
ここを確かめる
今の希望と法の対象
本人の状態と必要な支援を相談する
これまでのことと、これからしたいことを一緒に話せます。
学校に行けなかった時のことを、うまく話せなくてもかまいません。今どんなことが気になっているかを、少しずつ伝えます。
ひきこもりでB型を考える時、医師は何を確かめますか?
医師に相談する場合は、体調や困りごとの背景を考えます。医師の意見と市町村の支給決定は別です。 資料1

本人を中心に、役目を分ける
医師への相談を全員の必須経路にしない
本人
医師
希望する場合に相談
相談の窓口
困りごとを整理
市区町村
利用の条件を確認
支援者
本人の希望を支える
診断がまだない時も、今の困りごとを話せます。受ける医療や支援は、それぞれの状況に合わせて考えます。
すでに通っている人は、気になることを話せます。まだどこにも通っていない時は、身近な相談先から話を始められます。
話す前に、聞いてみたいことを一つだけ書く方法もあります。声に出しにくければ、書いたものを見せてもかまいません。
診断書があれば、B型を使えると決まりますか?
いいえ。診断書は確かめる資料の一つで、支給は市町村が決めます。横浜市は診断書で申請できる場合を案内しています。
書類と支給決定は別の役目
横浜市の案内では手帳以外の資料も挙げる
| 比べること | 手帳など | 診断書など | 市町村の決定 |
|---|---|---|---|
| 何を確かめるか | 手帳など 何を確かめるか手帳の内容を確認 | 診断書など 何を確かめるか自治体の案内に沿い資料を確認 | 市町村の決定 何を確かめるか条件や支援の必要性を確認 |
資料と決定は役目が違う
手帳など
手元の資料を確かめる
診断書など
医師の資料を使える場合がある
使い始める手続きは、窓口で必要な書類から確認できます。
どの書類を持っていくか、前もって聞いてみましょう。手元にあるものが使えるかも、その場で確かめられます。
ひきこもりでB型を使う時、手帳は必ず要りますか?
精神障害の確認には、手帳のほか診断書などを使えることがあります。要る書類は市町村に確かめます。

精神障害の確認に使う資料
精神障害の場合の横浜市の案内をもとに確認
手帳はありますか?
手帳の内容を確認
申請に必要な資料を確認
別の資料を市へ相談
診断書などの扱いを聞く
どの書類が使えるかは、住む市町村に聞いてみましょう。
手帳がないからといって、最初の相談をあきらめる必要はありません。今ある書類を見せ、次に何をそろえたらよいか聞いてみます。
家で利用する条件を見る
書類を新しく用意する前に、今持っているものが使えるか聞いてみます。何をいつ出すかも聞いておくと、次に進みやすくなります。
ひきこもりで働いた経験がなくても、B型を使えますか?
働いた経験がない人にも、就労面の課題を整理する道があります。ほかの条件と合わせて市町村が確かめます。

横浜市のB型の対象区分
横浜市の2026年9月4日更新案内による
就労経験
年齢や体力の面で雇用が困難
年齢・年金
50歳以上または障害基礎年金1級 2026年9月4日更新
上の区分以外
就労選択支援等で課題を把握
横浜市の案内は2026年9月4日更新です。何歳かや年金の区分も一緒に見ておきます。
これまで仕事をしたことがなくても、そのまま伝えてかまいません。どんな働き方をしてみたいかも、一緒に話せます。
やってみたいことがまだ見つからなくても、話しながら考えられます。これまでに好きだったことや、やりにくかったことも手がかりになります。
不登校の後で18歳未満なら、どう確かめますか?
15歳以上18歳未満には、児童相談所長の判断と通知の制度があります。年齢や対象の条件を窓口で確かめます。
年齢に応じて相談先を確かめる
児童福祉法附則の制度を確認
15歳以上18歳未満
児童相談所長が利用を検討
適当と認める時
市町村長へ通知
窓口に相談
本人の状況と条件を確認
本人の年と今の困りごとを伝え、相談先を確かめます。
本人が何をしたいか、どんなことに困っているかも話します。分からないことは、分からないまま聞いてかまいません。
ひきこもりでB型を考えたら、神奈川ではどこへ相談しますか?
横浜市では区の高齢・障害支援課などに利用について相談します。診断がまだない時の相談先も県の案内から探せます。 資料2

神奈川の相談先を探す
全国では市区町村の障害福祉窓口へ相談する
- 1横浜
- 2川崎
- 3横須賀三浦
- 4県央
- 5湘南
- 6県西
横浜市では区の高齢・障害支援課などに相談します。
全国では、住む市区町村の障害福祉の窓口で利用について話せます。ひきこもりの相談先は、厚生労働省の地域支援センターの案内から探せます。
すぐに通う場所を決めなくても、今の気持ちから話せます。話したいことを紙に書き、手元に置いておく方法もあります。
電話で話しにくい時は、どんな連絡の方法があるかを確かめます。一度で全部を話そうとせず、次に聞きたいことを残せます。
ひきこもりでB型を考える時、何をメモしますか?
困る場面、希望、手元の書類を分けてメモに残します。まだ分からないことも、そのまま書けます。

相談のためのメモ
本人の希望と未確認の点を分けて残す
困る場面
何がいつ難しいか
本人の希望
試したいこと・今は望まないこと
相談で聞くこと
資料や次の連絡先を残す
空いている欄は、まだ確認していないこととして残します。
すべてを埋めてから出かける必要はありません。話しにくい時は、書いたところだけを見せてもかまいません。
メモには、いつ誰と話したかも書いておきます。後から見返す時に、まだ聞いていないことと分けやすくなります。
外出や通所を急がず、相談できる形を探す
本人が窓口へ行けないときは?
電話や家族からの相談など、最初に使える方法を地域の窓口へ確認します。利用できる方法を推測で決めず、本人が現在できる連絡の仕方を説明します。すぐに通所を決める話と、今の生活の困りごとを話すことは分けられます。次に連絡する相手と方法から決めると、相談を続けやすくなります。
B型の情報は、どう渡しますか?
仕事や訓練を勧める言葉だけでなく、場所、時間、作業、休憩、相談できる人の情報を具体的に示します。本人が知りたいことを先に聞き、一度に多くの候補を渡し過ぎないようにできます。見学をする場合も、滞在する長さや同行を相談できます。体験した日と、続けて利用する判断を分けて考えます。
家族が記録するときの要点は?
本人が話したこと、実際に起きたこと、家族が心配していることを区別します。本人の情報を支援者へどこまで伝えるかも、可能な範囲で本人と相談します。家族自身の負担が大きい場合は、その点も相談の項目にできます。本人の予定を代わりに決めるだけでなく、話し合える条件を探します。
