就労継続支援B型と自立支援医療はどう違う?

就労継続支援B型と自立支援医療はどう違う?

執筆:B-GO! 編集部

B型と自立支援医療は、別の制度です。

・福祉サービスと医療には、それぞれ別の受給者証があります。
・精神通院医療は、認定された通院医療の負担を軽くします。
・申請は住む市区町村の窓口で行います。

B型の受給者証と自立支援医療の証は同じ?

別です。B型の受給者証は福祉サービスに使います。自立支援医療の受給者証は、認定された医療に使います。

B型の受給者証と自立支援医療の証は同じ?
2つの証の用途
福祉サービス受給者証
→ B型の利用
自立支援医療受給者証
→ 対象の医療

一方の証があるだけで、もう一方の支給認定が決まるわけではありません。

B型に通うと自立支援医療を使えますか?

B型の利用と精神通院医療の支給認定は別です。通院による精神医療を継続する必要性などをもとに判断されます。

B型に通うと自立支援医療を使えますか?
それぞれの手続き
B型:福祉サービスの支給決定
精神通院医療:医療の支給認定

通院による治療を続ける必要がある人が対象です。認定には、別に申請が必要です。

B型利用中の自立支援医療は何に使えますか?

精神通院医療は、対象の精神疾患などに対する通院医療を支えます。

B型利用中の自立支援医療は何に使えますか?
対象となる範囲
対象:外来診療、薬、訪問看護など
対象外:入院、関係のない病気の医療など

自立支援医療には精神通院医療のほか、更生医療・育成医療もあります。この記事では精神通院医療を扱います。

B型利用中の自立支援医療の負担は?

対象医療の自己負担は原則1割です。所得や病状などに応じて月額の上限があります。

B型利用中の自立支援医療の負担は?
医療費の負担の仕組み
対象医療の自己負担
原則1割
所得などに応じて
月額上限を設定

横浜市の2026年7月以降の例です。市民税非課税の世帯が対象の例です。本人の年収が82万6,500円以下なら、月の上限は2,500円です。 所得などで対象外となる場合もあります。世帯は住民票ではなく、医療保険の単位で見ます。

B型利用中の自立支援医療はどこで使う?

受給者証に記載された指定医療機関で使います。

B型利用中の自立支援医療はどこで使う?
受給者証で確かめる先
病院・診療所
薬局
訪問看護事業所

横浜市は利用時に受給者証の提示を案内しています。上限額管理票がある人は、あわせて出します。

B型利用中に自立支援医療を申請するには?

住む市区町村に申請します。横浜市は郵送による新規申請を案内しています。

B型利用中に自立支援医療を申請するには?
申請から利用まで
1 書類をそろえる
2 自治体へ申請
3 認定後、指定先で使う

申請書や診断書、医療保険と所得の確認書類などを準備します。横浜市は区役所の窓口でも受け付けます。 川崎市は区役所の高齢・障害課が窓口です。

B型利用中の自立支援医療は更新が必要?

有効期間は原則1年以内です。続ける場合は更新の申請が必要です。

B型利用中の自立支援医療は更新が必要?
横浜市の更新時期
受給者証の期限を確認
満了の3か月前から更新申請
横浜市・2026年

横浜市では有効期限が切れる前に更新します。横浜市では診断書の提出は原則2年に1回です。 条件を満たせばオンライン申請も使えます。

B型利用中に病院や保険が変わるときは?

自立支援医療などの制度を利用している場合は、指定医療機関や保険の登録の変更が必要か確認します。利用している制度の名前と変更内容を手元にそろえ、住む自治体の案内に沿って手続きを確認します。B型事業所へ伝える通院予定や連絡先の変更と、医療制度の届け出を分けて整理します。窓口から受け取った案内は、提出先や、その後の連絡が分かるように残せます。

B型利用中に病院や保険が変わるときは?
変更を確認する項目
病院・薬局
住所・氏名
加入する医療保険

住む自治体の変更手続きの案内に沿って届け出ます。

神奈川の重度障害者医療費助成との違いは?

神奈川県の助成には、身体障害者手帳1・2級の人などが対象に含まれます。 自立支援医療とは別の制度です。

神奈川の重度障害者医療費助成との違いは?
制度を分けて確認
自立支援医療
認定された対象医療
自治体の医療費助成
住む市町村の制度

県の案内では、対象範囲は市町村ごとに異なります。 横浜市は両制度を使う場合の扱いも案内しています。

医療的な支援の案内を、実際の通所条件へつなげる

加算の名前を見たら、何を確かめますか?

医療に関係する加算や連携の名称だけで、自分が希望する支援をいつでも受けられると判断しません。誰が、いつ、どこで、どのような支援を行う体制なのかを具体的に聞きます。看護職員などが関わる日と、それ以外の日の連絡先も分けて確認できます。制度上の体制についての説明と、本人が通う日に必要な支援を合わせて確かめることが大切です。

医療機関と事業所には、どの情報を伝えますか?

医療機関に確認したい健康上の内容と、事業所での過ごし方について相談したい内容を分けます。本人が普段困っている場面や、既に受けている支援を整理すると説明しやすくなります。どの情報を共有するかは、目的と相手を確かめて相談できます。本人が望んでいることと、医療機関から説明された内容を混ぜずに残しておくと、関係する人と同じ資料を見ながら話せます。

職員がいる時間が、自分の通う時間と違う場合は?

配置や訪問の予定と、本人の通所予定を並べて確認します。食事、移動、休憩、作業など、支援が必要になる場面が決まっている場合は、その時間帯も伝えます。体制があるという説明だけで終わらず、自分が通う日に誰へ相談できるのかを聞けます。時間や曜日の希望が合わない場合は、その条件を市区町村や相談支援の担当者とも共有し、利用の選択肢を相談できます。

体調が変わった時の連絡は、どう決めますか?

事業所へ連絡する相手と方法、本人や家族へ連絡してほしい内容を、利用前に話せます。医療上の判断が必要なことは、主治医などの説明と合わせて整理します。本人の普段の様子をどのように伝えるかや、いつもと違う場面をどう共有するかも確認できます。一般的な案内だけで自分の対応を決めず、個別に必要な連絡や支援を関係する人と確認しておきます。

医療に関係する支援と、費用の案内は同じですか?

事業所の体制や報酬に関する説明と、本人が支払う利用料や実費を分けて読みます。通院の費用と、B型の利用に関係する費用についても、別の欄で確認できます。名前の似た制度や給付が出てきた時は、誰が誰へ支払うお金なのかを聞くと整理しやすくなります。事業所の重要事項や料金の案内を手元に用意し、分からない項目を具体的に質問できます。

見学や体験では、何を見ておくとよいですか?

作業の内容だけでなく、移動、休む場所、説明を受ける方法、相談する相手を確かめます。本人が必要とする支援を話した時に、どのような確認や調整を行うかも聞けます。体験の後は、実際に受けた支援と、まだ説明を聞く必要がある支援を分けて残します。通いやすさを判断する材料を、個別支援計画や相談支援の面談へ持ち帰ることができます。

出典と確認した資料

  1. 厚生労働省 自立支援医療
  2. 厚生労働省 制度の概要
  3. 厚生労働省 精神通院医療の概要
  4. 厚生労働省 精神通院医療の案内
  5. 横浜市 精神通院医療
  6. 横浜市 郵送申請
  7. 横浜市 オンライン申請
  8. 神奈川県 重度障害者医療費の公費負担
  9. 東京都 精神通院医療
  10. 神戸市 よくある質問
  11. 横浜市 障害福祉サービスの利用手続き
  12. 川崎市 精神通院医療の申請
  13. 横浜市 区役所での申請
  14. 横浜市 手帳と自立支援の申請
  15. 横浜市 医療機関・薬局向け案内