就労継続支援B型と若年性認知症|退職後の相談と通う場の選び方

就労継続支援B型と若年性認知症|退職後の相談と通う場の選び方

就労継続支援B型は、雇用契約を結ばずに働く場を支えるサービスです。

若年性認知症でも、退職後の働く場の候補になります。
病気の相談先と、市町村のB型の窓口をつなぎます。
受け入れは、作業の中身と職員の支え方で確かめます。

退職した後、家で過ごす時間が増えた。仕事で身につけたことを、まだ生かしたい。そんな本人と家族に向けた記事です。

若年性認知症は、発症した年齢による呼び名です。国の解説では、18歳以上65歳未満としています。2026年10月18日に閲覧された資料です。

ここでは、病気の進み方は扱いません。退職後の相談先と、受け入れの確かめ方をまとめます。本人が望む過ごし方を、出発点にしてください。

若年性認知症でもB型を使えますか?

就労経験があり、年齢や体力の面で一般企業での雇用が困難になった人などが対象です。若年性認知症でも、対象条件と市町村の支給決定を踏まえ、雇用契約を結ばずに働く場として利用を考えられます。

若年性認知症でもB型を使えますか?

B型は、病名ごとに向き不向きを決める場ではありません。会社に雇われて働くことがむずかしい人に、働く場を用意します。作業をしながら、知識や力をのばす支えも受けます。

退職したという事実だけで、使うことは決まりません。本人の希望や働いた経験を整理します。そのうえで、市町村の支給決定へ進みます。

「認知症だから仕事の話はできない」と考えなくて大丈夫です。病名から話を始めても、話題はそこで止めません。今やりたいことや、手伝ってほしい場面へ広げます。

たとえば、これまで人と接する仕事をしていた。道具を使う仕事を長く続けていた。仕上がりを見直す役目を担っていた。そうした経験は、相談の時に伝える材料です。

若年性認知症の人を対象とした研究「Side by Side」では、支援を受けながら職場の活動に参加する取り組みが報告されています。働く場を探す時は、作業の有無だけでなく、どんな役割と支えがあるかも話題にできます。日本のB型の利用条件を示す研究ではなく、職場への参加を支える取り組みとして読む資料です。

国の制度と研究で見る、働く場と支え

B型の制度と、若年性認知症の職場参加の研究を分けて読む

国の制度:B型

就労の機会を提供し、生産活動を通じて知識や能力を支える

研究:Side by Side

若年性認知症の人が、支援を受けながら職場の活動に参加する実践を報告

研究の参加例とB型の利用条件は別です。希望する役割と支え方に加え、市町村の支給決定も確かめます。

以前と同じ仕事を探すことだけが、相談の目的ではありません。今の自分が担いたい役目を伝えてもよいのです。「作ることが好き」「人の役に立ちたい」でも始められます。

反対に、家族が働く場を望んでも、本人が迷うこともあります。その時は、本人の気持ちと家族の心配を分けて書きます。通う話を急ぐ前に、何を望んでいるかを共有します。

厚生労働省は、B型を就労系サービスの中に置いています。日中の居場所という面と、作業をする場という面があります。本人が望む過ごし方と、場の中身を合わせて考えます。

若年性認知症でB型を考えたら、どこへ相談しますか?

B型の利用には、市町村による支給決定が必要です。対象条件と手続きは市町村に相談し、病気や退職後の生活の相談とは分けて整理します。

若年性認知症でB型を考えたら、どこへ相談しますか?

相談先の候補は、若年性認知症支援コーディネーターです。地域包括支援センターも、相談先として考えます。まずは、退職後に働く場を探したいと伝えます。

伝える内容は、病名だけでは足りません。退職前はどんな仕事をしていたか。今はどんな過ごし方をしているか。本人は何を続けたいと思っているか。そこまでを短くまとめます。

「若年性認知症と診断され、仕事を辞めました」。その後に「作業をする場を探しています」と続けます。さらに「B型も候補にしたい」と伝えます。相談したいことが、相手に伝わる形です。

市町村の窓口には、B型の対象となる条件を相談します。病気の相談先と、手続きを決める窓口は分けて考えます。支給決定をするのは、市町村です。

相談の話題を分けて持つ

本人と家族から、それぞれの相談先へ

本人と家族

やりたいことと、困る場面を分けて伝える

病気の相談先

コーディネーターなどに、退職後の希望を話す

市町村の窓口

B型の対象となる条件と、手続きを相談する

同じメモを使い、本人が望むことを相談先へ伝えます。

家族が先に相談する時も、本人の言葉を残します。「家族としては通ってほしい」とだけ伝えません。「本人は、外に出て何かを作りたいと話す」と添えます。

本人の気持ちがまだ分からない時は、そのまま伝えます。家族の考えを、本人の希望として書き換えないことです。話せたことと、まだ話せていないことを分けます。

相談の終わりには、次の行き先をメモに残します。窓口の名前、担当する人、次に伝える内容です。電話で話した時も、同じように書き留めます。

相談先が変わるたびに、すべて話し直すのは負担です。渡したいメモを用意し、どこまで伝えてよいかも話します。本人が伝えたくないことは、先に分けておきます。

この段階で事業所を決めることを急ぎません。まず、本人の希望と、市町村に相談する点をそろえます。その後に、候補の事業所の作業や支え方を比べます。

若年性認知症でB型を使う条件は何ですか?

50歳以上の人などに、アセスメントなしの道があります。2025年10月からの扱いです。

若年性認知症でB型を使う条件は何ですか?

アセスメントとは、働く面の課題などを整理することです。B型を考える時は、この手続きがいるかも分けて考えます。年齢だけで、使えるかを自分で決めることはしません。

国の通知では、50歳以上の人を例外に挙げています。障害基礎年金1級を受けている人も含まれます。2025年9月30日が最終改正の通知です。

働いた経験がある人にも、例外の道があります。年齢や体力の面で、会社に雇われにくくなった人です。退職した理由と、これまでの仕事を整理します。

若年性認知症という病名だけで、この道に当てはめません。「働いていたから例外」とも決めません。市町村に、働いた経験や今の状況を伝えて進めます。

先にアセスメントを受けるか

病名ではなく、通知にある条件を確かめる

通知にある例外に当たりますか?

はい

先に受けずに進む道

その後の支給決定は、市町村が行う

いいえ

原則、就労選択支援へ

働く面の課題などを整理する

どちらの道でも、本人の希望と今の状況を伝えます。

相談用のメモには、仕事の名前だけを書かないでください。どんな役目を担い、どんな支えがあったかも添えます。辞める前に困っていた場面も、書ける範囲で残します。

「仕事の流れは分かるが、途中の声かけがほしい」。そうした希望も、作業の中身を考える材料になります。できないことの一覧だけにしないようにします。

年金を受けていない人も、ほかの条件を相談できます。年金の有無だけで、B型の相談をやめることはありません。国の対象者の説明には、ほかの道も示されています。

ここで分けたいのは、手続きの道と、事業所の受け入れです。対象となる条件を満たすかは、市町村に相談します。作業や支え方が合うかは、候補の事業所と具体的に話します。

若年性認知症でB型を使う前は、何をしますか?

新しく使う人は、原則として先に就労選択支援を受けます。2025年10月からの決まりです。

若年性認知症でB型を使う前は、何をしますか?

前の章で挙げた例外に当たる人は、扱いが異なります。相談の時に、先に受ける手続きがいるかを分けます。退職した時期だけで、手続きの道は決まりません。

就労選択支援は、合格を目指す試験ではありません。働く面の課題などを整理し、選ぶために使うものです。B型を使うことだけを先に決める進め方はしません。

本人が思う「やってみたい」と、家族の心配が違う時もあります。その違いも、整理したい話題として伝えます。どちらかの話を消して、同じ意見にそろえなくてよいのです。

相談から、通う場を考える流れ

B型を先に決めず、希望と課題を整理する

相談

市町村へ伝える

働いた経験と、退職後の希望

整理

手続きを分ける

就労選択支援がいるかを確かめる

検討

候補の場を比べる

作業、通い方、支え方を具体化する

インターネットの案内は、書かれた時点にも目を向けます。国のサービス内容のページには、古い書き方が残っています。「就労移行支援事業者等」とする対象者の説明です。2026年10月18日の閲覧時点の状態です。

今の相談では、新しい通知と事務処理要領を使います。横浜市の案内も、就労選択支援の書き方になっています。2026年9月4日更新のページです。

古い記事を読んで話が食い違った時は、時点を添えます。「就労選択支援の後の扱いを知りたい」と伝えます。どの説明で進めているかを、相談先とそろえるためです。

例外に当たる人も、希望すれば就労選択支援を使えます。2025年9月30日最終改正の通知にある扱いです。自分の希望を整理したい時の相談材料になります。

申し込みから使い始めるまでの流れは、別にまとめています。書類や手順を詳しく知りたい人は、そちらへ進めます。B型を使い始めるまでの流れをお読みください。

若年性認知症のB型と「作業所」は同じですか?

B型は障害福祉サービスで、横浜市の「障害者地域作業所型」は地域活動支援センターです。作業所という呼び名だけでは、B型か決まりません。

若年性認知症のB型と「作業所」は同じですか?

「若年性認知症の人が通う作業所を探したい」。そう相談する時も、制度の名前を分けて確かめます。名前に作業所とあっても、同じサービスとは限りません。

神奈川の例として、横浜市の案内を見てみます。横浜市には、障害者地域作業所型のセンターがあります。正式には、地域活動支援センターの案内です。

横浜市のこの案内では、2026年4月時点で71か所です。市内に住む、在宅の身体・知的障害のある人が対象です。創作や生産などの活動を行う場とされています。

この横浜市の呼び名を、全国共通の名前として使いません。若年性認知症の人が通えるかも、名前だけでは決めません。探している場の、正式なサービス名まで聞き取ります。

「作業所」の名前から制度を分ける

B-GO!の比べ表:B型と横浜市の作業所型

確かめること就労継続支援B型横浜市の作業所型
制度の名前就労継続支援地域活動支援センター
場の中身働く場と、生産活動など創作や生産などの活動
相談する内容対象となる条件と支給決定市の案内にある対象と登録

紹介された場の名前は、そのままメモに残します。その横に「正式なサービス名」を書き足します。B型なのか、別の制度なのかを分けるためです。

次に、何をして過ごす場かを聞きます。物を作る、作業を覚える、人と話すなどです。本人が求める過ごし方と、実際の中身を比べます。

「作業があるからB型」とは考えません。作業という言葉だけでは、制度の違いが見えないためです。支える仕組みと、申し込む先まで続けて確かめます。

家族の中で呼び名が違う時も、正式な名前へ戻します。「作業所に通う話」と「B型の手続き」を分けます。相談先へ伝える時の、行き違いを減らすためです。

B型そのものの仕組みは、別の記事にまとめています。ほかのサービスとの違いも、そちらで読めます。就労継続支援B型とはをご覧ください。

若年性認知症でB型を探す時、通う人の年齢は分かりますか?

B型全体では、約6割が40歳以上です。2025年12月の国保連データです。

若年性認知症でB型を探す時、通う人の年齢は分かりますか?

「若い人ばかりの場では」と心配する家族もいます。国の年齢の内訳は、その思い込みを見直す材料になります。一方、候補の事業所の雰囲気は、別に確かめます。

同じ国の資料は、50歳以上の人が増えているとしています。2025年12月の年齢の内訳を示した資料です。若年性認知症の人だけを数えたものではありません。

つまり、全体の年齢と、病名ごとの受け入れは別の話です。年齢の近い人がいることだけで、合う場とは決めません。作業の中身や、落ち着いて過ごせる環境も見ます。

国の資料で見るB型の年齢

B型全体の年齢と、自分が通う場を分けて考える

2025年12月のB型全体では、約6割が40歳以上 B型全体 40歳以上:約6割 2025年12月・国保連データ

候補の事業所では、作業と支え方を別に確かめます。

見たいのは、年齢の近さだけではありません。静かな場所で作業したいのか。会話をしながら作業したいのか。本人が望む環境を、具体的な言葉にします。

大勢の場を見ただけでは、作業中の様子は分かりません。席の並び方、声の大きさ、職員への話しかけ方も見ます。本人が気になったことは、その場で言葉にできなくても残します。

家に帰ってから「ここはよかった」と話すこともあります。家族が見た印象と、本人が感じたことは分けて書きます。「家族には明るく見えた」とだけ記録しないようにします。

候補の場に年齢の近い人がいるかを、聞くことはできます。ただし、ほかの人の病名や細かな事情を求める話にしません。知りたいのは、自分がどう過ごせるかです。

国の数字は、相談を始めるための材料にします。最後は、本人の希望と事業所の中身を照らし合わせます。全体の数字だけで、通う先を決めないようにします。

若年性認知症でB型の受け入れは、どう確かめますか?

B型には、職業指導員と生活支援員を配置する基準があります。そのうえで、作業中の説明や困った時の支え方を具体的に確かめます。

若年性認知症でB型の受け入れは、どう確かめますか?

B型には、これらの職員を置く決まりがあります。ただし、職員がいることと、望む支えを受けられるかは別です。自分が困る場面を挙げ、どう支えるかを聞きます。

「若年性認知症でも受け入れていますか」。最初にこう聞いた後は、作業中の話へ進めます。病名への返事だけで、受け入れの話を終えないためです。

たとえば、作業の手順を途中で見直したい時です。誰に声をかければよいかを聞きます。手順を紙で見られるか、実物で教わるかも話題にできます。

作業が変わる時に、説明を受け直したい人もいます。次の作業へ移る前に、どんな声かけがあるかを聞きます。本人が望む伝え方を、事業所のやり方と比べます。

受け入れを確かめるメモ

B-GO!の確認メモ:病名から具体的な場面へ

  • 作業の伝え方

    手順を見直したい時、どう教わるか

  • 困った時の相手

    誰に声をかけ、どこで相談するか

  • 休みたい時の動き

    休むことをどう伝え、作業へ戻るか

説明を聞いた後は、本人にも分かる言葉で残します。「配慮します」という返事だけなら、場面を挙げ直します。「手順が分からなくなった時は、どうしますか」と聞きます。

休みたい時の伝え方も、受け入れの話に含めます。言葉で伝えるのか、席を立つ前に声をかけるのか。本人が使いやすい方法を相談します。

家族への連絡についても、話す内容を分けます。何を本人と話し、何を家族へ伝えるかです。家族へ連絡する前に、本人へどう説明するかも話題にします。

職員の数だけで、支えの細かさを決めつけません。人数の決まりは、常勤に換算した配置の基準です。いつも同じ職員がそばにつくという意味ではありません。

返事は「できる」「難しい」「まだ話がいる」に分けます。分からない点を、できることとして書き足さないようにします。次の相談で取り上げる点として残します。

若年性認知症でB型を考える時、家族は何を伝えますか?

支給決定では、本人のサービス利用の意向や生活の状況などが勘案されます。働いた経験と本人が望む過ごし方、必要な手助けを、家族の考えとは分けて伝えます。

若年性認知症でB型を考える時、家族は何を伝えますか?

家族は、本人が話しにくい所を補う役目を考えます。最初から家族だけで、話を進める形にはしません。本人が話したいことを、先に聞いておきます。

仕事の経験は、役職や会社名だけでは伝わりません。どんな物を作ったか、誰とやり取りしたかを書きます。続けてきた作業と、好きだった役目を分けてもよいでしょう。

困る場面は、「何もできない」とまとめません。「急に作業が変わると、説明を聞き直したい」などです。場面と、いる手助けを組にして伝えます。

家でできることと、外で試していないことも分けます。家族が見ていない場面を、できるとも難しいとも決めません。事業所で一緒に確かめたい点として残します。

相談へ持っていく本人のメモ

経験・希望・手助けを、別の欄に残す

これまでの経験

仕事でしていたこと、好きだった役目

今の希望

やってみたいこと、避けたいこと

いる手助け

困る場面と、相談したい支え方

本人の言葉と、家族が見たことは分けて書きます。

家族の心配には、通う道や連絡のことも含まれます。本人の作業への希望と、家族の心配を別の欄にします。作業ができそうかという話だけに、まとめないためです。

本人が事業所で伝えたいことを、短い文で用意します。「前の仕事では、品物をそろえていました」。「今も、手を動かすことを続けたいです」。このように、本人の言い方で残します。

伝えたくないことも、メモの中で分けておきます。仕事先の細かな事情まで、初めから広げなくてよいのです。受け入れを考えるうえで、何を話すかを本人と決めます。

事業所から説明を受けた後は、本人の言葉も書き足します。「作業はやってみたい」「部屋の音が気になった」などです。家族の感想とは、別に残します。

そのメモを、次の相談にも持っていきます。候補の場を変える時も、本人の希望を出発点にできます。話すうちに希望が変わった時は、書き直して構いません。

若年性認知症でB型を探す時、神奈川ではどこが窓口ですか?

横浜市では、各区の福祉保健センターが窓口です。2026年9月4日更新の案内です。

若年性認知症でB型を探す時、神奈川ではどこが窓口ですか?

神奈川で相談する時も、住んでいる市町村から始めます。横浜市の案内を、県内すべての扱いには広げません。住む地域の、B型の窓口の名前を確かめます。

横浜市のB型の案内元は、障害施設サービス課です。健康福祉局の障害福祉保健部にある課です。申し込みの相談先は、各区の福祉保健センターです。

連絡する時は、「若年性認知症で退職しました」と伝えます。続けて「就労継続支援B型を考えています」と話します。担当する課につないでほしいと、用件を添えます。

神奈川・横浜の相談先を分ける

横浜市の案内元と、区の窓口を整理

住んでいる地域

自分の市町村のB型の窓口へ

横浜市の窓口

各区の福祉保健センター

市の案内元

健康福祉局・障害施設サービス課

病気の相談先へ話した内容も、本人の希望とともに伝えます。

窓口では、退職後に働く場を探していることを伝えます。対象となる条件と、就労選択支援の扱いを話題にします。候補の事業所がある時は、その名前もメモに添えます。

まだ候補がない時は、希望する作業や通う地域を伝えます。「近ければどこでもよい」とまとめる前に考えます。落ち着いて過ごしたい環境も、一緒に書き出します。

家族が調べた事業所と、窓口から案内された場は分けます。サービス名、作業、支え方を同じ項目で比べます。名前を集めるだけで終わらせないようにします。

若年性認知症支援コーディネーターへの相談も伝えます。地域包括支援センターで話した内容があれば添えます。誰に何を相談したかを、用件とともに残します。

担当する人が変わった時は、前の相談メモを見せます。まだ決まっていない点も、そのまま引き継ぎます。受け入れが決まったことと、相談中のことを分けて伝えます。

若年性認知症でB型を考える時、何を持ち帰りますか?

B型の利用を決める支給決定は、市町村が行います。市町村には対象条件と必要な手続きを、事業所には作業や支え方を確認し、それぞれの返事と次の相談先をメモにします。

若年性認知症でB型を考える時、何を持ち帰りますか?

相談した後は、「よさそうだった」で終わらせません。本人が望むことに対し、どんな返事があったかを残します。次に誰と話すかまで、メモに書きます。

市町村から聞いたことと、事業所から聞いたことは別です。市町村の話は、対象となる条件や手続きです。事業所の話は、作業の中身や支え方です。

さらに、本人がどう感じたかを別に残します。制度の条件が合っても、本人が迷うことはあります。迷いの理由が分からない時は、まだ分からないと書きます。

相談後の持ち帰り早見表

B-GO!の確認メモ:返事と次の動きを分ける

話した相手持ち帰る内容次にすること
病気の相談先本人の希望と、相談したい困りごと市町村へ伝える内容をそろえる
市町村の窓口対象となる条件と、進める手続き次の相談先と用意する物を残す
候補の事業所作業と支え方への具体的な返事本人の感想と、残る疑問を書く

お金の説明も、受け取った資料と一緒に残します。B型の作業で受け取るお金は、工賃です。雇用契約による給料と、同じものとして考えません。

工賃の仕組みを詳しく知りたい人は、別の記事へ進めます。B型の工賃の仕組みにまとめています。相談中に聞いた金額と、制度の説明を分けて読めます。

年齢が変わる時の扱いも、別に整理します。障害福祉サービスには、法律で定められた対象やサービスの区分があります。本人の状況に沿って市町村に相談する点を、ほかの手続きと分けてメモに残します。B型と65歳以降の制度の関係

障害年金について知りたい時は、別の記事へ進めます。B型と障害年金の関係にまとめています。B型の受け入れの話と、年金の相談を分けて整理できます。

まずは、本人が続けたいことを短い言葉にします。それを病気の相談先と、市町村の窓口へ伝えます。候補の場では、作業と職員の支え方を具体的に比べます。

退職前の仕事と同じかどうかだけで、場を選びません。今の希望を伝え、どんな役目を担えるかを話します。その返事を持ち帰り、本人の気持ちと並べて考えます。

出典

  1. 障害者総合支援法 第4条・第5条|デジタル庁 e-Gov法令検索|2026-10-18取得の現行条文
  2. 障害者総合支援法施行規則 第6条の10|デジタル庁 e-Gov法令検索|2026-10-18取得の現行条文
  3. 指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準 第186条・第199条・第201条|デジタル庁 e-Gov法令検索|2025-10-01施行版・2026-10-18取得
  4. 就労選択支援の実施について|厚生労働省 障害福祉課長通知|2025-09-30最終改正・改正後全文
  5. 障害者の就労支援対策の状況|厚生労働省|更新日の表示なし
  6. 就労継続支援事業(B型)|横浜市 健康福祉局障害福祉保健部障害施設サービス課|2026-09-04更新
  7. 地域活動支援センター(障害者地域作業所型)|横浜市|2026-04-13更新・か所数は2026年4月時点
  8. 介護給付費等に係る支給決定事務等について(事務処理要領)|厚生労働省|2026年7月最終改正版・B型の対象者
  9. 精神障害(精神疾患)の特性(代表例)|厚生労働省|参考「若年性認知症について」
  10. 障害福祉報酬改定検討チーム資料「就労系サービスに係る報酬・基準について≪論点等≫」|厚生労働省・こども家庭庁|2026-09-28・年齢の内訳は2025年12月
  11. 障害福祉サービスについて(障害福祉サービスの内容)|厚生労働省|更新日の表示なし・2026-10-18閲覧・対象者の古い書き方を照らすために掲載
  12. Side by Side: A workplace engagement program for people with younger onset dementia|Robertson・Evans・Horsnell|Dementia|2013年・若年性認知症の人の職場参加を支える取り組み