就労継続支援A型の仕事内容は?作業の例と働く時の支え

就労継続支援A型は、雇用契約などで働く場を用意する支援です。
仕事の名前だけでは、働く姿を思いえがきにくいものです。同じ仕事でも、自分が受け持つ所を分けて見ます。
この記事では、仕事の例から働く時の支えまでをたどります。仕事の中身と、自分が困りそうな場面を並べて読めます。
就労継続支援A型の仕事内容には何がありますか?
軽作業や清掃、弁当作り、パソコン作業などがあります。

A型は、仕事の種類を指す名前ではありません。働く場と、知識や力をのばす支えを用意する仕組みです。
公的な求人には、施設の中を清掃する仕事があります。食器を洗う仕事や、洗濯物を集める仕事も出ています。
パソコンの仕事では、作る物と使うソフトを見ます。たとえば画像を整えるなら、直す範囲を聞きます。
仕事を選ぶ時は、名前を細かな動きに変えてみます。座るのか、立つのか、物を運ぶのかを分けます。
人と話す場面も、別に書き出せます。客と話す仕事か、職員への報告が中心かを見ます。
仕事の名前を動きに変える
B-GO!の仕事内容の早見表
| 仕事 | 作業の例 | 自分が見る所 |
|---|---|---|
| 軽作業 | 作業の例 箱折り・封入・箱詰め | 自分が見る所 手の動きと仕上げ方 |
| 清掃・飲食 | 作業の例 清掃・食器洗い・弁当作り | 自分が見る所 立つ時間と担当の場所 |
| パソコン | 作業の例 画像の加工・動画編集 | 自分が見る所 使うソフトと直す手順 |
さらに、作業を終えた時の形も見ます。どこまで仕上げたら、職員に渡せるかをそろえます。
「できそう」と感じた理由も、メモに残せます。前にした仕事に近いのか、手順が見やすいのかを書きます。
反対に、気になる所も同じ紙に書けます。仕事への興味と、体の負担を別々に見ていきます。
仕事の中身を見た後に、支え方を重ねます。好きな仕事かどうかと、続けるための工夫を合わせて考えます。
就労継続支援A型の仕事内容にある軽作業では何をしますか?
箱折りや封入、品物を包む作業などを行います。

新潟市の案内には、箱折りや封入が出ています。A型の作業として載っている例です。
箱折りなら、平らな紙を箱の形に整える作業を見ます。折り目のそろえ方や、手を動かす向きに目を向けます。
封入なら、用紙などを袋や封筒に入れます。中身をそろえる所や、封をする所も分けて見ます。
品物を包む作業では、包み方の見本を見ます。仕上がった物を置く場所まで、流れに入れておきます。
「軽作業」という言葉だけで、負担を決めないでください。持つ物の重さや、同じ姿勢が続くかを見ます。
手先を動かすこと以外にも、見る所があります。材料を見分けることや、中身をそろえることも書き出します。
軽作業を前後に分けて見る
B-GO!の作業の見方
材料をそろえる
見本と置き場所を見る
折る・入れる・包む
自分の手の動きを見る
仕上がりを見てもらう
渡す相手と場所をそろえる
作業名に加え、準備と仕上げもメモします。
仕上がりが違った時の戻し方も、メモに入れます。どの段階で職員に見てもらうかを書けます。
目標の量があるなら、その伝え方も見ます。速さだけでなく、仕上がりの見本と合わせて考えます。
口で聞くと迷いやすい人は、その場面を伝えられます。図のある手順書や、分けた指示が支えの例です。
仕事が合うかは、作業名だけで決めずに考えます。材料をそろえてから渡すまでを、自分の言葉にしてみます。
就労継続支援A型の仕事内容にある清掃では何をしますか?
居室や共用の場所の清掃、食器洗いなどを行う例があります。

横浜市のA型の求人には、高齢者の居室の清掃が出ています。共用の場所や、厨房をきれいにする仕事もあります。
同じ求人には、洗濯物を集めて配る仕事も出ています。備品の補充や印刷も、仕事内容に入っています。
清掃という名前でも、自分が受け持つ場所を分けます。床なのか、水回りなのか、部屋の中なのかを見ます。
次に、使う道具を見ます。持ち歩く物や、道具を置く場所までメモに入れられます。
体の動きも、場所ごとに考えます。歩く、かがむ、手をのばす動きを分けて見てください。
人がいる場所なら、声をかける場面も書きます。作業を始める前に、だれに伝えるかをそろえます。
清掃は場所と動きをセットで見る
B-GO!の清掃の比べ表
| 見る所 | 書き出すこと |
|---|---|
| 担当の場所 | 書き出すこと 部屋・共用の場所・厨房 |
| 体の動き | 書き出すこと 歩く・かがむ・物を運ぶ |
| 仕上げ | 書き出すこと 道具の片づけと終了の報告 |
清掃の仕事を読む時は、周りの仕事も分けます。清掃のほかに、運ぶ作業や補充も受け持つかを見ます。
担当の場所が変わる時の伝え方も、確かめる項目です。先に順番を知りたいなら、その希望を書けます。
始める場所だけでなく、終わる所までそろえます。道具を戻す所や、終了を伝える相手もメモに残します。
求人票と、自分が聞いた説明を並べて読みます。仕事の中身や働く場所は、書面でも確かめる項目です。
就労継続支援A型の仕事内容にある飲食では何をしますか?
パンの製造や販売、調理や洗い物などがあります。

新潟市の案内には、パンの製造や販売が出ています。調理や洗い物も、A型の仕事の例です。
飲食の仕事は、食べ物を作る所から分けて見ます。自分が調理を受け持つのか、盛りつけを受け持つのかを見ます。
「調理」と書いてある時も、動きを細かくします。切る、混ぜる、入れるなど、担当する動きを書き出します。
盛りつけでは、仕上がりの見本を見ます。容器のどこへ入れるかを、言葉や写真でそろえられるかを見ます。
片づけや食器洗いも、別の仕事として見ます。作る時間のほかに、どこまで受け持つかをメモします。
配達と書いてあるなら、担当の役目を分けます。運ぶ物の準備なのか、運転もするのかを先にそろえます。
飲食の担当を仕事の前後で見る
B-GO!の飲食の仕事メモ
作る前
材料・道具・担当をそろえる
作る時
調理や盛りつけの範囲を見る
作った後
渡す仕事と片づけを分ける
客に渡す役目があるなら、話す場面も書き出します。注文を聞くのか、品物を渡すのかを分けて考えます。
仕事の切り替えが気になる人は、その場面を伝えます。作業の順番や優先することを明らかにする支えがあります。
立っている時の負担も、仕事と合わせて見ます。体のつらさが出る動きは、できるだけ具体的に書きます。
飲食への興味があるなら、担当したい所から話せます。作る仕事と人に渡す仕事を、まとめて決めなくてかまいません。
就労継続支援A型の仕事内容にあるパソコン作業は何ですか?
パソコンで資料や画像などを仕上げる仕事です。担当する部分は、募集ごとに違います。

パソコンの仕事では、作る物と使うソフトを見ます。たとえば画像を整えるなら、直す範囲を聞きます。
パソコン作業という名前だけで、入力の仕事と決めません。使うソフトと、仕上げる物を分けて見ます。
画像の仕事なら、どんな物を作るかを書き出します。写真を整えるのか、文字を置くのかも聞く項目です。
動画の仕事なら、担当する所を分けます。素材をそろえる所からか、編集からかを見てください。
データを整える仕事では、元の資料と仕上がりを見ます。文字を写す所と、内容を見直す所を分けて考えます。
仕事を渡す時の手順も、先にそろえます。ファイルの名前や、保存する場所をメモに入れられます。
パソコン仕事の思い込みをほどく
B-GO!の思い込みから確かめる表
| 思い込み | 確かめること |
|---|---|
| 入力だけの仕事 | 確かめること 画像や動画など、作る物を見る |
| 家でも働ける | 確かめること 働く場所を書面で見る |
| 操作ができれば十分 | 確かめること 報告や直しの受け方もそろえる |
分からない所を伝える方法も、仕事の見方に入れます。口で話すか、画面を見せるか、自分が伝えやすい形を書けます。
手直しを頼まれた時も、同じように考えます。直す所が書いてあると分かりやすいなら、その希望を伝えます。
画面を見る作業のほかに、働く場所も確かめます。雇用契約では、働く場所も示す項目に入っています。
今できる操作は、ソフトの名前と合わせて書けます。まだ覚えていない操作と、手助けがあるとできる所も分けます。
就労継続支援A型の仕事内容には事業所の外の仕事もありますか?
企業から請け負った仕事を、企業の中で行う形もあります。

この形を、施設外就労といいます。事業所と企業が、仕事を請け負う契約を結びます。
作業の指導は、企業ではなく事業所が行います。企業へ出かけることと、その企業に雇われることは別です。
国の通知では、支え方も決められています。いる職員をつけ、個別支援計画に先に入れる形です。急なことにも対応できるようにします。
通知の最終改正は、2025年3月31日です。施設外就労の仕事と支えは、この通知をもとに見ます。
外の仕事を考える時は、通い方も書き出します。どこに集まり、どこから仕事場へ向かうかを見ます。
仕事場に着いてから、だれの話を聞くかもそろえます。迷った時に声をかける職員を、名前で書けると便利です。
施設外就労でだれが何をするか
A型の仕事場と支えのつながり
企業
事業所に仕事を頼む
A型の事業所
仕事を請け、指導と支えを行う
自分
事業所の指導で担当を進める
休む場所や、体調が変わった時の連絡先も見ます。外の仕事場でも、自分が伝えられる流れをそろえます。
仕事の中身は、事業所内の作業と同じように分けます。担当の場所、使う道具、仕上げ方を書き出せます。
外へ行くことへの不安と、作業への不安は分けて伝えます。移動が気になるのか、人が変わることが気になるのかを書きます。
仕事の説明と、支援の計画を合わせて読みます。作業を進める役目と、困った時の支えを同じ紙に残せます。
就労継続支援A型の仕事内容では時間や責任も確かめますか?
はい、雇用契約を結ぶ時は、仕事や働く時間も確かめます。

雇用契約を結ぶA型の人は、労働基準法上の労働者です。事業所は、労働に関する法令を守ることになります。
仕事の責任を考える時は、担当の範囲から見ます。自分が仕上げる所と、職員に見てもらう所を分けます。
仕事が終わったことを、だれに伝えるかもそろえます。次の作業を自分で始めるのか、指示を待つのかも見ます。
作業が止まった時の伝え方も、先に考えられます。材料が足りない時や、手順が分からない時を分けて書きます。
働く時間では、始める時刻と終わる時刻を見ます。休憩や休みの日も、示される労働条件に入っています。
通う予定を考える時は、家を出る所からたどります。仕事の前後にいる準備も、自分の予定に書き込めます。
仕事の前後までつないで見る
B-GO!の勤務の流れメモ
仕事の前
通う予定と、遅れる時の連絡先
仕事の途中
担当の範囲と、困った時の伝え方
仕事の終わり
仕上げを見てもらい、終了を伝える
休む時や、遅れそうな時の連絡先もメモします。電話がむずかしいなら、使える連絡の形をそろえます。
通院や体調については、支えを話す項目です。国の指針には、出退勤や休憩への配慮が出ています。
目標の量が気になる時は、その決め方を書き出します。仕事を覚える間と、覚えた後を分けて話せます。
責任の話は、つらさをかくす話とは分けて考えます。任された所を知り、困った所を伝える方法もそろえておきます。
就労継続支援A型の仕事内容がつらい時はどんな支えがありますか?
図のある手順書や、分けた指示、仕事量の調整などがあります。

国の合理的配慮指針には、仕事の教え方の例があります。手順を図で示すことや、指示を分けて伝えることです。
本人の様子を見ながら、仕事量を調整する例もあります。静かな場所で休めるようにすることも出ています。
A型の基準でも、仕事の進め方への工夫を求めています。本人の希望を踏まえて、働く機会を用意する決まりです。
支えを話す時は、困った場面をできるだけ細かくします。「作業が苦手」より、どこで止まるかを書いてみます。
たとえば、口で続けて説明されると迷う時です。書いた手順があると、進めやすいかを考えられます。
周りの音が気になる時は、その場所と作業を分けます。音で説明が聞き取れないのか、集中が切れるのかを書きます。
困る場面を支えの言葉に変える
B-GO!の仕事と支えのメモ
説明を覚えきれない
図や文字で手順を示す方法を話す
切り替えで迷う
優先する仕事や指示の分け方を話す
体の負担が大きい
仕事量や休憩の取り方を話す
希望する支えは、仕事とセットで書けます。「画像の修正を、文字でも伝えてほしい」という書き方です。
今ある支えで進められた所も、同じ紙に残します。うまくいったやり方を、次の仕事の話にもつなげられます。
配慮の中身は、本人との話し合いを踏まえて考えます。事業主は、決めた措置の中身を本人に伝えます。
病名から仕事を決めず、自分の場面から考えます。できることと、支えがあると進むことを分けて伝えられます。
就労継続支援A型の仕事内容はB型や会社の仕事とどう違いますか?
B型との主な違いは、雇用契約の有無です。

A型は、雇用契約を結ぶなどして働く場を用意します。B型は、雇用契約にもとづく仕事がむずかしい人への支援です。
仕事が清掃か、パソコンかだけで分ける仕組みではありません。A型を選ぶ時も、仕事の名前と契約を別に見ます。
A型には、雇用契約を結ばずに支援する形もあります。自分が結ぶ契約の形は、書面で確かめる項目です。
給料の話を読む時も、まず雇用契約の形を見ます。雇用契約を結ぶ人には、労働に関する法令が適用されます。
会社の仕事と比べる時は、作業の中身に加えて支えを見ます。だれが仕事を教え、困った時にだれへ話すかを並べます。
仕事の名前と契約を分けて比べる
B-GO!のA型・B型の比べ表
| 比べる項目 | A型 | B型 |
|---|---|---|
| 制度の形 | A型 雇用契約を結ぶなどして働く | B型 雇用契約を結ばずに作業する |
| 仕事を見る時 | A型 担当・勤務の条件・支えをそろえる | B型 作業の中身と支えをそろえる |
A型には、雇用契約を結ばない形もあります。
A型では、仕事の機会とともに訓練や支えも用意します。働くための知識や力をのばすことも、支援の中身です。
A型では、一般の会社への就職も支えます。働く力が高まった人への支援に含まれます。
A型とB型を、上や下の順番で考える話ではありません。自分が望む仕事と、今いる支えを並べて考えます。
B型の仕組みは、就労継続支援B型とはにまとめています。この記事では、A型の仕事と支えの見方に戻ります。
就労継続支援A型の仕事内容はどう確かめて選べばいいですか?
担当する仕事と、仕事や働く場所が変わる範囲を見ます。

厚生労働省は、仕事の中身を示すよう案内しています。仕事や働く場所の、変更の範囲も示す項目です。
募集の説明を読む時は、仕事の名前だけを写しません。自分が受け持つ動きまで、短い言葉でメモします。
「軽作業」なら、折るのか、入れるのかを書きます。「パソコン」なら、作る物と使うソフトを書きます。
次に、仕事を教えてもらう形を書きます。見本があるか、文字で読めるか、自分の言葉でそろえます。
働く場所も、同じ紙に入れます。事業所の中か、施設外就労の場所かを分けて残します。
仕事をしてみた時は、止まった場面を記録できます。作業名ではなく、どの動きで迷ったかを書きます。
持ち帰る仕事と支えのメモ
B-GO!独自の仕事内容メモ
仕事の説明から写す
担当する動き/働く場所/変わる範囲/仕上げ方
自分の側から書く
したい仕事/困る場面/役立つ支え/続けて話すこと
分からなかった所は、次に話す項目として残します。
説明と書面で違う所があれば、その言葉を残します。自分の受け取り方を、同じ言葉で伝えるためのメモです。
支えの希望も、仕事の横に書けます。「封入の順番を、机の上で見られるようにしたい」という形です。
まだ答えが出ていない所は、次に話す項目に残します。空欄を急いでうめるより、知りたいことを言葉にします。
比べる時は、同じ項目を使います。仕事の好みだけでなく、通い方や支え方の違いも見やすくなります。
最後に、自分が選びたい理由を書いてみます。できる仕事と、覚えてみたい仕事を分けて残せます。
就労継続支援A型の仕事内容を決められない時はどう整理しますか?
就労選択支援では、仕事の希望や働く力を整理できます。

A型を新しく使いたい人も、希望に応じて使える道があります。今A型を使っている人も、希望を伝えられます。
仕事を決める前に、何を整理したいかを書けます。したい仕事が分からないのか、支え方で迷うのかを分けます。
仕事への興味があるなら、気になる作業から書きます。経験がある仕事と、これから覚えたい仕事も分けてみます。
体調や通うことが気になるなら、その場面を残します。作業の話と、通い方の話を別々に伝えられます。
住んでいる地域の自治体の案内も使えます。仕事の例と、実際の募集を分けて読みます。
住んでいる地域で仕事の話をそろえる
地域の案内と自分のメモをつなぐ
自治体の案内
A型の仕組みと相談先を見る
地域の募集
仕事の具体例を読む
自分の仕事メモ
したいことと、いる支えを伝える
利用の相談先は、住んでいる市区町村です。障害福祉を担当する窓口へ希望を伝えます。
相談へは、仕事と支えのメモを持っていけます。仕事内容を知りたいことと、手続きの話を分けて伝えられます。
自分に合う仕事を、病名だけから決めなくてかまいません。実際の動きと、どんな支えが役立つかを言葉にします。
A型の仕事選びは、作業の名前を知る所から始められます。担当する範囲と支え方まで、自分の言葉でそろえていきます。
制度の全体はA型の仕組みで読めます。
勤務条件はA型の給料も合わせて確かめます。
出典
- 障害者総合支援法施行規則|e-Gov法令検索
- 障害者総合支援法|e-Gov法令検索
- 障害福祉サービスの内容|厚生労働省
- 就労選択支援の実施について|厚生労働省
- 就労移行支援・就労継続支援の留意事項|厚生労働省通知・仙台市掲載
- 就労継続支援事業(A型)|横浜市
- 障がい者施設等の概要ガイドブック(令和8年度版)|新潟市掲載
- 横浜市のA型・施設内清掃等の求人情報|厚生労働省ハローワーク
- 労働条件の明示|厚生労働省
- 合理的配慮指針|厚生労働省
- 就労継続支援事業の労働者性に関する留意事項|厚生労働省
- 指定障害福祉サービスの人員・設備・運営の基準|厚生労働省
- 障害福祉サービスの利用手続きについて|横浜市
