障害のある子の将来は、今から何を考えればよいですか?

将来の準備は、子どもとこれからの暮らしを考えることです。
- 好きなことと、役立った助けを残す。
- 学校の学びと、大人の暮らしをつなぐ。
- 本人と家族の思いを分けて話す。
進学や仕事を、今すぐ一つに決めなくても大丈夫です。今の生活を手がかりに、少しずつ選択肢を知ることができます。
障害のある子の将来は、どこから考えますか?
こども家庭庁は、乳幼児期から学校卒業までの支援を示しています。
- 見つける遊びや食事、移動で好きな場面を見る
- 残すできたことと、助けが役立った場面を書く
- つなぐ次の相談でメモを見せる

好きなことや、心地よい時間から始めます。将来の職業だけを決める必要はありません。食事、遊び、移動なども暮らしの一部です。できたことと、助けが役立った場面を残します。
就学前の子どもの将来は、何を見て考えますか?
文部科学省は、通常の学級や特別支援学校などを示しています。
- 園や家好きな遊びや、落ち着く場所・音を見つける
- 就学相談本人と保護者が考えていることを伝える
- 次の学校園で役立った伝え方を引き継ぐ

遊びや毎日の生活で、好きなことを見ます。音や場所など、落ち着きやすい条件も残します。就学の相談では、本人と保護者の意見も踏まえます。園で役立った伝え方を、次の場へ伝えられます。
小学生の子どもの将来は、今の学びとつながりますか?
文部科学省は、学びと将来のつながりを見通す教育を示しています。
- 振り返る授業や遊びの写真を見ながら、本人が好きだった活動を選ぶ
- 助けを探す分かりやすい説明や、安心して参加できた場面を思い出す
- もう一度試す同じ助けが次の活動でも役立つか見る

授業や遊びで楽しかったことを振り返れます。たとえば、写真を見て好きな活動を選びます。できたかどうかだけでなく、どんな助けがあったかも残します。本人が安心して参加できた場面が、次の工夫の手がかりです。
中学生の子どもの将来は、何を調べますか?
学びの場には、通常の学級や特別支援学級などがあります。
- 本人の希望
- どんな授業や活動をやってみたい?
- 通い方
- 通学の道や移動にどんな助けがいる?
- 学校での支え
- 休める場所や相談先はある?

中学の後の学び方と、必要な支えを考えます。本人がやってみたいことを先に聞きます。通学の方法や、休める場所も調べる材料です。今の学校で使えた配慮を、次の学校へ伝えます。
高校や高等部では、子どもの将来をどう確かめますか?
文部科学省は、早い段階から進学や就職の準備を示しています。(2021年)
- 体験する作業だけでなく、移動と休み方も見る
- 分けて記録本人が感じたことと、必要だった助けを別々に書く
- 次を決める続けたいことと、次に変えたいことを話す

見学や体験で、やってみたいことを確かめます。本人が感じたことと、必要だった助けを分けて残します。作業の内容だけでなく、移動や休み方も見ます。体験の後は、続けたいことと変えたいことを話します。
子どもの将来に、B型などの昼の場はどう関わりますか?
B型は、雇用契約を結ぶ働き方が難しい人を支えます。(第6条の10)
- 一般の仕事
- 支援を使いながら仕事を探す道もある
- 就労継続支援A型
- 原則は雇用契約を結んで働く。例外もある
- 就労継続支援B型
- 雇用契約を結んで働くことが難しい人に作業や支援の機会
- 生活介護
- 昼の介護や活動を支える

大人の昼の過ごし方には、いくつかの選択肢があります。一般の仕事も、支援を使いながら探せます。A型は原則、雇用契約を結ぶ働く場です。例外として契約を結ばない利用もあります。(第190条)生活介護は、昼の介護や活動の場です。本人の希望や必要な支えをもとに考えます。
子どもの将来を考える時、本人の思いをどう聞きますか?
こども家庭庁の手引きは、絵カードや写真の活用を示しています。(2024年)
- 選びやすくする言葉にしづらいときは、写真や絵カードを見せる
- 反応を待つ選んだものや、表情・動きに出た反応を見る
- 確かめ直す大人の希望と分け、本人が示したことを記録する

言葉だけで答える形に限りません。写真を二つ見せて、好きな方を選ぶ方法もあります。表情や動きも見ながら、伝えやすい形を探します。大人が決めた答えを、本人の希望として扱わないことも大事です。
子どもの将来へ、学校での助けをどうつなぎますか?
手引きは、本人と保護者の意見を分けて記録するよう示しています。(2024年)
- 本人の希望
- 好きな活動、続けたいこと
- 家族が気づいたこと
- 心配なこと、生活で困りやすい場面
- 役立った助け
- 静かな場所で休むなど、実際に試した方法
- 共有する前
- 何を誰に伝えるか、本人と家族で相談する

本人が好きなことと、家族が心配なことは別々に残します。たとえば、静かな場所で休むと落ち着いた経験です。次の学校や支援者へ、役立った方法を伝えられます。何を誰に共有するかは、本人と家族で相談します。
子どもの将来が気になる時、誰に相談できますか?
神奈川県立総合教育センターは、学校や家庭の相談を受けています。(2026年7月更新)
- 学校・学び方
- 学校や地域の教育相談窓口
- 暮らしや福祉
- 市区町村の福祉窓口、相談支援事業者
- 仕事探し
- ハローワークの相談窓口

来所による相談は電話で予約します。教育相談課の案内から、予約先を確認できます。全国では、市町村や相談支援事業者が福祉の相談先です。仕事の相談はハローワークでもできます。障害者手帳がなくても利用できます。
子どもの将来を話す前に、何をメモしますか?
意思を支える手引きは、表情や行動などの記録を示しています。(2024年)
- 好きなこと本人が好きなことと、安心できた助けを書く
- 希望を分ける本人の希望と家族の希望を別の欄にする
- 次に試す行動を一つ決め、後で本人の思いをもう一度聞く

まず、本人が好きなことを書きます。次に、安心できた助けを一つ残します。本人の希望と、家族の希望は分けます。話し合いの後は、次に試すことを一つ決めます。時間がたったら、本人の思いをもう一度聞けます。
子どもの将来を、今の希望と次の相談から考える
将来の進路は、何から聞き取りますか?
好きな活動、落ち着いて過ごせる場所、疲れやすい場面など、現在の暮らしから整理します。家族の希望と、子ども本人が示している希望を分けて残します。仕事や住まいの名前を先に決めるより、どんな支援があれば選択肢を試せるかを考えます。学校や地域で既に受けている支援も、相談の材料になります。
見学や体験の後に何を残しますか?
できた作業だけでなく、説明の分かりやすさ、人との距離、休憩、移動の負担を記録します。本人が言葉で説明しにくい場合は、様子を見た事実と家族の解釈を分けます。その日の印象だけで将来の利用を決めず、次に試したい条件を支援者と話し合います。体験の情報を共有する範囲も確認します。
家族だけで決めにくいときは?
学校での進路相談と、福祉サービスに関する自治体の相談をつなげられるか確認します。卒業などの節目に必要な手続きは、担当者へ時期を聞いて記録します。利用できる制度を年齢や名称だけで自己判断せず、本人の状況を説明して確認します。次の面談で何を決めるかを一つずつ明らかにします。
