就労継続支援B型で高次脳機能障害の支えをどう確かめる?

就労継続支援B型で高次脳機能障害の支えをどう確かめる?

就労継続支援B型は、雇用契約のない就労支援です。

高次脳機能障害という病名だけで、使えるかは決まりません。
加算の表示と、作業中に受けられる支えを分けて見ます。
神奈川の横浜市では、各区の福祉保健センターが相談先です。

事故や脳の病気の後は、働き方に迷うことがあります。見た目では伝わりにくい困りごともあります。この記事では、事業所の支え方にしぼって説明します。

見るのは、できる作業の名前だけではありません。説明の受け方や、困った時の相談先も見ます。本人の希望と、事業所の支えを合わせるためです。

B型は高次脳機能障害があっても使えますか?

対象の道に合い、市町村が支給決定すれば使えます。

B型は高次脳機能障害があっても使えますか?

B型は、会社などに雇われるのがむずかしい人の支援です。雇用契約を結んで働くのがむずかしい人が対象です。働く場や作業の場を用意する仕組みです。

病名だけで、B型が合うとは決められません。どんな場面で支えがいるかを見ていきます。本人がどんな働き方を望むかも、分けて考えます。

対象には、働いた経験から考える道があります。年齢や体力の面で、雇われにくくなった人です。ほかに、働く上での課題を整理する道もあります。

障害者総合支援法には、精神の障害も入っています。法律の定義に、手帳の有無は書かれていません。手帳の有無だけで、相談を止めることはありません。

病名から、働く場面の話へ

B-GO!がまとめた相談の入口

働く時の困りごとは整理できた?

はい

具体的な場面を伝える

受けたい支えと希望を添える

まだ

整理する支援を相談する

病名だけで行き先を決めない

対象となる道と、市町村の支給決定を分けて見ます。

手帳の対象と、B型を使う決定も別の話です。国の資料では、高次脳機能障害も手帳の対象に挙げます。長く生活に制約があるかなどを見て決めます。

今の自分に何ができるかを、急いで決めなくて大丈夫です。できる場面と、支えがいる場面を分けて伝えます。受けたい支援の話を、病名の説明に足していけます。

対象者の道は、B型を使える人の条件にまとめています。制度全体は、就労継続支援B型とはで読めます。

B型の相談で知っておきたい高次脳機能障害の特徴は?

記憶・注意・段取りなどに困りごとが出ます。

B型の相談で知っておきたい高次脳機能障害の特徴は?

高次脳機能障害は、脳が傷ついて起きる障害です。交通事故や脳の病気などがきっかけになります。記憶や注意、段取りなどに困りごとが出ます。

外から分かりにくいことも、国の説明にあります。話ができることと、作業を続けられることは分けます。会話の様子だけで、困りごとを小さく見ないためです。

伝える時は、「忘れやすい」だけで終わらせません。どこで説明を忘れるのかを書き足します。口で聞いた後か、作業が変わった時かを分けます。本人に当てはまる場面だけを選べます。

注意についても、困る場面を言葉にします。周りの話し声がある時にどう感じるか。途中で声をかけられた後はどうなるか。作業の場所や伝え方を話す手がかりになります。

困りごとを場面に直すメモ

B-GO!の確認メモ:本人に合う聞き方

  • 記憶

    説明を見返せる形にできますか

  • 注意

    気になる音や声を伝えられますか

  • 段取り

    始めと終わりを一緒に見られますか

段取りは、作業の流れに沿って話します。始める時に迷うのか、途中で止まるのか。終わった後に、次の作業が分からなくなるのか。困る所が分かると、支え方の話を進められます。

支え方も、本人の希望として伝えます。「説明を紙でも受け取りたい」などです。「終わった所を一緒に見てほしい」とも言えます。その形で対応できるかを、事業所の説明と合わせます。

家族は、本人の話を足す形でメモを使えます。本人の感じ方と、家族が見た様子は分けます。違いがあれば、そのまま並べて伝えられます。すべてを同じ意見にそろえることはいりません。

B型で高次脳機能障害の支援を担う職員は誰ですか?

職業指導員・生活支援員・サービス管理責任者です。

B型で高次脳機能障害の支援を担う職員は誰ですか?

これらの職員を置くことは、B型の指定基準に定められています。問い合わせでは、本人の困りごとを誰に伝えればよいかをたずねます。職名と、実際に相談する相手を結び付けるためです。

職業指導員と生活支援員は、各1人以上です。2026年10月18日に取得した条文です。この決まりと、その日の作業場の様子を分けます。

合わせた数は、使う人の数÷10以上です。常勤に直した数で数える決まりです。2026年10月18日に取得した条文です。時間ごとに、担当がつく人数を示す数ではありません。

次に、作業中の質問と、支え方を見直す相談の行き先を分けます。「その場で手順を聞き直す相手」と「通い方や支援の希望を話す相手」をたずねます。同じ人が担当するとの返事でも、どちらの相談を受けるのかまで残します。

困る場面と、相談する相手を結ぶ

B-GO!の比べ表:職員への質問を返事につなぐ

困る場面確認する相手返事に残すこと
説明で迷う確認する相手作業中の担当職員をたずねる返事に残すこと聞き直しの方法と対応する人
支えを見直したい確認する相手サービス管理責任者への相談方法を聞く返事に残すこと相談の窓口と話し合いの進め方
担当が不在確認する相手見学担当者に引き継ぎ先を聞く返事に残すこと代わりに声をかける相手と方法

「高次脳機能障害に対応」とある時は、その説明を誰が担うのかをたずねます。研修について説明があれば、研修名や受けた職員の担当を聞きます。学んだ内容と、本人が通う作業場での対応を、同じものと決めつけないようにします。

担当者の返事は、本人が伝えた場面に対応づけます。「手順を聞き直したい」という質問なら、誰が、どこで、どんな方法で応じるとの説明だったかを残します。別の職員への確認が必要と言われた場合は、その行き先も質問の横に書きます。

職員の人数だけで、事業所の順位は付けません。本人が必要とする場面に、担当や相談方法が結び付いているかを見ます。見学の説明担当と作業中の担当が違う場合は、希望をどう引き継ぐのかもたずねます。返事が得られなかった質問は、次の問い合わせに回せます。

B型の加算の表示は、何を確かめればよいですか?

B型には「高次脳機能障害者支援体制加算」というしくみがあります。決まった研修を終えた職員を置き、そのことを公表している事業所が受けられます。案内にこの名前があれば、「研修を受けた人は、作業中に私を手伝ってくれますか」と聞いてみましょう。

B型の加算の表示は、何を確かめればよいですか?

職員配置の基準は、加算の要件を説明する資料とは別です。加算については、該当する名称の公的な要件と、事業所の算定についての説明を分けて確かめます。職員配置の資料から、加算の内容まで読み取らないようにします。

案内に加算の記載があれば、書かれた名称を省略せずに残します。事業所名、サービス名、掲載ページや資料名、読んだ日も合わせます。同じ法人の別の拠点や、B型以外のサービスの表示を取り違えないためです。

次は、その説明が今も当てはまるかを事業所にたずねます。見ている案内を示して、「この拠点のB型で、現在算定している加算についての説明ですか」と聞けます。返事があれば、答えた担当者と日付を添え、案内の文とは分けて書きます。

要件の説明を受けたら、その説明に使った資料名や掲載元をたずねます。公的な資料では名称と適用時期を、事業所の資料では対象の拠点と説明の時点を見ます。資料に書かれている要件と、本人に対してできると説明された支援を、別々に残します。

加算の表示・資料・返事を分ける

B-GO!の聞き方:表示の根拠と本人への対応をたずねる

先

表示を残す

正式名称・事業所・サービスを合わせる

次

資料をたずねる

要件の出典と算定の時点を確かめる

後

対応の返事を残す

本人の質問に対する説明を別に書く

加算の要件についての説明と、本人への作業中の対応は別の欄に残します。

返事が「対応しています」だけなら、場面を足します。「途中で手順が分からなくなった時はどうしますか」。作業中の対応を具体的にたずねられます。返事があれば、説明された方法や担当者を質問の横に書き、返事がなかった質問とは分けます。

加算の欄が見つからない時は、記載が見つからなかったことを残します。それだけで「算定していない」とは決めません。資料を得られなかった部分も、相手の説明から推測で埋めず、手元にある案内の文と得られた返事を残します。

比べる時は、加算の有無で良し悪しを決めません。資料に示された要件と、本人の困る場面への対応についての返事を、それぞれ照らし合わせます。資料と説明が食い違う所は、名称、拠点、時点のどこが違うのかを整理し、その部分を追加の質問にします。

B型の見学では、質問への返事と作業場の様子をどう確かめますか?

本人の困る場面について、事業所から得られた返事と、見学で実際に見たことを分けます。高次脳機能障害の特徴を、本人に当てはまる場面へ置きかえて確かめます。

B型の見学では、質問への返事と作業場の様子をどう確かめますか?

高次脳機能障害の特徴の説明は、質問を選ぶ手がかりです。見学では、特徴の一覧を最初から聞き直すのではなく、本人が伝えた場面への対応を見ます。「この困りごとについて、何を質問し、何を見たいか」を決めておきます。

見学の前に、質問したい内容を担当者へ伝える方法を選びます。長く話すのが負担なら、用意した文を見せる方法を希望できます。家族に補足してほしい所や、本人から話したい所も分けて伝え、どの質問を誰がするかを相談しておきます。

説明の場では、本人が聞き直した時の返事を確かめます。説明を区切る、見本を示すなどの対応があった場合は、その時に実際に行われたことを残します。対応を頼まなかった場合や、返事が得られなかった場合まで、「対応できる」とは読みかえません。

作業場では、本人が使う場所と、職員へ声をかける方法をたずねます。席から担当者が見えるかなど、自分で見たことは観察として残します。ほかの利用者への対応を見られても、本人にも同じ対応があるとは決めず、自分の場合を質問します。

見学で、質問・返事・見たことをつなぐ

B-GO!の見学メモの使い方

前

質問する場面を選ぶ

本人が確かめたい対応を担当者へ伝える

中

返事と実際の対応を見る

説明されたことと、その場で見たことを分ける

後

確かめられた範囲を見直す

見られなかった場面を次の質問にする

作業の切りかえなど、見学中に起きなかった場面は、その場で対応を見たことにはなりません。どんな流れで知らせるのか、具体的な例をたずねます。返事が得られた場合は「説明で聞いたこと」として残し、実際に見た対応とは区別します。

「紙でも説明する」と返事があった場合も、説明の範囲を確かめます。本人が希望する作業で使えるのか、毎回用意するとの説明か、相談して決めるとの説明かをたずねます。条件が付いていたら省略せず、返事の意味を広げないようにします。

見学で一度対応してもらえたことと、通い始めてから続けられると説明されたことも分けます。本人が負担を感じた場面は、無理にその日のうちに試さなくて大丈夫です。残った質問を整理し、追加の見学や問い合わせについて相談する方法もあります。

B型と高次脳機能障害の作業所は同じですか?

同じとは限らず、横浜市には地域活動支援センターもあります。

B型と高次脳機能障害の作業所は同じですか?

B型は、雇用契約のない就労支援です。働く場や作業の場を用意するサービスです。探す時は、案内にある正式なサービス名を見ます。

神奈川の横浜市には、別の仕組みもあります。地域活動支援センターの作業所型です。正式名は「障害者地域作業所型」です。創作的活動や生産活動などを受けられます。

横浜市のこの型は、2026年4月に71か所です。市内に住む、在宅の身体・知的障害のある人が対象です。登録した事業所に通う仕組みです。

この名前や対象を、ほかの地域には当てはめません。「作業所」という言葉から、使えると決めないためです。高次脳機能障害への対応も、名前とは分けて見ます。

「作業所」の正式な名前を比べる

B-GO!の比べ表:横浜市の例

見る所就労継続支援B型横浜市の作業所型
仕組みB型雇用契約のない就労支援横浜市の作業所型地域活動支援センター
活動B型働く場・作業の場を用意横浜市の作業所型創作的活動・生産活動など
確かめることB型対象となる道と支給決定横浜市の作業所型市が示す対象と登録

検索では、通称と正式名を分けてメモします。事業所の名前の横に、サービス名を書きます。別の仕組みなら、支援の内容も同じとは考えません。まずは、何のサービスについての話かを合わせます。

B型の工賃にも、作業の収入にも決まりがあります。ただ、支援体制とは別に整理する話です。お金の仕組みは、B型の工賃で説明しています。この記事では、受けたい支えとのつながりを見ます。

国は、B型のほかにも就労系の支援を案内しています。行き先を病名だけで決めず、希望から比べられます。全体の違いは、B型の仕組みと就労支援の全体像を読めます。

B型を探す高次脳機能障害の相談先はどこですか?

横浜市では、各区の福祉保健センターです。

B型を探す高次脳機能障害の相談先はどこですか?

神奈川で探す例として、横浜市の案内を見ます。市のB型のページには、対象と窓口が載っています。案内元は、健康福祉局の障害施設サービス課です。

横浜市の案内は、2026年9月4日更新です。働く上での課題を整理する支援も載っています。就労選択支援の新しい書き方に沿う内容です。

相談内容は、確認する相手に合わせて分けます。B型の対象や支給決定の手続きは区の窓口へ、候補の事業所での作業中の対応はその事業所へたずねます。障害の困りごとの整理を相談したい場合は、その相談を扱う先を区の窓口でたずねます。

地域の支援拠点を探す時は、県や市の公式案内で、窓口の正式名称、対象地域、相談内容を確かめます。見つけた案内を区の窓口にも示し、今回相談したい内容に合う先かをたずねます。B型の申し込み窓口と専門相談の窓口を、名前だけで同じものとは扱いません。

横浜市で相談先をたどる

B-GO!の地域メモ:手続きと支えを分ける

先

市の案内を見る

B型の対象と窓口を読む

次

区の窓口へ伝える

福祉保健センターに相談内容を伝える

後

相談先の役割を確かめる

公式案内と窓口から得られた返事を合わせる

相談先を紹介された場合は、名称と担当、何について相談する先かを残します。紹介時の返事と、その窓口の公式案内を照らし合わせ、対象地域や予約方法を確かめます。案内にない支援まで受けられるとは考えず、本人の相談内容を扱うかを相手にたずねます。

電話で説明しにくければ、先に相談の文を作れます。「作業の手順を覚える所で支えがいります」と伝え、困りごとの整理と事業所探しのどちらを相談したいかを足します。資料を求められた場合は、何をどの方法で渡すのかを聞き、本人の希望も確認します。

ほかの市町村では、その地域の公式案内を使います。横浜市の対象や窓口を、そのまま当てはめません。住んでいる地域と通いたい場所を分けて伝え、相談先の対象地域をたずねます。紹介があった場合も、紹介先の役割と、次に連絡する方法を確かめてから進めます。

高次脳機能障害でB型を初めて使う時は?

初めてのB型では、就労選択支援が原則です。2025年10月からの扱いです。

高次脳機能障害でB型を初めて使う時は?

就労選択支援では、働く上での課題などを整理します。B型に行くことを先に決めるための試験ではありません。本人の希望や、いる支えを考えるための支援です。

高次脳機能障害がある時も、困る場面を持っていけます。作業の説明で迷う所や、相談しにくい所です。支えがあれば進めやすかった経験も伝えられます。できなかったことだけの一覧にしなくて大丈夫です。

アセスメントを受けずに使える道もあります。50歳以上の人などが当てはまります。2025年10月からの通知による扱いです。年齢だけで支給決定が出るという意味ではありません。

働いた経験から考える道も、通知にあります。年齢や体力の面で、雇われにくくなった人などです。自分で対象の道を決めず、今の状態を伝えます。

新しく使う時と、今使っている時

B-GO!がまとめた就労選択支援の入口

今すでにB型を使っていますか?

はい

本人の希望で使える

更新のたびに必須とはしない

いいえ

新しく使う時は原則先に

対象となる道による違いも見る

すでにB型を使う人も、希望すれば受けられます。受給者証の更新などをしたい人も、その対象です。更新のたびに、必ず受けるという扱いではありません。

今の事業所で支えが合わないと感じる時もあります。その時は、合わない場面を分けて書けます。作業そのものか、説明の仕方か、相談のしにくさか。困りごとの整理と、行き先の話を混ぜずに進めます。

手続きの流れは、B型を使い始めるまでの流れへ。支援の中身は、就労選択支援とはで説明しています。

B型の今の対象は、どの時点の資料で読めますか?

2025年9月30日改正の通知と、2026年7月版の事務処理要領です。

B型の今の対象は、どの時点の資料で読めますか?

公的な案内でも、前の書き方が残ることがあります。国の「障害福祉サービスの内容」もその例です。対象者の一部に、前のアセスメントの説明があります。2026年10月18日に閲覧した資料です。

今の対象を読む時は、新しい通知を使います。就労選択支援の通知は、2025年9月30日改正です。同年10月からの扱いを示しています。

事務処理要領は、2026年7月版を使います。対象者の道を整理した国の資料です。病名だけで使えると書いた案内とは、分けて読みます。

横浜市の案内は、2026年9月4日更新です。就労選択支援による課題の整理が載っています。国の新しい説明と、地域の窓口をつなげて読めます。

今の対象を読むための資料の流れ

B-GO!の資料メモ:国の通知から地域の案内へ

2025年10月から

就労選択支援の新しい扱い

2026年7月版

国の事務処理要領

2026年9月更新

横浜市のB型の案内

事業所の案内も、読む欄を分けます。サービス名の欄と、支え方の欄です。加算についての記載があれば、それも別に置きます。違う内容を、同じ意味として読みかえないためです。

支え方の説明では、主語があるかを見ます。誰が、どの場面で、どう支えるのか。本人が使う作業場についての説明かも見ます。法人全体の取り組みなら、その違いを残します。

読んだ内容と、説明を受けた内容が違う時もあります。その時は、どちらかを消さずに並べます。「案内にはこうあり、説明ではこう聞いた」と書けます。違いがある所だけを、次の問いにできます。

高次脳機能障害でB型を選ぶ時、集まった返事をどう比べればよいですか?

本人の困る場面ごとに、受けたい支え、確認先、得られた返事を対応づけます。外から分かりにくい困りごとも、本人の場面に沿って比べるためです。

高次脳機能障害でB型を選ぶ時、集まった返事をどう比べればよいですか?

ここでは、高次脳機能障害の特徴の説明を最初から書き直すのではなく、これまでの質問と返事をまとめます。事業所ごとの印象だけを並べず、本人が確かめたかった場面に答えがあるかを見直します。答えのない所を、想像で補わないようにします。

たとえば、口頭の説明後に手順が分からなくなる場面なら、その場面を行の見出しにします。同じ行に、希望する伝え方と質問した相手を置きます。事業所ごとの返事はその横に並べ、別の作業や別の場面についての回答を混ぜないようにします。

希望と返事が似た言葉でも、内容まで同じとは限りません。「手順を紙で見たい」という希望に対し、どの作業で紙を使えるとの説明だったかを比べます。本人の希望、相手ができると答えた範囲、その条件を別々に読める形にします。

返事には、聞いた日と相手、質問した内容を添えます。「相談して決める」「その作業ではむずかしい」などの条件も省かずに残します。返事がなかった質問は回答欄を埋めず、次に誰へ何を聞くかを考える材料にします。聞いていないことと、断られたことも区別します。

困る場面・確認先・返事を照らし合わせる

B-GO!の確認メモ:同じ場面についての返事を比べる

  • 困る場面と希望

    どの場面で、どんな支えを受けたいか

  • 確認先と質問

    誰に、いつ、何をたずねたか

  • 得られた返事と条件

    対応できる範囲・むずかしいこと・回答のなかった質問

加算の資料は別の欄へ。相手の返事、実際に見たこと、本人や家族の感想も分けます。

加算については、集まった資料の名称や時点と、事業所から得た返事を対応づけます。作業中の支援についての回答欄とは分け、加算の説明で支援の回答を埋めないようにします。資料と返事の違いが残った場合は、その違いを示して事業所にたずねる内容を選びます。

相談先を紹介された場合も、窓口の名前だけで比較を終えません。「何の相談を扱うと案内されたか」と「本人が次に相談したいこと」が合っているかを見ます。手続きの質問なのか、困りごとの整理なのかを分け、公式案内と得られた返事に沿って次の連絡先を選びます。

障害年金について気になる時は、話を分けます。B型と障害年金の関係で説明しています。支援体制を比べるメモとは、別に整理できます。

最後に、本人が大事にしたい場面について、どこまで返事が得られたかを見ます。作業名や病名、加算の表示だけで結論を出さず、支え方の範囲や条件を本人の希望と照らし合わせます。返事が足りなければ、追加でたずねる内容を選び、持ち帰った情報をもとに考えていけます。

出典

  1. 障害者総合支援法施行規則|デジタル庁 e-Gov法令検索|B型の定義|2026-10-18取得の現行条文
  2. 障害者総合支援法|デジタル庁 e-Gov法令検索|障害者の定義・就労継続支援|2026-10-18取得の現行条文
  3. 介護給付費等に係る支給決定事務等について(事務処理要領)|厚生労働省|B型の対象者|最終改正2026年7月
  4. 精神障害(精神疾患)の特性(代表例)|厚生労働省|高次脳機能障害の解説|更新日の表示なし
  5. 指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準|デジタル庁 e-Gov法令検索|B型の職員配置|2025-10-01施行版・2026-10-18取得
  6. 地域活動支援センター(障害者地域作業所型)|横浜市|対象・活動・窓口|2026-04-13更新、か所数は2026年4月現在
  7. 就労継続支援事業(B型)|横浜市 健康福祉局障害福祉保健部障害施設サービス課|対象・窓口|2026-09-04更新
  8. 就労選択支援の実施について|厚生労働省 障害福祉課長通知|新しくB型を使う人・今使っている人の扱い|2025-09-30最終改正
  9. 障害福祉サービスについて(障害福祉サービスの内容)|厚生労働省|対象者の一部に前の書き方が残る資料|更新日の表示なし
  10. 今後の障害者雇用促進制度の在り方に関する研究会 資料「手帳を所持していない精神・発達障害者の位置づけ」|厚生労働省 職業安定局|精神障害者保健福祉手帳の対象の説明|2025-10-29資料
  11. 障害者の就労支援対策の状況|厚生労働省|就労系サービスの説明|更新日の表示なし