通い方を考えるガイド

就労継続支援B型は週1で通える?日数の相談と月の上限

就労継続支援B型は週1で通える?日数の相談と月の上限

就労継続支援B型は、週1から利用できる場合があります。まず事業所に受入可能な曜日や時間を聞き、市区町村や相談支援の担当者と支給量を確認します。B型は、雇われる約束をせずに作業をする支援です。

  • 週1の希望を、計画を作る人に伝えます。
  • 使える量を示す紙と、通う所との約束を分けます。
  • 上限は、毎月それだけ通うという決まりではありません。

週1の希望を、相談の言葉にする

1

自分の希望

曜日・時間・通う方法

2

決まった量

受給者証と契約を見る

3

通う日の予定

無理のない過ごし方

希望から予定までの見方です。週1で通いたい曜日や時間は、事業所に聞きましょう。

この記事で使えること

日数の比べ表と、見学で使う質問メモがあります。

B型は週1から通えますか?

週1から利用できる場合があります。事業所に曜日や時間などの受入条件を聞き、受給者証の支給量の範囲で契約と予定を決めます。

B型は週1から通えますか?

日数の相談は役割を分けて考える

本人の希望

事業所

曜日や時間の計画を相談

相談支援

暮らしと使うサービスを整理

市区町村

月に使える量を決める

事業所の支援計画と、サービス等利用計画は別の計画です。

計画の案には、本人や家族が望む暮らし方を書きます。どんなサービスを、どれだけ使うかも考えます。

希望を伝えたら、事業所の受入条件と、使える量を確かめましょう。

通う日を増やすことだけが目標ではありません。暮らしや通い方も含めて、一緒に考えます。

例えば、「朝は家を出るまでに時間がかかります」と話せます。「まずは週1で、通うことに慣れたいです」とも伝えられます。言いにくいときは、メモを見せてもかまいません。

週1は、だれに相談しますか?

横浜市なら、お住まいの区の窓口へ相談できます。

神奈川で、最初に相談する窓口

お住まいの市の窓口へ、週1の希望を伝えます。

神奈川で、最初に相談する窓口
市担当の課と注意点
横浜市区の高齢・障害支援課。18歳以上が基本です。区によって高校3年生までは、こども家庭支援課が担当します。
川崎市区役所の高齢・障害課。身体・知的は障害者支援係、精神は精神保健係です。
藤沢市障がい者支援課。サービスを使う前に相談します。

課の名前と対象は市の案内に基づきます。窓口では週1の希望を伝え、事業所には曜日や時間の受入条件を聞きましょう。

すでに通っている人は、いつもの担当の人に話せます。暮らしの計画を作る人にも、同じメモを見せられます。初めての人は、住んでいる市や町の窓口へ相談します。

B型の週1利用は、どう日数を決めますか?

市や町が決める量と、契約する量は別です。

B型の週1利用は、どう日数を決めますか?

3つの日数を分けて見る

見ること支給量契約する量通う日の予定
意味支給量
意味市町村が決める月に使える量
契約する量
意味事業所と契約した量
通う日の予定
意味曜日や時間の具体的な予定
支給量は、月に使える量です。実際に契約する量と、通う曜日や時間の予定を、それぞれ担当の人と確認しましょう。

「支給量」は、ひと月に使えるサービスの量です。市や町が決め、「受給者証」という書類に書きます。この書類には、いつまで使えるかも書かれます。

事業所とは、決まった量の中で契約します。担当の人は、あなたの思いを聞いて計画を作ります。どんなことをするのか、教えてもらいましょう。

同意は、使う本人が書面で行います。分からない所は、その前に聞いてください。

例えば、「木曜の午前に通いたいです」と話してみます。その上で、書類の量と、通う日を分けて聞きます。分からない言葉は、その場で短く言い直してもらいましょう。

受給者証のどこを見ますか?

どれだけ使えるかと、いつまで使えるかを見ます。

受給者証で見る3つの欄

  • 支給量

    月に使える量を見る

  • 有効期間

    いつまでの決定かを見る

  • 月の負担上限

    サービス利用料の上限を見比べる

手元の受給者証を開き、支給量・有効期間・月の負担上限の欄を探しましょう。見つからない欄は、市町村の窓口で聞けます。

サービスに払うお金の月の上限も見てください。どこを読むか迷ったら、一緒に見てもらいましょう。

書類の字が小さくて読みにくければ、担当の人に見せてください。「どの欄を見たらよいですか」と聞けます。書かれたことを、自分だけで全部覚えなくても大丈夫です。

受給者証の日数と、通う日は同じですか?

受給者証の日数と、契約する日数は別です。

変えたいのは決定された量ですか?

受給者証の支給量を変えたいですか?

はい

市区町村へ変更の相談

使う量そのものを変えたいとき

いいえ

事業所で予定の相談

支給量を変えずに曜日などを調整したいとき

支給量を変えるときは市区町村へ、曜日や時間を調整するときは事業所へ相談しましょう。必要な手続きも担当者に聞きます。

図の「はい」は、使える量そのものを変えたいときです。「いいえ」は、その量を変えずに曜日をずらしたいときです。迷ったら、変えたいことを担当の人に話しましょう。

休む日の伝え方も、前もって聞いておきます。契約したことを、自分だけで変えてよいわけではありません。

B型の週1利用と、月の日数の上限はどう違いますか?

原則の上限は、必ずそれだけ通うという決まりではありません。

B型の週1利用と、月の日数の上限はどう違いますか?
月の日数から8日を引いた、原則の上限

国の原則式の計算例です。自分の支給量は受給者証で、通う日数は契約と予定で確認しましょう。

単位:日 / 棒の起点:0

023 日

28日の月20 日

29日の月21 日

30日の月22 日

31日の月23 日

棒の長さは、ゼロから比べています。一番大きな値までを、長さにしています。

原則には例外があります。事業所の届出による総量管理や、市町村が必要と判断する場合などです。自分の支給量は受給者証で確認します。

国の原則では、その月の日数から8日を引いて上限を出します。図は、その出し方を見せたものです。自分が使える日数は、受給者証で見てください。

ただし、原則より多く使えるときもあります。事業所の届け出による日数の管理などが例外です。本人の様子を見て、市や町が必要と考えるときもあります。

週1は、月4日ということですか?

毎週同じ曜日を暦で数えると、月に4回か5回です。実際に通う日は、休業日や予定を確認します。

2026年10月の木曜は、5回です

週1と、月4日は同じではありません。

2026年10月の暦で、毎週木曜の回数を数えます。
月火水木金土日
1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031
色のついた日は、木曜日です。1・8・15・22・29日です。
実際に通う日は、開所日、祝日や休業日、契約と照らして確認しましょう。〔編集部の計算・2026年10月の暦〕

2026年10月の木曜を、暦で数えた例です。

同じ週1でも、暦の上の回数と実際に通う回数は分けて考えます。休業や欠席があれば、通う回数が4回より少ない月もあります。休みの日も含め、次の月の予定を一緒に見てください。

B型の週1利用は、途中で日数を変えられますか?

サービスの量を変える申請ができます。

B型の週1利用は、途中で日数を変えられますか?

変えたい予定を、書類の量と照合する

1

希望する予定

見る所
希望メモ・予定表
誰と
支援員・相談支援の担当
照合すること
変えたい曜日・時間と、今の予定。

支援計画計画相談

2

受給者証の量

見る所
受給者証の「支給量」
誰と
相談支援・市町村の窓口
照合すること
月に使える量を確認。量の変更は市町村へ。

支給量支給量の変更

3

契約の量

見る所
受給者証の契約の量・契約書
誰と
契約した事業所の担当
照合すること
契約の量・支給量・希望の予定を比べる。

契約量

曜日や時間を調整
事業所と予定を相談

決定された量を変更
市町村へ変更を相談

希望の予定と、決定された量・契約した量を分けて相談します。

使うサービスの種類や量を変えたいときは、市や町に申し込めます。木曜を金曜にするなど、曜日をずらしたいときとは分けます。まずは、変えたいことをメモして相談しましょう。

事業所の計画は、少なくとも6か月に1回は見直します。必要なときは、その前にも見直します。気になることがあれば、早めに話しましょう。

例えば、「通った日の夜は、早く寝てしまいます」と伝えます。「次の日もつらいです」と、帰った後のことも話せます。通う日を増やすかどうかだけでなく、休み方も一緒に考えます。

休む週があるときは、どう連絡しますか?

どこに伝えるかを、使う前に決めておきます。

休むときの連絡メモ

だれに

名前・電話などを書いておく

どうやって

連絡する方法や時間帯を聞く

次はいつ

次に通う日と予定を確認する

休むときに備え、連絡する相手・方法・時間帯を事業所に聞きましょう。聞いた内容は、すぐ見られる所に書いておきます。

事業所は、大事な決まりを紙などに書いて説明します。そのときに、休む日の伝え方も聞いておきましょう。電話がつながらないときはどうするかも、聞いておけます。

下のメモは、休むときの連絡について質問するために使えます。いつまでに連絡するかは、事業所の説明を聞いて書き込みます。つながらないときの連絡方法も残しましょう。

連絡先を質問メモに書く

B型の週1利用ができる事業所は、どう探しますか?

地域の候補を探し、使う前に週1の条件を確かめます。

B型の週1利用ができる事業所は、どう探しますか?

週1の受入条件を3つの場面で確かめる

  • 地域の候補

    公式案内の曜日・時間を見る

  • 利用前の説明

    週1で使う場合の決まりを聞く

  • 見学で確認

    移動・休憩・作業が自分に合うかを見る

公式案内を読んだら、空き状況と週1で通える曜日や時間を事業所に聞きましょう。見学で分かったことも書き留めます。

通う所には、大事な決まりを説明する義務があります。週1で通うときの曜日や時間も、使う前に聞きます。公式案内に書かれている内容と、今の空き状況を照らして確かめましょう。

  1. 地域から、通えそうな候補を探します。
  2. 候補の公式サイトで、いつ開いているかを見ます。
  3. 質問メモを使い、使う前の説明で確かめます。
地域から通う所を探す

このメモは、いま開いている画面だけで使えます。ログインや自動保存はなく、入力は送信されません。残したい内容は、印刷するかコピーして保管できます。

見学で何を確かめますか?

いつ通い、どこで休み、どう行き来するかを確かめます。

見学で使う3列の質問メモ

書くこと自分の希望分かったことまだ聞くこと
曜日や時間自分の希望
曜日や時間例:木曜の午前
分かったこと
曜日や時間説明を聞いてメモする
まだ聞くこと
曜日や時間不明な所を残しておく
自分の希望を書いてから、事業所で聞いたことを隣に残しましょう。まだ聞いていないことは、次の相談で確かめます。

通う所で作る支援の計画は、本人のしたいことを聞いて作ります。見学でも、自分のしたいことを言葉にしておきましょう。教えてもらっても分からない所は、メモに残します。

週1の質問メモ

入力した内容は、外へ送りません。

休むときの連絡先

「どこまで聞いてよいか分からない」ときは、このメモを使えます。書ける所だけで大丈夫です。聞いたことと、まだ聞いていないことを分けておくと、次に話しやすくなります。

B型の週1利用で、利用料と工賃はどう違いますか?

利用料は払うお金で、工賃は受け取るお金です。

B型の週1利用で、利用料と工賃はどう違いますか?

利用料と工賃は別のお金です

利用料

自分が払うサービスのお金

工賃

作業を通して自分が受け取るお金

確かめる物

料金の説明と工賃の決め方

週1で通う予定を伝え、利用料の見込みと工賃の計算方法を別々に聞きましょう。料金の説明と工賃の決め方を見比べます。

払うお金と、もらうお金を分けて見ましょう。「自分が払うのはいくらですか」と聞けます。工賃は、別に「どうやって決まりますか」と聞きましょう。

週1なら利用料は0円ですか?

週1という回数だけでは、0円と決まりません。

利用料は、2つを比べて確認する

サービス費用の1割
と
自分の月の上限

低い方が、サービス利用料です。

本人事業所
矢印は、本人から事業所へ払うサービス利用料の向きです。自分の月の上限と、利用予定に応じた費用を確かめましょう。

サービス利用料は、費用の1割と月の上限を比べます。自分が払うのは、少ない方です。

月の上限は、0円、9,300円、37,200円に分かれます。上限は、毎月必ず払う額ではありません。所得の区分は、市や町が決めます。

週1でも工賃3,000円はもらえますか?

3,000円は、だれもがもらえる額ではありません。

事業所の平均と、自分の額を分ける

事業所の平均についての基準と、自分の受取額を分けます。

事業所の平均と、自分の額を分ける
分けて見ること意味
事業所の一人当たり月平均3,000円以上にする決まりです。
自分が受け取る工賃事業所の工賃の決め方を聞き、自分の利用予定でどう計算するか確かめます。

事業所の平均についての基準です。自分の工賃の額は、使う前に確かめます。

自分の工賃がどう決まるか、通う前に聞いておきましょう。

自分の工賃の決め方は、使う前に確かめます。通う日数を変えるときも、どう計算するか聞きましょう。

週の利用日数を、帰宅後の負担まで含めて考える

希望の日数をどう伝えますか?

現在の生活の予定、通院、家事、休息の時間と併せて伝えます。多く通えることだけを目標にせず、どんな作業をどの時間に試したいかも話します。本人の希望と、事業所の利用できる曜日を分けて確認します。実際の利用に必要な手続きや支給の内容は、担当窓口へ確認します。

増やすか迷ったときは?

通所した日の作業中だけでなく、帰宅後や翌日の疲れを振り返ります。休憩や作業時間を変えることで負担がどう変わるかも相談できます。日数の変更を決めたら、どの期間を試していつ振り返るかを残します。体調が変わったときの連絡方法も確認します。

工賃の見通しはどう聞きますか?

希望の日数や時間を伝え、担当する作業と計算方法を説明してもらいます。利用日数が増えれば必ず同じ割合で金額が増えるとは決めつけません。食費や交通費などの支出も別に確認します。本人が続けられる条件と、生活のお金の見通しを併せて相談します。

資料の該当箇所

本文の数字や決まりについて、資料名と該当箇所を示します。リンク先の出典一覧で、公的資料と確認日を読めます。

公的な出典

資料の版と、確認した日は分けて示しています。

  1. [1] 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法・平成17年法律第123号)

    デジタル庁 e-Gov法令検索

    第22条第6〜8項、第24条、第29条第3項第2号

    支給決定で定めるサービスの量、受給者証、支給量の変更、サービス費用と利用者負担の関係を参照しています。本人が希望する通い方と、市町村が決める量、事業所と契約する量を分けて読むための資料です。

  2. [2] 障害者総合支援法施行規則(平成18年厚生労働省令第19号)

    デジタル庁 e-Gov法令検索

    第14条・受給者証の記載事項

    受給者証に記載される支給量、有効期間、利用者負担に関する事項を参照しています。手元の受給者証を読むときは、月に使える量と、使える期間、月の負担上限をそれぞれ確かめましょう。

  3. [3] 指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準(平成18年厚生労働省令第171号・指定基準)

    デジタル庁 e-Gov法令検索

    第9・10・11・14・58・201条、第202条の準用

    利用前の説明、契約するサービスの量、本人の希望を踏まえた支援計画、計画の見直し、工賃の基準を参照しています。B型で準用される条文は、第202条と併せて読めます。

    工賃の基準である第201条第2項は、2026年10月19日に厚生労働省掲載の原文でも確認しています。

    厚生労働省掲載の原文・第201条第2項
  4. [4] 障害者の就労支援対策の状況

    厚生労働省

    1 障害者に対する就労支援・B型の説明

    ページに更新日の表示なし(本文に『令和8年3月追記』あり)

  5. [5] 障害者の利用者負担

    厚生労働省

    月の上限・所得を見る世帯の範囲

    「1 月ごとの利用者負担には上限があります」の説明と表を参照しています。サービス利用料と、食費などの実費を分けて確認するための資料です。

  6. [6] 障害者総合支援法施行令(平成18年政令第10号)

    デジタル庁 e-Gov法令検索

    第17条・月の上限

    e-Gov 表示の最新施行=令和8年10月1日施行(令和八年政令第二百七十四号)

  7. [7] 介護給付費等に係る支給決定事務等について(事務処理要領)最終改正 令和8年7月

    厚生労働省

    p67 本人の意向/p92 原則の日数/p135 計画/p162 契約量

    最終改正 令和8年7月。厚生労働省の障害福祉サービスに関する掲載ページでは令和8年7月版と表示されています。本人の希望、支給量、契約量を分けて考える際は、上記の該当ページを参照してください。

  8. [8] 障害のある人に対する相談支援について

    厚生労働省

    1 計画相談支援・計画の作成と見直し

    ページに更新日の表示なし(関連資料:相談支援のQ&A 令和7年3月18日 等)

  9. [9] 障害福祉サービスの利用手続き

    横浜市

    事前相談・18歳以上と高校生の窓口

    最終更新日 2025年11月13日

  10. [10] 障害児支援利用計画・サービス等利用計画について

    川崎市

    計画案の相談先・係の区分

    最終更新日 2025年1月30日

  11. [11] 介護給付・訓練等給付のご案内

    藤沢市

    窓口及び手続き方法

    更新日 2026年10月5日

  12. [12] 国立天文台・2026年の暦(今年のこよみ 令和8年2026)

    国立天文台 暦計算室

    2026年のカレンダー・10月の曜日。毎週木曜を暦で数える例に使用しています。

参考にした資料