就労継続支援B型でVTuberはできる?配信の作業と工賃の元を知る

就労継続支援B型は、雇用契約なしで作業と支援を受ける場です。
「配信が好き」を、作業の希望に変えてみます。話すことだけでなく、配信を支える仕事も見ます。この記事の軸は、作業と売上のつながりです。
「何をするか」と「何がお金になるか」を分けます。そのうえで、自分が受け持つ所を探します。全国で比べる時に使えるメモを載せました。
B型でVTuberや配信は作業になりますか?
配信や制作を、生産活動として組む形で考えられます。B型は、働く場と作業の機会を用意する制度です。

国の決まりは、働く機会と支援を軸にしています。作業の名前だけで、B型かどうかは決めません。VTuberという名前より、中身を読みます。
たとえば、配信のために台本を作る案があります。音声を整え、動画を仕上げる案もあります。これらを、誰に何を届ける作業にするか考えます。
ここで見るのは、事業所の作業としての位置づけです。個人の趣味の配信とは、分けて整理します。支援を受けて学ぶ部分も、別に書き出します。
厚生労働省の着眼点には、本人の希望が出てきます。その希望などをふまえ、個別支援計画を作ります。配信への関心も、計画で話す材料になります。
同じ配信でも、位置づけを分ける
B-GO!の比べ表:作業と学ぶ活動
| 見る所 | 生産活動 | 学ぶ活動 |
|---|---|---|
| 目的 | 届ける物や役務を作る | できることを増やす |
| 確かめる物 | 作業の内容と売上の元 | 支援の計画と進め方 |
| 自分の役目 | 受け持つ工程を書く | 身につけたい力を書く |
配信という名前だけで、お金の流れまで決めない。
事業所を比べる時は、作業名をそのまま写します。「VTuber」だけなら、工程の説明も探します。出演なのか、編集なのかで準備は変わります。
次に、完成した物の行き先を書きます。自分たちのチャンネルか、依頼主への納品かです。売上の説明とつながるかも見ます。
作業名と完成物が分かれば、次は工程を選びます。出演と制作の違いを、次の章で比べます。
B型の仕組み全体は、別の記事で読めます。就労継続支援B型とはにまとめています。
B型のVTuberにはどんな作業がありますか?
生産活動は、作品やサービスの需要を見て組みます。VTuberでも、届ける物から工程を分けて考えます。

かなうラボでは、VTuberコンテンツ制作を案内しています。動画の編集や分析、イラストも作業例です。出演だけでなく、制作の工程から選べます。
厚生労働省は、地域の実情も考えるとしています。何を作り、誰に届けるかが作業の出発点です。配信の画面だけでなく、その前後も見ます。
作業を考える時は、まず完成形を置きます。配信番組、紹介動画、音声などです。次に、完成までにいる手を分けて書きます。
話す役なら、伝える内容をまとめる案があります。台本を読み、言葉を直す工程も考えられます。画面に出る役だけに、希望をしぼらなくて大丈夫です。
制作側なら、音声を聞いて整える案があります。字幕を入れ、内容を見直す工程もあります。公開前の点検を受け持つ形も考えられます。
完成する物から、作業を分ける
配信の工程を考えるための作業メモ
内容を作る
話す題材・台本・画面の流れ
形にする
出演・録音・動画や音の編集
届ける
公開前の点検・納品・振り返り
受け持ちたい工程と、支えがいる工程を分けて書く。
この工程表は、希望を言葉にするために使います。気になる事業所の作業表と照らし合わせます。実際にある工程と、自分の希望を分けて残します。
「動画を作る」だけでは、担当が見えにくくなります。素材を選ぶのか、字幕を入れるのかまで書きます。職員が直す所と、自分が進める所も分けます。
出演が希望でも、ずっと話す形にしぼりません。先に録音する案や、台本を読む案も出せます。支援の計画に入れる内容として話します。
ゲームそのものの活動は、別の記事で扱います。B型とゲーム・eスポーツへ進めます。絵を描く仕事は、B型とイラストにまとめました。
B型のVTuberの工賃は何から出ますか?
工賃の元は、生産活動の収入から経費を引いたお金です。B型の指定基準で決まっています。

配信の見た目より、お金の入口を先に見ます。何を売り、誰から代金を受け取るのかです。売上の説明が、作業の内容とつながるかを読みます。
たとえば、動画を納品する仕事なら代金が入口です。配信の収益を使う説明なら、その収入を追います。どちらも、実際の作業と収支の説明で確かめます。
売上と工賃は、同じ額として読まないようにします。作業を行うための経費を差し引くためです。その後のお金を、どう分けるかも別に見ます。
配信に出た人だけを見ても、流れは分かりません。編集などを受け持つ人への分け方も見ます。売上の説明と工賃の規程を、並べて読む方法です。
売上から工賃までのお金の流れ
VTuberの工賃は、収入と経費を分けて見る
生産活動の収入
配信や制作で受け取る代金
経費を引く
その事業を行うための費用
工賃として払う
自分への分け方も別に見る
入口の売上と、手元の工賃を同じ額にしない。
事業所の月の平均工賃には、下限があります。額は3,000円です。対象は、事業所ごとの平均です。厚生労働省の通知でも示されています。
この平均と、自分が受け取る額は分けて見ます。自分の見込みは、作業と分け方の説明で考えます。配信の人気だけを、自分の工賃に置きかえません。
工賃の支払い方は、収支の式だけでは分かりません。欠席した時や、別の作業をした時の扱いも残します。答えは口頭だけでなく、書面でも読める形にします。
工賃の仕組み全体は、B型の工賃へ進めます。この記事では、配信の売上を追う所にしぼります。
B型のVTuberの売上はどう確かめますか?
生産活動の会計を、ほかの活動と分けて見ます。厚生労働省も、会計を分ける決まりを示しています。

B-GO!では、売上の入口からたどるメモを勧めます。「配信で収入がある」だけで、話を終わらせません。どの活動の収入かを、作業名と結びます。
メモの欄は、売る物、入金先、経費、分け方です。分からない欄には、確かめたい内容を書きます。空いた欄を、思い込みで埋めないためです。
売る物の欄には、説明された名前をそのまま残します。動画の制作代か、配信に関わる収入かなどです。収入につながる活動と、自分の作業を線で結びます。
入金先の欄は、事業所の説明を写す場所です。自分の名義か、事業所の名義かも分けます。お金を受け取る人と、配信に出る人を混ぜません。
工賃の元をたどる確認メモ
B-GO!の持参メモ:売上の説明を残す
何を売る?
作業名/届ける相手/代金の内容
どこへ入る?
収入の名義/入金先/経費の内訳
どう工賃になる?
自分の担当/分け方/読める書面
説明されたことと、まだ分からないことを分けて残す。
経費の欄には、何にかかるお金かを書きます。機材やソフトなどの説明があれば、その名を残します。生産活動の経費と、自分が払う費用も分けます。
分け方の欄では、担当が変わる時も考えます。出演から編集へ移った時はどう扱うのかです。配信を休んで別の作業をする時も、同じく残します。
福祉サービスへの給付と、作業の売上も別に見ます。厚生労働省は、会計を分けるよう示しています。売上の欄には、作業から生まれた収入を書きます。
聞き方は「私の作業は、何の売上につながりますか」です。続けて「そこから何を引きますか」と聞けます。答えをつなぐと、工賃の元を追いやすくなります。
B型のVTuberは顔や声を出す必要がありますか?
顔や声を出すことは、B型の利用の条件ではありません。本人の希望をふまえ、活動の形を考えます。

アバターで活動したい気持ちも、先に伝えます。自分の声を出すかどうかは、別の希望として書きます。顔を出さないことと、声を出さないことを分けます。
個人情報保護委員会は、映像や音も情報に含めます。ほかの情報と合わせて、本人が分かることもあります。見た目だけでなく、話す内容にも目を向けます。
配信前のメモには、本名や住所を出さない案を書きます。通う道や、生活の細かい話も見直す対象です。他の人の名前を話す時の扱いも考えます。
画面の点検では、通知や開いた資料も見ます。映したい画面だけが出るか、職員と確かめます。周りの会話が入る時にどうするかも決めておきます。
その情報を、外に出したい?
顔・声・話す内容を分けて考える
自分で納得している?
出す範囲を決める
顔・声・名前・話題を個別に整理
出さない形を相談
編集など、希望する工程も伝える
アバターの姿と、本人が分かる情報を別に点検する。
出したくない情報は、最初からメモに残します。「本名は出さない」「通う場所は話さない」などです。出せることも書くと、活動の形を考えやすくなります。
配信に出ることと、宣伝に使うことも分けます。声や映像を、どこで使う説明なのかを読みます。短い動画への切り出しについても、別に残します。
同意する書面は、対象を分けて読む方法があります。配信、録画の保存、宣伝での公開などです。分からない言葉は、自分の言葉に直して説明を受けます。
自分のほかの人が映る時も、同じく気を配ります。配信の背景にいる人の顔や、会話も見直します。自分の希望と、周りの人の情報を一緒に守ります。
B型のVTuberでアバターや音楽は自由に使えますか?
他の人の作品は、原則として使う許可がいります。許可がいらない条件に当たるかも分けて見ます。

アバター、背景、音楽を、まとめて考えない方法です。それぞれ、誰が作った物かを書き出します。使ってよい範囲を示す説明も、一緒に残します。
無料で手に入ることと、自由に使えることは別です。文化庁も、作品の条件を確かめる流れを示します。配信で使う方法に合っているかを読みます。
アバターなら、配信で使えるかを見ます。衣装や色を変える時の条件も、分けて読みます。自分が作った部分と、借りた部分も書き分けます。
音楽では、曲と使う音源を分けて考えます。文化庁は、元の音源を使う時の許可にも触れます。広告や投げ銭を含む使い方も、別に扱っています。
配信に入れる素材の早見表
使う物ごとに、権利の説明を残す
| 使う物 | 読む所 | 残す物 |
|---|---|---|
| アバター・背景 | 公開や加工ができる範囲 | 素材の名前と使う条件 |
| 曲・音源 | 配信と収益を得る時の条件 | 権利者の説明と許可 |
| 動画・画像 | 転載や切り出しの条件 | 元の作品と使う範囲 |
手に入れることと、外へ配信することを分けて読む。
「歌ってみた」も、曲ごとに条件を読みます。文化庁は、動画サービスとの契約にも触れます。自分で歌うことと、元の音を使うことは分けます。
使う許可の説明は、職員と共有する形にします。誰が確かめ、どこに保存するかを書いておきます。素材を入れかえる時にも、同じ手順を使います。
文化庁は、動画や画像を使う契約の書式も示します。許可の話を進める時に、内容を整理する資料です。自分たちが使う範囲を、言葉にして残せます。
絵を描く技術や、イラストの仕事は別の記事です。B型とイラストでくわしく扱います。
B型のVTuberで無理のない作業にできますか?
作業の量や時間が、重い負担にならない配慮がいります。B型の生産活動について、国が示す決まりです。

配信が好きでも、つらくなる工程は分けて伝えます。話すこと、音を聞くこと、画面を見ることなどです。病名ではなく、自分の作業の様子を言葉にします。
「話すのは好きだが、同時に読むのはつらい」などです。「編集は進められるが、大きな音は苦手」でも伝わります。できることと、支えがいることを並べます。
国の着眼点では、心身の様子に応じた支援も見ます。個別支援計画をもとに、画一的にしない決まりです。配信のやり方も、この視点から考えます。
支えの案には、台本を手元に置く形があります。コメントを職員が読む案も出せます。録音や編集へ作業を分ける案も、希望として書けます。
配信の作業を、誰と整える?
本人の希望を、支援の計画につなぐ
自分
やりたい工程と負担を伝える
支える職員
作業の進め方と助け方を相談
サービス管理責任者
希望や課題を計画にまとめる
本人の希望 → 支援の計画 → 作業の見直しにつなぐ。
職員については、名前より支えの中身を見ます。音や画面の操作を、誰と進めるかです。困った時に作業を止める合図も、相談の材料です。
操作の助けと、生活面の支えも分けて伝えます。通うための負担があれば、それも作業と並べます。配信の出来だけで、自分の状態を伝え切りません。
終わった後は、できた工程を残す方法があります。話せた内容や、編集で進めた所を書きます。つらかった所も、次の作業を変える材料になります。
自分の希望が変わった時も、そのまま伝えます。「出演より制作を続けたい」でも構いません。希望をふまえて計画を作る仕組みにつなげます。
B型の配信は公開前に何を決めますか?
本人の希望を計画に入れ、公開する内容を決めます。作品の権利と、個人が分かる情報も分けて見ます。

公開前の相談は、話す内容だけで終わらせません。画面、音、名前、使う素材を並べます。どこを誰が点検するかも、作業の中に入れて考えます。
生配信を希望するなら、止め方も一緒に決めます。困った時の合図と、操作をする人を整理します。事前に録った動画なら、公開を決める人も残します。
台本には、話したくない題材も添えられます。生活や家族の話など、自分で線を引きます。答えにくい質問への返し方も、先に相談できます。
コメントへの対応は、出演とは別の作業として見ます。自分で読むか、職員が受け持つかを整理します。返事をしない内容についても、考えておけます。
公開の前後をつないで考える
配信だけで終わらない点検の流れ
公開の前
台本・素材・映る情報を点検
公開する時
操作する人と止める合図を共有
公開の後
残す動画と見直す内容を相談
自分が出す情報と、使う作品を別々に確かめる。
公開後の見直しは、連絡先と手順を決めます。削除や差し替えを希望する時の窓口です。作品を使える範囲と退所後の扱いは、次の章で整理します。
公開前の点検を、本人だけで抱えない形にします。分からない素材は、そのまま使わず相談します。支援の中で、何を確かめるかを共有します。
この流れを、気になる事業所の説明と比べます。「公開する前に誰と何を見るか」が分かるかです。使う機材の名前より、進め方を先に読みます。
B型のVTuberはアカウントや作品を持ち帰れますか?
使い続けられる範囲は、作品の権利や契約で確かめます。文化庁も、作品を使う許可の整理を示しています。

自分が配信に出ることと、作品の権利は分けます。アバター、動画、チャンネルも別に整理します。まとめて「自分の物」と決めず、説明を読みます。
まず、アカウントの名義と操作する人を残します。誰が投稿し、誰が設定を変えるのかです。自分の連絡先を使う説明なら、その扱いも読みます。
次に、アバターを使える範囲を見ます。事業所での活動だけか、個人の活動も含むかです。自分で作った部分があるなら、その部分も分けます。
作品のデータは、完成した物と元の素材を分けます。持ち帰りたい物を、名前で伝える方法です。「動画がほしい」より、話す対象をそろえられます。
「自分の活動」を、物ごとに分ける
思い込みから、確かめる内容へ
| 思い込み | 確かめる内容 |
|---|---|
| 自分が出た動画だから自由に使える | 映像・音・素材ごとの使う条件 |
| 自分の姿だからアバターを持ち帰れる | 制作者と、使ってよい範囲 |
| 配信をしたからアカウントも自分の物 | 名義・操作の担当・退所後の扱い |
続けたい活動を先に伝え、書面の説明と照らし合わせる。
通うのをやめた後も、動画を残したい人もいます。逆に、自分の声や姿を見直したい人もいます。今の気持ちとして、希望を先に伝えられます。
他の場所で活動したいなら、その使い方も話します。作品の紹介に使うのか、配信を続けるのかです。目的を分けると、許可の範囲を読みやすくなります。
取り決めを読む時は、次の三点を照らします。退所後に使える作品、使える期間、必要な手続きです。個人の配信へ転用したい時も、書面と比べます。
希望と違う条件があれば、始める前に残します。大事にしたい活動を、後から言い出しにくくしません。自分で読める言葉で説明を受ける材料にします。
B型のVTuberを比べる時は何を持っていきますか?
作業・売上・支援・公開の条件をメモにします。住む市区町村の障害福祉窓口が手続き先です。

全国の候補は、障害福祉サービス等情報検索で探せます。地域と「就労継続支援B型」を選びます。配信の工程は、各事業所の作業の紹介と比べます。
一覧を見た後は、作業の説明を照らし合わせます。「配信」「動画」「アバター」を別々に読みます。希望する工程があるか、売上の説明とつながるかです。
利用の手続きと、作業の説明は分けて確かめます。手続きは住む市区町村の障害福祉窓口です。作業や公開の条件は、候補の事業所と話します。
自治体によって、担当する課の名前は違います。横浜市の例では、高齢・障害支援課などです。自分の自治体の案内で担当課を探します。
相談に持っていく、配信の希望メモ
B-GO!の持ち帰るメモ:希望と説明を並べる
やりたい作業と出す情報
出演・編集の希望/声や名前の扱い
売上と支えの中身
収入・経費・分け方/職員の助け方
作品の権利と、通うのをやめた後の扱いも添える。
比べる紙では、同じ項目を横に並べます。作業、売上、工賃、支援、公開する情報です。書けない欄には、次に聞きたい内容を残します。
工賃の額だけでなく、その元まで読めるかを見ます。自分の担当が変わっても、説明がつながるかです。分け方を読める書面があるかも、メモに加えます。
候補ごとのメモを、優先したい条件の順に見比べます。空欄には、説明を受けたい項目を書き足します。体験でできた工程も並べれば、選ぶ理由が残ります。
使うまでの流れは、B型を使うまでの手続きへ進めます。対象になる人の条件は、B型を使える人で扱います。
VTuberという名前より、自分が続けたい工程を見ます。その工程の売上と、支えの中身を並べます。好きな活動を、納得できる作業の形へつなげます。
出典
- 障害者総合支援法|デジタル庁 e-Gov法令検索
- 障害者総合支援法施行規則|デジタル庁 e-Gov法令検索
- 指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準|厚生労働省
- 障害者の就労支援対策の状況|厚生労働省
- 就労継続支援事業(B型)|横浜市
- 指定障害福祉サービス事業者等の指導監査について|厚生労働省
- 個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)|個人情報保護委員会
- ここが知りたい著作権|文化庁
- 誰でもできる著作権契約 よくあるご質問|文化庁
- 障害福祉サービスの利用手続きについて|横浜市
- 他人の著作物を利用したい場合など|文化庁
- 障害福祉サービス等情報検索|福祉医療機構
- VTuberコンテンツ制作|かなうラボ
- 就労移行支援及び就労継続支援(A型・B型)における適切なサービス提供の推進について|厚生労働省
