就労定着支援の利用料はいくら?自分の負担を知るための見方

就労定着支援は、就職後の暮らしと仕事を支えるサービスです。
就職後は、給料から生活費を出す人もいます。支援にかかるお金が気になるのは自然です。まず知りたいのは、自分が払う額でしょう。
その額は、事業所の料金表だけでは決まりません。所得で決まる上限も合わせて見ます。上限と実際の請求を分けると整理できます。
就労定着支援の利用料はいくらですか?
原則はサービス費の1割で、所得による上限があります。

ここでいうサービス費は、支援にかかる費用です。自分の給料をもとにした手数料ではありません。所得は、負担の上限を決める時に使います。
先に、支援にかかる費用から負担を計算します。次に、所得による上限と比べます。上限より低い時は、低いほうの額を払います。
上限は、毎月必ず払う定額の料金ではありません。請求書に書かれた額と、上限は別に見ます。この違いをつかむと、費用の説明を追いやすくなります。
自分が払う額までのお金の流れ
サービス費の全額と、本人の負担を分ける
支援にかかる費用
給料とは別に計算する
所得による上限
計算した負担と比べる
低いほうを払う
上限まで必ず払う形ではない
料金表に大きな額があっても、欄の名前を見ます。それがサービス費の全額かもしれません。自分が払う欄と取り違えないように読みます。
費用の説明では、上限の額だけを聞いて終えません。自分に請求される額の出し方も並べます。交通費など、別に出すお金も分けて書けます。
まずは受給者証の負担上限月額を見ます。次に、事業所から受け取る費用の説明を見ます。同じ「利用料」でも、何を指すかをそろえます。
たとえば、サービス費の1割が6,000円の月です。上限9,300円の人は、6,000円を払います。1割が12,000円なら、負担は9,300円です。交通費などの実費は別に足します。
就労定着支援の利用料が0円になるのは誰ですか?
生活保護と市町村民税が非課税の世帯は0円です。

国は、所得に応じた負担の区分を設けています。生活保護の世帯と、低所得の世帯があります。ほかに、一般の区分があります。
非課税とは、市町村民税がかからないことです。給料が出ているかだけで決まる言葉ではありません。今の収入だけで、自分の区分を決めないでください。
所得ごとの負担上限の早見表
大人の就労定着支援で見る上限
| 区分 | 世帯の状況 | 月の上限 |
|---|---|---|
| 生活保護 | 生活保護を受けている世帯 | 0円 |
| 低所得 | 市町村民税が非課税の世帯 | 0円 |
| 一般1 | 市町村民税の所得割16万円未満。入所施設の20歳以上とグループホーム利用者を除く | 9,300円 |
| 一般2 | 上の区分に当たらない | 37,200円 |
上限の対象はサービスの自己負担です。
表は、自分の負担を調べる入口として使えます。ただし、表を見て区分を自分で決める形ではありません。市町村が所得などを見て決めます。
上限が0円なら、支援そのものの自己負担はありません。2026年11月に国の案内を確かめています。別に出す交通費などとは分けて考えます。
就職した人も、まずは受給者証の記載を見ます。以前のサービスでの額を、そのまま使いません。今の決定と、費用の説明をそろえます。
「働いたから有料になる」とは決められません。課税の状況を見てから、負担の区分を見ます。給料の有無と、非課税かどうかを分けるのが入口です。
就労定着支援の利用料の区分は何で決まりますか?
市町村民税の課税状況と所得割の額などで決まります。

一般1は、市町村民税の所得割が16万円未満です。入所や住まいによる条件もあります。
この16万円は、給料や年収の額ではありません。市町村民税のうち、所得割の額です。
給与明細の手取りを、この基準と比べません。税の通知にある額と、負担の区分を照らします。よく似たお金の名前を分けると読みやすくなります。
課税世帯は、条件で分かれる
年収ではなく、所得割と住まいを見て分ける
一般の低い上限の条件に合う?
一般1
所得割の額などが条件に合う
一般2
課税世帯で、条件に当たらない
グループホームを使う人などは条件が変わります。
グループホームを使う課税世帯の人は、一般2です。所得割の額だけでは一般1になりません。
施設に入所する20歳以上の課税世帯の人も同じです。一般1の対象から外れます。
住まいが変わる時は、今の上限も見直す点です。就職先が同じでも、負担の前提が変わりえます。所得だけを見ず、暮らし方も伝えます。
税の通知が読みにくい時は、欄の名前を控えます。「所得」と「所得割」を分けて書けます。受給者証の区分と並べると、違いを話しやすくなります。
就労定着支援の利用料は誰の所得で決まりますか?
大人は、原則として本人と配偶者の所得で決まります。

ここでいう配偶者は、夫や妻のことです。親と暮らしていても、親の所得を含む形ではありません。きょうだいの所得も同じように分けます。
国の案内では、18歳以上の人にこの見方を使います。施設に入所する18歳・19歳は別です。
配偶者がいる人は、自分の所得だけでは決まりません。自分が非課税でも、配偶者の状況も見ます。「自分は収入が少ない」だけで区分を決めません。
所得を見る家族の範囲を比べる
B-GO!の比べ表:同居と所得の範囲は分ける
| 家族 | 大人の所得を見る範囲 |
|---|---|
| 本人 | 含める |
| 配偶者 | 含める |
| 親・きょうだい | 同居していても含めない |
施設に入所する若い人の扱いは、国の案内で別に定めています。
「世帯」という言葉は、制度により範囲が違います。家族全員の給料を足すとは限りません。就労定着支援では、この所得の範囲から見ます。
親の収入が高いことで、先にあきらめなくて大丈夫です。反対に、自分だけを見て負担なしとも決めません。誰の所得を見ているかを先にそろえます。
結婚などで家族の状況が変わった時も、伝える点です。国は、世帯の変化に応じた変更の申請を示しています。今の受給者証と、変わった内容を並べて伝えます。
就労定着支援の利用料は給料の手取りで決まりますか?
手取りではなく、市町村民税の課税状況などで決まります。

給与明細にある手取りは、生活費を考える時の目安です。一方、負担の区分では税の状況を見ます。使う場面が違うお金として整理できます。
収入と所得も、同じ言葉ではありません。税の条件にある「所得」を、給料の総額に置きかえません。数字だけを比べると、区分を取り違えやすくなります。
税法で定める障害者には、非課税の条件があります。前年の合計所得金額が135万円以下という条件です。
この条件では、住民税が原則として非課税になります。分離課税の所得割は除きます。給料の総額に、この基準を直接当てはめません。
給料だけで決めず、税の欄を見る
お金の名前を入れかえずに読む
手取りだけで考える
生活費は分かるが、区分は決まらない
税の状況と照らす
課税の有無と所得割を読む
この税の条件を満たすかは、記事では決められません。配偶者がいる人は、その人の所得も関わります。自分の非課税だけで、世帯の区分を決めない形です。
手元の書類は、目的ごとに分けて置けます。給与明細は、家計を考えるために使います。税の通知は、所得の欄を読むために使います。
事業所に費用を尋ねる時も、欄の名前を伝えます。「給料が少ない」より、話のずれを減らせます。分からない欄は、書類を見せながら整理できます。
就労定着支援の利用料は就職後いつ変わりますか?
今の給料だけですぐ決まらず、過去の所得をもとに見直します。

前年の所得をもとにした住民税の情報を使います。給料が出た月と、税の情報の時点は異なります。
そのため、働き始めた時の給料だけでは決まりません。今の生活費と、区分のもとになる所得にずれが出ます。受給者証の額は、その前提と合わせて見ます。
水戸市の案内では、年に1回の更新が必要です。見直しの案内にある適用日を読みます。
給料が出た時と、上限の見直しは別
見る所得の時点を、今の給料と分ける
過去の所得
認定のもとになる
今の上限
受給者証で読む
見直しの時
市町村の案内に沿って進める
「就職した次の月に、必ず負担が変わる」とは言えません。国は、市町村が適切な時期に見直す扱いも示しています。自分の案内にある適用の時期を読みます。
収入の話をする時は、いつの分かも添えます。今の給料と、税の書類にある所得を分けて書けます。話す相手と時点をそろえるためのメモになります。
世帯の変化や税の更正がある時は、変更の申請の話です。国は、変わった内容を示す書類を添える扱いを示します。給料の変化と、申請につながる変化を分けます。
見直しの案内を受け取ったら、古い受給者証も残します。変わる額と、適用される時点を並べて読めます。請求書との照らし合わせにも使えるメモです。
就労定着支援の利用料は面談の回数だけで決まりますか?
面談の回数だけでなく、サービス費と負担の上限で決まります。

就労定着支援は、本人と話すだけの支援ではありません。会社や医療機関などとの連絡も含みます。働き続けるために、暮らしの困りごとも整理します。
国の基準では、本人への支援は月に1回以上です。対面のほか、対面に相当する方法も含みます。
この回数は、面談ごとの値段を表す数字ではありません。支援の基準と、自分が払う額は分けて読みます。費用を見る時は、支援の中身も合わせて読めます。
面談のほかにも、支援のつながりがある
本人への相談と、周りとの連絡を合わせて見る
本人
仕事と暮らしの困りごとを伝える
支援員
相談を受け、関係先とつなぐ
会社・関係機関
働き続けるために連絡を取り合う
会社への伝え方を支援員と考えることもあります。本人と会社の間で、困っている点をそろえる支援です。見える面談だけでなく、つなぐ役目も含まれます。
就職から6か月を経た人が、対象となる支援です。以前の就労移行支援などを経たことも条件です。横浜市の2026年9月更新の案内です。
以前の事業所の相談と、どの契約に当たるかも分けます。就労定着支援として契約する費用を見ます。同じ担当者でも、サービスの名前をそろえて読めます。
説明を受ける時は、支援の計画と料金を並べます。困りごとに対して、何をしてもらうかを言葉にできます。費用だけでは分かりにくい支援の中身も見えてきます。
就労定着支援の利用料に交通費も含まれますか?
サービスの自己負担と、条件により生じる交通費は別です。

国の資料は、別に受け取れる交通費の条件を示します。本人が、ふだん支援をする地域の外を選ぶ時です。その地域での支援にかかった交通費を指します。
どの訪問でも同じ交通費を払う、という決まりではありません。支援をする地域と、本人が選ぶ場所の関係を見ます。自分が移動する交通費とも分けて整理します。
こうした交通費は、先に内容と額を説明する扱いです。そのうえで、本人の同意を得ることが示されています。支払った費用には、領収証を出す扱いもあります。
支援の負担と交通費を分ける
B-GO!の比べ表:何のために出すお金か
| 見る点 | サービスの自己負担 | 地域外での支援の交通費 |
|---|---|---|
| 何のお金か | 支援にかかる費用の本人負担 | 条件に当たる移動の費用 |
| 先に見るもの | 受給者証の負担上限 | 地域・内容・額の説明 |
| 払った後 | 請求と領収証を残す | 内容と領収証を照らす |
負担の上限があっても、別の費用まで同じとは限りません。請求書では、お金の項目を分けて読みます。合計の額だけでなく、何に払うかを残しておけます。
自分が面談の場所へ行くなら、その移動も家計に入れます。事業所が受け取る交通費とは別のメモにできます。通勤にかかるお金も、同じ欄に混ぜないほうが見やすくなります。
契約前には、ふだん支援をする地域を読みます。自宅や会社が、その地域に入るかを照らせます。場所を選ぶ前なら、支払いの説明も比べやすくなります。
名前だけでは分からない費用は、内容を言葉にしてもらいます。何を受けるためのお金か、いつ生じるかをそろえます。説明書と領収証を残すと、後からも照らせます。
就労定着支援の利用料はほかの支援と別に上限がありますか?
対象のサービスを合わせ、上限を超えないよう管理する仕組みです。

ほかの事業所も使う人は、合計の負担を見ることがあります。横浜市は「上限額管理」の手続きを案内しています。事業所ごとに上限まで払う、と先に考えません。
同じ月に複数の事業所を使う時の仕組みです。上限を超えるおそれがある時に行います。
横浜市では、届出をもとに管理する事業所を決めます。どの事業所がまとめるかを、先にそろえる形です。使っている支援の名前を、相談の時に伝えます。
ほかの事業所の負担も合わせて見る
別々の請求を、上限の管理につなぐ
使う支援を伝える
事業所とサービス名をそろえる
上限額管理
まとめる事業所が管理する
合計の負担を見る
対象の負担が上限を超えないようにする
相模原市は、別に払い戻しの制度も案内しています。対象の負担の合計が、決まった額を超えた時の仕組みです。「高額障害福祉サービス等給付費」と呼びます。
上限額管理と、後からの払い戻しは分けて読みます。手続きの名前が違うためです。領収証や支払いの記録をまとめておくと整理できます。
自立支援医療の上限も、そのまま当てはめません。医療にかかる負担は、別の制度の枠組みです。支援の費用と、病院で払う費用を分けます。
家計のメモには、サービス名ごとの欄を作れます。負担の上限、実際の支払い、別の費用を並べます。制度の違うお金を、同じ上限で計算しないためです。
就労定着支援の利用料のほかに計画を作る費用もかかりますか?
サービス等利用計画を作る費用に、本人の負担はありません。

相模原市は、計画を作る費用に負担がないと案内しています。就労定着支援そのものの利用料とは別です。相談支援の費用と、サービスの費用を分けて読みます。
国の流れでは、先に計画案を整えて市町村へ出します。その後に、支給決定と受給者証の発行があります。正式な計画には、利用料や担当者なども加わります。
計画案と、事業所との契約も別のものです。横浜市は、支給決定後の契約で受給者証を示すとしています。どの段階の書類かを分けると、費用の説明も追えます。
申請から費用をそろえるまで
計画・受給者証・契約をつないで読む
計画案を整える
使いたい支援を市町村へ伝える
受給者証を受け取る
支援の種類と負担上限を読む
費用の説明を受ける
上限と請求の出し方をそろえる
横浜市には、支給の申請と負担の減額などの申請書があります。サービスを使う申請と、お金の区分を決める話がつながります。書類の名前だけで、追加の料金とは考えません。
所得に関する書類をそろえる時は、市町村の案内に沿います。国は、公簿で分かる時に提出を省く扱いも示しています。自分にいる書類を、申請の案内から読みます。
契約では、費用の種類と額も説明を受ける点です。国の基準は、始める前の説明と同意を定めています。分からない項目は、その場で言葉をそろえられます。
今の家計で気になる点も、先に書いておけます。交通費が増えることや、支払日の希望などです。制度で決まる上限と、契約で読む内容を分けて話せます。
就労定着支援の利用料はどこで相談できますか?
上限は市区町村、請求額は事業所で確かめます。

全国共通の出発点は、住んでいる市区町村です。公式サイトで「自治体名 障害福祉 利用者負担」と探せます。担当課の名前と、申請に必要な書類が分かります。
仙台市では、各区の障害高齢課などが窓口です。水戸市では、障害福祉課認定係が案内します。課の名前は地域で変わります。
全国で、上限と請求の相談先を分ける
受給者証と費用の説明を用意する
市区町村
負担上限の認定
税の状況・世帯の範囲
事業所
請求額の計算
実費・支払日
相談支援
サービス等利用計画
利用の組み合わせ
相談では「就労定着支援の利用料」と伝えます。受給者証の負担上限と、請求の見込みを並べます。配偶者や住まいの変化も伝える点です。
水戸市は、年に1回の更新を案内しています。変更の届出の適用日は、自治体の案内で確かめます。ほかの地域へ同じ日付を当てはめません。
費用の相談前に、このページの確認メモを使えます。上限・請求額・交通費を分けて持参できます。
就労定着支援の利用料を契約前に何で確かめますか?
受給者証の上限と、事業所が示す費用の説明を照らします。

受給者証では、負担上限月額の欄を読みます。支援の種類も、就労定着支援になっているかを見ます。以前のサービスの書類と取り違えないように置けます。
費用の説明では、自己負担の計算の仕方を読みます。次に、別に払う費用があるかを分けます。上限の額だけで、家計への影響を決めない形です。
事業所は、受け取る費用の種類と額を定めます。始める前に、重要な内容を説明する決まりもあります。分からない言葉は、契約の前に整理できる点です。
契約前に持っていく確認メモ
B-GO!の確認メモ:上限・請求・別の費用
受給者証の負担上限
自分に決まった区分と額を読む
請求の出し方
上限と、実際に払う額を分ける
交通費などの別の費用
生じる条件と額の説明を残す
ほかに使うサービス
上限をまとめる事業所をそろえる
メモには、説明を受けた言葉をそのまま残せます。上限なのか、見込みの請求なのかも書き添えます。似た額が並んでも、何の額かを見失いにくくなります。
払った後は、領収証を費用の説明と一緒に残します。見込みと請求が違う時は、項目ごとに比べます。交通費が含まれたかなど、違う点を言葉にできます。
所得や住まいが変わった時は、前提も見直す点です。事業所の料金だけが変わる話とは限りません。市町村に伝える内容と、事業所に伝える内容を分けます。
就労定着支援の利用料は、上限と実際の負担で読みます。そこに別の費用を分けると、支払いの全体が見えます。自分の受給者証から、今の負担を整理できます。
出典
- 障害者の利用者負担|厚生労働省|2026年11月5日確認
- 就労定着支援|仙台市|2026年11月5日確認
- 障害福祉サービス等の利用者負担について|水戸市|2026年11月5日確認
- 利用者負担のしくみ|武蔵野市|2026年11月5日確認
- 障害福祉サービス・障害児通所支援等|相模原市|2026年11月5日確認
- 個人住民税が非課税になるかた|武蔵野市|2026年11月5日確認
- 障害者の就労支援対策の状況|厚生労働省|2026年11月5日確認
- 指定障害福祉サービスの人員、設備及び運営に関する基準|厚生労働省|2026年11月5日確認
- 介護給付費等に係る支給決定事務等について|厚生労働省|2026年11月5日確認
- 自立支援医療の負担上限と重度かつ継続の範囲|厚生労働省|2026年11月5日確認
- 就労系サービスに係る報酬・基準について|厚生労働省|2026年11月5日確認
- 障害福祉サービス等報酬改定等に関するQ&A|厚生労働省|2026年11月5日確認
- 障害福祉サービス等自主点検表(就労定着支援)|奈良市|2026年11月5日確認
- 障害福祉サービスの利用手続きについて|横浜市|2026年11月5日確認
