就労継続支援B型は身体障害があっても使える?設備と作業の確かめ方

B型は、体に障害がある人も、条件に合えば使える働く場です。
- 身体障害の確認と、B型の利用条件を分けて確かめます。
- 入口やトイレ、送迎車は自分の使い方に合わせて見ます。
- 机や道具をどう使うか、必要な助けとともに相談します。
B型は身体障害があっても使えますか?
はい。体に障害がある人も、B型の対象に含まれます。

使うための条件を確かめ、市町村が支給決定を行います。支給決定は、使う支えの種類や量などを決めることです。横浜市は、働いた経験のある人などを対象に挙げています。年齢や体力の面で、雇われて働くことが難しくなった人です。
利用までの確認
体の障害とB型の条件を分ける
障害の確認
手帳などを用意
B型の条件
働き方を相談
市町村
支給を決定
B型の仕組みも参考になります。
身体障害の確認に、手帳は要りますか?
身体障害の確認には、身体障害者手帳を用いると国の事務処理要領に示されています。

身体障害者手帳と、サービスの種類などを記した受給者証は別のものです。手帳をまだ持っていない場合は、今の状況を市町村に伝えます。手続きや、他の障害区分も含めて相談できます。
手帳と受給者証
二つの役目を分ける
手帳
障害の確認
受給者証
使える支え
相談先
市町村の窓口
身体障害がある時、B型の段差はどう確かめますか?
入口から作業席まで、いつもの車いすや杖で通る道を見ます。

国の福祉事業者向け資料は、段差を解消する工夫を例に挙げています。扉を開ける時に手が届くかを確かめます。曲がる場所に余裕があるかも、自分の動きに合わせて見ます。
通る道を見よう
入口から作業席まで
入口
扉と段差
廊下
曲がる場所
作業席
机へ近づく
出典:資料4
見学で聞く質問も参考になります。
トイレは、どこを見ればよいですか?
入口、中で動く場所、便器への近づき方を確かめます。

国の設備基準では、便所などを利用者の特性に応じたものにすることを定めています。実際に入れるか、手すりに手が届くか、必要な助けを頼めるかを分けて見ます。
トイレの使い方を話そう
本人の動きに合うかを確認する
自分
事業所
入口を確認
職員
必要な助け
便器の近く
動ける場所
手洗い
手が届くか
身体障害がある時、B型の送迎車はどう見ますか?
車への乗り方と、いつもの道具をどう載せるかを確かめます。

東京都板橋区の泰心就労継続支援センターは、送迎を案内しています。対象は、自分で通うことが難しい人です。車いすに対応した作業場所も案内しています。車の形や乗り降りの助けは、利用前にその施設へ確認します。
送迎車を確かめよう
車いすや杖と乗り方を確認する
先に見る所
車があれば乗れる?
乗る方法
道具と車の組合せ
必要な助けも話しておこう
出典:資料6
乗り降りで、何を先に伝えますか?
使っている車いすや杖、手助けを頼みたい場面を伝えます。

車の近くまで自分で行けるかを整理します。乗る時にどんな助けを求めるかも、自分の言葉で伝えます。本人と職員が、できることや困ることを話して方法を考えます。
車の乗り方を確かめる
送迎車と使う道具を見る
車
乗り降りの方法
道具
車いすや杖
手助け
どこで誰に頼むか
出典:資料4
身体障害がある時、B型の作業はどう工夫できますか?
机の高さや道具の置き場など、困る動きから相談できます。

国の福祉事業者向け資料は、机の高さへの配慮を例に挙げます。車いすで机に近づける高さを考えるものです。たとえば、手が届きにくい道具を手前に置き、座ったまま作業できるかを確かめます。
道具を使いやすくする
作業で困る場面から考える
手の届く所
道具を近づける
座る位置
机へ近づく
高さを考える
姿勢に合うか
出典:資料4
片手での作業も相談できますか?
はい。押さえる、つかむ、運ぶなどの動きごとに相談できます。

片手で袋を押さえにくい時は、袋を支えてもらうことや道具を使う方法を話せます。自分でできることと、助けがあると進めやすい所を分けて伝えましょう。
片手での作業を分ける
自分でできる所と助けを話す
つかむ
道具を手に取る
押さえる
袋を支える方法
運ぶ
移す時の助け
出典:資料4
身体障害に合うB型の助けは、どう相談しますか?
どこで困るかと、どうしたいかを伝えて一緒に考えます。

B型の個別支援計画は、本人の希望や課題を聞いて作ります。事業所では作業や通い方を、相談支援専門員とは暮らし全体に必要な支えを整理できます。
支え方を相談しよう
困る場面と希望を分けて伝える
困る場面を伝えた?
何が助かるか話す
作業や道具を相談
支援員へ話す
困る場面から伝える
身体障害でB型を考える時、どこへ相談しますか?
住む市町村の窓口や相談支援の事業所で話せます。

横浜市では、18歳以上は原則として区の窓口へ相談します。窓口は、福祉保健センターの高齢・障害支援課です。川崎市は区役所の高齢・障害課に窓口を設けています。まず「B型で作業をしたい」と伝えられます。
相談先を分けておく
自分が話したいことを整理する
市町村
利用と手続き
相談支援
暮らし全体の希望
事業所
作業や通い方
も参考になります。
希望する設備や助けは、どう話し合いますか?
困る所と、ほしい助けを伝えて、できる方法を一緒に考えます。

国の指針は、本人との対話を通じて、必要な配慮を検討することを示しています。たとえば、机に近づきにくい時は、配置を変えられるか話します。
困る所から話そう
本人と事業所が方法を考える
困る場面を伝えた?
ほしい助けを話す
できる工夫を相談
支援員に話す
困る場面から伝える
出典:資料4
見学の答えは、何をメモしますか?
見たこと、聞いた答え、まだ分からないことを分けて残します。

入口、トイレ、車、机など、場所ごとに書きます。使ってみたことと、次に確かめたいことも残すと、あとで比べやすくなります。
見学のメモを残そう
設備と必要な助けを分けて書く
見た場所
入口やトイレ
聞いた答え
使い方や手助け
次に確かめること
日付と話した相手
出典:資料4
公的な出典と事業所の案内()
- 資料1:障害者総合支援法
- 資料2:横浜市:就労継続支援B型
- 資料3:厚生労働省:支給決定事務処理要領
- 資料4:厚生労働省:福祉事業者向けガイドライン
- 資料5:指定障害福祉サービスの設備・運営基準
- 資料6:泰心就労継続支援センター:設備と送迎
- 資料7:厚生労働省:相談支援
- 資料8:横浜市:障害福祉サービス利用手続き
- 資料9:川崎市:サービス等利用計画
- 資料10:厚生労働省:障害者の利用者負担
身体の状態と作業環境を、実際の動きで合わせる
見学で通路を見るときの要点は?
入口から作業席、トイレ、休憩場所まで、普段使う補助具や移動の方法で確かめます。段差の有無だけでなく、扉、曲がる場所、席の間隔、荷物の置き方にも注目します。介助が必要な場面があるなら、どの時間に誰へ頼むかを聞きます。写真だけで判断せず、無理のない範囲で実際の動線を見ます。
作業の負担は、どう伝えますか?
長く同じ姿勢を取ること、細かな動作、物を持つことなど、負担が出る動きを具体的に伝えます。できるかできないかだけでなく、道具や机の高さを変えるとどうかも相談できます。通院や治療に関する判断は医療機関への確認と分けます。事業所には、利用中に必要な対応や連絡の方法を説明してもらいます。
体験後は何を記録しますか?
作業中だけでなく、帰宅後や翌日に残った疲れもメモします。予定した時間、休憩、試した道具、支援を受けた場面を残すと、次の調整に役立ちます。送迎を利用するなら、乗り降りと待ち時間も含めて振り返ります。続けられる条件を一緒に確かめ、無理のある工程は支援者と相談し直します。
