就労継続支援B型を再利用するには?戻る手順を解説

再利用とは、いったんやめたB型を、もう一度使うことです。
- 前の事業所か、別の事業所を選べます。
- 受給者証の期限と決定内容を確認します。
- 相談先と、必要な手続きを整理します。
B型は一度やめても再利用できる?
再びB型を使う道はあります。市町村の決定と事業所の受け入れを確かめます。(2026年確認)

手続きと受け入れを確認
前の事業所に戻る方法と、別の事業所を選ぶ方法があります。
前の利用が終わっただけで、再び相談できなくなるわけではありません。
ただし、以前の受給者証が手元にあっても、そのまま使えるとは限りません。決定の内容と期限、利用先の状況を一緒に確かめます。
B型の再利用はどんな順番で進める?
相談、決定の確認、事業所との調整の順に進めます。(2026年確認)

まず、担当の相談支援専門員がいれば、戻りたい気持ちを伝えます。担当がいない場合は、市区町村の障害福祉の窓口から始められます。
次に、受給者証の期限とB型の支給決定を確認します。必要な申請や計画の見直しを進め、利用先と契約や開始日を調整します。
B型の再利用で受給者証は使える?
受給者証は、期限だけでなくB型の決定内容も確認します。(2026年確認)

- 受給者証の期限
- B型の決定
- 手続きの要否
受給者証が有効でも、現在の決定や契約の状態によって、必要な手続きは変わります。期限が切れている場合は、窓口に必要な申請を確認します。
横浜市は、障害福祉サービスの申請から支給決定までの流れを案内しています。オンライン申請の対象も公開しています。
B型の再利用で前の場所と別の場所はどう選ぶ?
前の場所は慣れた環境を、別の場所は今の希望に合う環境を確かめられます。

共通:空き・日数・作業
前の事業所には、空きと、前回と変わった点を聞きます。通う日数や作業の負担も伝えます。
別の事業所なら、仕事内容、通う時間、送迎、休んだ時の連絡方法を比べます。見学や体験の可否も確認します。
どちらも、受け入れの状況と市区町村の手続きが関わります。空きがない時は、相談先と別の候補を探せます。
B型の再利用で就労選択支援は必要?
就労経験のある人などは、就労選択支援を経ずにB型を利用できる場合があります。(2026年告示)

就労選択支援は、働く希望や適性を整理する支援です。
2025年10月から、新たにB型を希望する人に、この支援が関わる場合があります。就労経験などの条件により、扱いは変わります。
前にB型を使ったことだけで、必要か不要かは決められません。退所後の経過や就労経験を、担当者へ伝えます。
B型を再利用するとき、何を伝える?
以前の利用先と、今の希望を伝えると、相談が進めやすくなります。

「前にB型を使っていました。また通うことを考えています。受給者証と、必要な手続きを確認したいです」と伝えられます。
前に困ったことは、話せる範囲で大丈夫です。通いたい日数、作業、体調に合わせたいこともメモにしておくと便利です。
神奈川でB型の再利用はどこに相談する?
横浜市は、お住まいの区の高齢・障害支援課が窓口です。(2026年確認)

横浜市:区役所 高齢・障害支援課
川崎市:お住まいの区役所
その他:市町村の窓口
川崎市では、お住まいの区役所などに相談できます。神奈川県も、まず市町村の窓口へ相談するよう案内しています。
市外に引っ越した場合は、今の市区町村に相談します。前の受給者証と利用歴を伝えます。担当窓口と必要な手続きを確認できます。
B型をもう一度利用するとき、以前と現在の状況を分ける
前の事業所へ戻るか、どう考えますか?
以前に役立った支援、負担だった場面、今回変えたいことを分けて書きます。現在の体調や生活、通える時間が以前と同じとは限りません。前の事業所へ戻る場合も、現在の作業や受け入れ、担当者を確認します。別の先を探す場合は、以前の経験を候補の比較に役立てます。
受給者証や計画は、何を確認しますか?
手元の書類の有効な期間と、現在の支給や利用に関する状況を自治体へ確認します。以前利用した経験があることだけで、今回の手続きが不要とは考えません。必要な申請、面談、相談支援の調整を窓口で確認します。事業所の見学や体験の予定とは別に、手続きの見通しを残します。
再開した後の利用をどう見直しますか?
通所日数、時間、作業、休憩について、今回の希望を具体的に伝えます。以前と同じ量を最初から目標にせず、試した条件と実際の負担を振り返れます。支援者へ共有してよい過去の情報の範囲も確認します。再開後に困った場合の連絡先と、次に振り返る予定を決めます。
以前の利用を終えた理由と、今の希望を分けて話す
再利用を相談するときは、前の利用を終えた時期と理由を、分かる範囲で整理します。就職、体調、転居、支援への希望など、事情を一つの言葉へまとめ過ぎないようにできます。以前と変わった点を伝えると、今回の通い方を具体的に考えやすくなります。
前の担当者と連絡できる場合でも、本人の同意する範囲を確かめて情報を共有します。過去の記録をそのまま現在の希望として扱わず、本人へ説明を受けます。必要な書類が手元にないときは、どの窓口へ相談するかを確認します。
前と違う事業所を希望するなら、今の生活で優先したい条件を明らかにします。通所の経路、作業、休憩、利用の時間などを同じ項目で見学できます。以前より多く通うことだけを目標にせず、続けられる支援を相談します。
再開の日が決まるまでの予定も、生活の見通しと併せて整理できます。申請、面談、見学、体験のどこまで済んだかを分けると、次の連絡先が明らかになります。担当者が確認することと、本人が用意することを別に残します。
出典・参考資料
国や自治体の資料をもとに作成しました。
- [1] 厚生労働省「障害福祉サービスについて(障害福祉サービスの内容)」
- [5] 厚生労働省「就労選択支援について」
- [6] こども家庭庁・厚生労働省「障害福祉サービス等及び障害児通所支援等の円滑な実施を確保するための基本的な指針(令和8年3月31日 こども家庭庁・厚生労働省告示第4号)」
- [2] 横浜市 健康福祉局障害福祉保健部障害施設サービス課「就労継続支援事業(B型)」
- [8] 横浜市 健康福祉局障害福祉保健部障害施設サービス課「就労選択支援事業」
- [9] 横浜市「オンライン申請について-障害福祉サービス-」
- [10] 独立行政法人福祉医療機構(WAM NET)「就労継続支援B型(非雇用型)|制度解説ハンドブック」
- [3] 厚生労働省「障害のある人に対する相談支援について」
- [4] 横浜市「障害福祉サービスの利用手続き」
- [7] 川崎市「障害福祉サービス利用の手続きについて知りたい(よくある質問)」
- [11] 神奈川県「障害福祉サービスを利用するには(よくある質問)」
