就労継続支援B型は身体障害があっても使える?設備と作業の確かめ方

就労継続支援B型は身体障害があっても使える?設備と作業の確かめ方

執筆:B-GO! 編集部

B型は、体に障害がある人も、条件に合えば使える働く場です。

B型は身体障害があっても使えますか?

はい。体に障害がある人も、B型の対象に含まれます。

B型は身体障害があっても使えますか?

使うための条件を確かめ、市町村が支給決定を行います。支給決定は、使う支えの種類や量などを決めることです。横浜市は、働いた経験のある人などを対象に挙げています。年齢や体力の面で、雇われて働くことが難しくなった人です。

利用までの確認

体の障害とB型の条件を分ける

1

障害の確認

手帳などを用意

2

B型の条件

働き方を相談

3

市町村

支給を決定

出典:資料1 資料2

B型の仕組みも参考になります。

身体障害の確認に、手帳は要りますか?

身体障害の確認には、身体障害者手帳を用いると国の事務処理要領に示されています。

身体障害の確認に、手帳は要りますか?

身体障害者手帳と、サービスの種類などを記した受給者証は別のものです。手帳をまだ持っていない場合は、今の状況を市町村に伝えます。手続きや、他の障害区分も含めて相談できます。

手帳と受給者証

二つの役目を分ける

  • 手帳

    障害の確認

  • 受給者証

    使える支え

  • 相談先

    市町村の窓口

出典:資料3 資料1

身体障害がある時、B型の段差はどう確かめますか?

入口から作業席まで、いつもの車いすや杖で通る道を見ます。

身体障害がある時、B型の段差はどう確かめますか?

国の福祉事業者向け資料は、段差を解消する工夫を例に挙げています。扉を開ける時に手が届くかを確かめます。曲がる場所に余裕があるかも、自分の動きに合わせて見ます。

通る道を見よう

入口から作業席まで

1

入口

扉と段差

2

廊下

曲がる場所

3

作業席

机へ近づく

出典:資料4

見学で聞く質問も参考になります。

トイレは、どこを見ればよいですか?

入口、中で動く場所、便器への近づき方を確かめます。

トイレは、どこを見ればよいですか?

国の設備基準では、便所などを利用者の特性に応じたものにすることを定めています。実際に入れるか、手すりに手が届くか、必要な助けを頼めるかを分けて見ます。

トイレの使い方を話そう

本人の動きに合うかを確認する

自分

事業所

入口を確認

職員

必要な助け

便器の近く

動ける場所

手洗い

手が届くか

出典:資料5 資料4

身体障害がある時、B型の送迎車はどう見ますか?

車への乗り方と、いつもの道具をどう載せるかを確かめます。

身体障害がある時、B型の送迎車はどう見ますか?

東京都板橋区の泰心就労継続支援センターは、送迎を案内しています。対象は、自分で通うことが難しい人です。車いすに対応した作業場所も案内しています。車の形や乗り降りの助けは、利用前にその施設へ確認します。

送迎車を確かめよう

車いすや杖と乗り方を確認する

先に見る所

車があれば乗れる?

乗る方法

道具と車の組合せ

必要な助けも話しておこう

出典:資料6

乗り降りで、何を先に伝えますか?

使っている車いすや杖、手助けを頼みたい場面を伝えます。

乗り降りで、何を先に伝えますか?

車の近くまで自分で行けるかを整理します。乗る時にどんな助けを求めるかも、自分の言葉で伝えます。本人と職員が、できることや困ることを話して方法を考えます。

車の乗り方を確かめる

送迎車と使う道具を見る

  • 車

    乗り降りの方法

  • 道具

    車いすや杖

  • 手助け

    どこで誰に頼むか

出典:資料4

身体障害がある時、B型の作業はどう工夫できますか?

机の高さや道具の置き場など、困る動きから相談できます。

身体障害がある時、B型の作業はどう工夫できますか?

国の福祉事業者向け資料は、机の高さへの配慮を例に挙げます。車いすで机に近づける高さを考えるものです。たとえば、手が届きにくい道具を手前に置き、座ったまま作業できるかを確かめます。

道具を使いやすくする

作業で困る場面から考える

1

手の届く所

道具を近づける

2

座る位置

机へ近づく

3

高さを考える

姿勢に合うか

出典:資料4

片手での作業も相談できますか?

はい。押さえる、つかむ、運ぶなどの動きごとに相談できます。

片手での作業も相談できますか?

片手で袋を押さえにくい時は、袋を支えてもらうことや道具を使う方法を話せます。自分でできることと、助けがあると進めやすい所を分けて伝えましょう。

片手での作業を分ける

自分でできる所と助けを話す

1

つかむ

道具を手に取る

2

押さえる

袋を支える方法

3

運ぶ

移す時の助け

出典:資料4

身体障害に合うB型の助けは、どう相談しますか?

どこで困るかと、どうしたいかを伝えて一緒に考えます。

身体障害に合うB型の助けは、どう相談しますか?

B型の個別支援計画は、本人の希望や課題を聞いて作ります。事業所では作業や通い方を、相談支援専門員とは暮らし全体に必要な支えを整理できます。

支え方を相談しよう

困る場面と希望を分けて伝える

困る場面を伝えた?

はい

何が助かるか話す

作業や道具を相談

いいえ

支援員へ話す

困る場面から伝える

出典:資料5 資料7

身体障害でB型を考える時、どこへ相談しますか?

住む市町村の窓口や相談支援の事業所で話せます。

身体障害でB型を考える時、どこへ相談しますか?

横浜市では、18歳以上は原則として区の窓口へ相談します。窓口は、福祉保健センターの高齢・障害支援課です。川崎市は区役所の高齢・障害課に窓口を設けています。まず「B型で作業をしたい」と伝えられます。

相談先を分けておく

自分が話したいことを整理する

市町村

利用と手続き

相談支援

暮らし全体の希望

事業所

作業や通い方

出典:資料8 資料9

も参考になります。

希望する設備や助けは、どう話し合いますか?

困る所と、ほしい助けを伝えて、できる方法を一緒に考えます。

希望する設備や助けは、どう話し合いますか?

国の指針は、本人との対話を通じて、必要な配慮を検討することを示しています。たとえば、机に近づきにくい時は、配置を変えられるか話します。

困る所から話そう

本人と事業所が方法を考える

困る場面を伝えた?

はい

ほしい助けを話す

できる工夫を相談

いいえ

支援員に話す

困る場面から伝える

出典:資料4

見学の答えは、何をメモしますか?

見たこと、聞いた答え、まだ分からないことを分けて残します。

見学の答えは、何をメモしますか?

入口、トイレ、車、机など、場所ごとに書きます。使ってみたことと、次に確かめたいことも残すと、あとで比べやすくなります。

見学のメモを残そう

設備と必要な助けを分けて書く

見た場所

入口やトイレ

聞いた答え

使い方や手助け

次に確かめること

日付と話した相手

出典:資料4

公的な出典と事業所の案内()

  1. 資料1:障害者総合支援法
  2. 資料2:横浜市:就労継続支援B型
  3. 資料3:厚生労働省:支給決定事務処理要領
  4. 資料4:厚生労働省:福祉事業者向けガイドライン
  5. 資料5:指定障害福祉サービスの設備・運営基準
  6. 資料6:泰心就労継続支援センター:設備と送迎
  7. 資料7:厚生労働省:相談支援
  8. 資料8:横浜市:障害福祉サービス利用手続き
  9. 資料9:川崎市:サービス等利用計画
  10. 資料10:厚生労働省:障害者の利用者負担

身体の状態と作業環境を、実際の動きで合わせる

見学で通路を見るときの要点は?

入口から作業席、トイレ、休憩場所まで、普段使う補助具や移動の方法で確かめます。段差の有無だけでなく、扉、曲がる場所、席の間隔、荷物の置き方にも注目します。介助が必要な場面があるなら、どの時間に誰へ頼むかを聞きます。写真だけで判断せず、無理のない範囲で実際の動線を見ます。

作業の負担は、どう伝えますか?

長く同じ姿勢を取ること、細かな動作、物を持つことなど、負担が出る動きを具体的に伝えます。できるかできないかだけでなく、道具や机の高さを変えるとどうかも相談できます。通院や治療に関する判断は医療機関への確認と分けます。事業所には、利用中に必要な対応や連絡の方法を説明してもらいます。

体験後は何を記録しますか?

作業中だけでなく、帰宅後や翌日に残った疲れもメモします。予定した時間、休憩、試した道具、支援を受けた場面を残すと、次の調整に役立ちます。送迎を利用するなら、乗り降りと待ち時間も含めて振り返ります。続けられる条件を一緒に確かめ、無理のある工程は支援者と相談し直します。

参考にした資料