就労継続支援B型のデータ入力で何をするか確かめよう

データ入力は、元の紙や画面を見て、文字や数字を打つ作業です。
- 打つことと、元と見比べることを分けて見ます。
- 分からない所で、どう教わるかも確かめます。
- 工賃の計算と、情報を扱う決まりを聞いておきます。
B型のデータ入力では、何をしますか?
元の紙や画面を見て打ち、その内容と見比べます。

入力から確認まで、仕事を区切って見る
元と形式を確認
資料・打つ場所・仕上がりの形
打って見比べる
入力→元と照合
直して渡す
修正→再確認→担当者へ
たとえば、紙に書かれた答えを、表に打つときです。
打つ場所と、最後にだれへ渡すかを先にそろえます。
B型のデータ入力には、どんな作業がありますか?
数字を表に打つ作業や、文章を枠に打つ作業があります。

打つ内容と、見直す所を分ける
| 作業 | 打つもの | 見る所 |
|---|---|---|
| 数値入力 | 表の決まった場所へ数字を打つ | 行・列・桁・入力の形式 |
| 文書入力 | 文章を入力する枠に打つ | 文字・改行・元との一致 |
| 画像から文字を読む道具を使う | 読取結果の文字を確かめる | 読み違いや抜けがないか |
たとえば、紙の数字を、決まった列へ入れるときです。
JEEDの教材にも、数値や文章を打つ課題があります。
B型のデータ入力は、何を見比べますか?
元の行や列と、打った桁や空欄を見比べます。

たとえば、先頭のゼロを残す番号を打つとき
| 見る所 | 元の資料 | 打った表 | 照合すること |
|---|---|---|---|
| 行 | 行あにある番号 | 行いへ入れた | 元の行と入力先の行を合わせる |
| 列 | 番号の列 | 番号の列 | 列の名前も一致しているか |
| 桁 | 0012 | 12 | ゼロを残す指定なら、先頭のゼロを戻す |
| 空欄 | 備考は空欄 | 備考へ0と打った | 空欄とゼロを分け、元に合わせる |
たとえば、先頭のゼロを残す番号を打つときです。
元のどこを、表のどこへ入れたかを、対応させます。
B型のデータ入力で、読めない文字があればどうしますか?
読めない所の位置を示し、確かめる職員へ伝えます。

読めない所は、位置と相手を結び付ける
元の位置
どの資料の、どの行や欄か
入力先の位置
どの表の、どの行や列か
確認する職員
未確定の所と位置を示し、返事で直す
たとえば、同じような形の字があり、そのままでは読めないときです。
返事をもらった所を直し、元ともう一度比べます。
B型のデータ入力では、どう教わるかを見ますか?
見本や、指で位置を追う方法などを試して選びます。

教わる方法と、計画に入れる支えをつなぐ
同じ職員が担当する場合も、役ごとの話を分けます。
サービス管理責任者
本人の希望や必要な支えを計画へ
本人
困る場面
教える職員
見本や、指で追う方法を試す
作業の確認担当
仕上がりを元と照合する
たとえば、どの行を見ていたか、分からなくなるときです。
やりやすかった方法は、計画を作る職員へも伝えます。
B型のデータ入力は、速さだけで見ますか?
同じ課題を区切って試し、抜けや直しも比べます。

同じ課題を、まとめるときと区切るときで比べる
同じ範囲をまとめて試す
打った範囲と、見直した範囲を分ける
同じ範囲を区切って試す
抜け・直した場所・続けやすさを比べる
たとえば、急いで打つと、同じ行をまた打ってしまうときです。
見直した範囲と、どこで手が止まったかも分けて記録します。
B型のデータ入力でも、工賃のもとは同じですか?
はい。作業で入るお金から、作業に要るお金を引きます。その分を工賃として払います。

作業の収入から、必要な経費を引く
生産活動の収入
受けた作業で入るお金
必要な経費を引く
作業に必要なお金
残額に相当する工賃
利用する人へ払うお金
個人への分け方を確かめる
対象の時間・完成の数え方・直し・支払日
たとえば、打ったあとの見直しも頼まれているときです。
打つ分と見直す分を、どう数えて払うかも確かめます。
B型のデータ入力は、全国の月平均から時給が分かりますか?
いいえ。自分がもらうお金と時間は、自分の記録で確かめます。

全国の月平均と、自分の記録を分ける
国のB型全体の平均月額
24,141円
入力以外の仕事も含む、全国の集計
自分のお金は、自分の記録で
同じ月の工賃と、その対象となる時間をそろえる
個人の時間あたりの目安を、全国平均と分ける
たとえば、今月の工賃を、作業した時間と比べたいときです。
時間に、休みや見直しも含むかを、通う先で確かめます。
B型のデータ入力で、個人情報はどう扱いますか?
だれが見るか、どこに置くか、だれへ渡すかの決まりを守ります。

見る・保存・受渡しのそれぞれで確認先を決める
見る
確認先:担当職員
自分が見てよい資料と範囲
保存する
確認先:担当職員が案内する保管の担当
使う端末・保存先・持出しの決まり
外へ渡す
確認先:担当職員が案内する受渡しの担当
受取人・方法・送る前の確認
未確認の枝は、担当職員へ戻る
私物・USB・個人クラウド・外部AIも、使う前に確認
たとえば、仕事の紙を席から動かして、しまうときです。
使う道具や置く場所も、職員に教わってから進めます。
B型のデータ入力で、違う先へ渡したと気づいたらどうしますか?
作業を止め、決められた職員へすぐに知らせます。

本人の連絡と、事業者の対応を分ける
本人の行動
1作業を止める
送ったかもしれない内容と操作を整理
2担当職員へすぐ伝える
何の操作のあとに、何に気づいたか
その後の事業者側の対応
3職員から責任者へ
状況把握・被害の拡大防止・調査へ
4必要な報告や通知を事業者が判断
事業者が委託元や関係機関と対応する
たとえば、違うファイルを渡したかもしれないと気づいたときです。
どの操作のあとに気づいたかを、職員へ伝えます。
B型のデータ入力は、見学で何を比べますか?
いま受けている仕事と、教わる課題を分けて見ます。

いま受ける仕事と、教わる課題を比べる
| 比べること | いま受けている仕事 | 教わるための課題 |
|---|---|---|
| 目的 | 依頼された形で仕上げ、納品する | 手順や、見直し方を試す |
| 仕上がり | 完成の条件と、最後に見る人 | 見本と、元との比べ方 |
| 工賃 | 何を完成として数えるか | 工賃の対象になるか、どう数えるか |
| 資料の扱い | その仕事の決まりに沿って扱う | 職員が用意した課題で試す |
たとえば、紙を表にする仕事が気になり、見学したときです。
見せてもらったことと、試したことを分けます。
公的資料で、仕事や課題の種類を見る
| 資料 | 資料の目的 | 確かめる内容 |
|---|---|---|
| 神奈川県の調達案内 | 施設などへ仕事を発注する側の案内 | 受注につながる仕組み。候補先の今の受注作業は別に確認。 |
| 仙台市の調達案内 | 複数の施設種別を対象とする役務の案内 | 書類の電子化・データ入力などの役務の種類。 |
| 国の過去の調査 | 在宅の作業について、B型からの回答も収集 | データ入力・集計の回答例。作業の時点は2020年10月。 |
このメモは、いま開いている画面だけで使えます。ログインや自動保存はなく、入力は送信されません。残したい内容は、印刷するかコピーして保管できます。
B型のデータ入力を試したあとは、何を持ち帰りますか?
試した作業と、助かった方法、次に聞くことをメモに残します。

試した作業と、次に聞くことを持ち帰る
作業と照合
何を打ち、どこを見比べたか
助かった方法
指で追う・見本・区切り方
工賃と情報の決まり
確認する職員と、次に聞くこと
たとえば、どこまでできれば、仕事の一区切りかを確かめたいときです。
作業の進め方と、職員に聞くことを、同じ所で見返せます。
データ入力を、入力・見直し・提出の工程で体験する
入力の速さだけを比べればよいですか?
元の資料を読む、項目を選ぶ、入力する、見直す、確認を受けて渡すという流れを分けます。どの部分を担当するかが分かると、必要な説明や道具を具体的に聞けます。速さだけでなく、分からない項目を相談できたかや、間違いに気づいて修正できたかも振り返れます。本人が取り組みやすかった条件を残して体験後の相談へつなげます。
読み取りにくい文字や空欄がある場合は?
推測で埋めるのではなく、誰へどのように確認するかを先に聞きます。入力する欄の意味、判断できない時の扱い、作業を止める合図も確かめられます。見本や記入のルールを横に置けるかなど、本人が分かりやすい説明を相談できます。実際の仕事の手順に沿って、確認しながら進める範囲を明確にできます。
情報の持ち出しや保存は、どう確かめますか?
どの画面や資料を使い、どこへ保存し、誰へ渡すかを事業所の手順で確認します。練習で使う資料と受注した仕事の資料も分けて聞けます。自分の端末や外部のサービスを使うかどうかを、個人の判断だけで決めないことが大切です。名前付け、見直し、終了時の片付けまで、担当する工程として説明を受けられます。
画面を見ることや姿勢が負担な時は?
作業する時間、文字の見え方、机や座る場所、休憩の取り方を具体的に相談できます。どの場面で疲れたかを、操作の難しさと分けて残すと話しやすくなります。手順のメモや見本など、支援があると進めやすかった条件も伝えられます。作業名から向き不向きを決めず、環境と説明の方法を合わせて確かめます。
工賃や担当の違いは、どこを見ますか?
入力した件数、作業時間、見直しや準備などをどう扱うか、規程や説明で確認します。仕事の単価と本人の受取額を同じものとして考えないようにします。複数の候補では、作業の範囲と支援の内容も同じ項目で比べられます。見学で聞いた条件と体験したことを分けて残すと、必要な支援を計画で相談しやすくなります。
出典
- [1] デジタル庁 e-Gov法令検索 指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準(平成18年厚生労働省令第171号)
資料の時点:2025-10-01施行版を同日API原本で照合。 - [2] 厚生労働省 令和6年度工賃(賃金)の実績について(令和8年3月修正)PDF 全5ページ
資料の時点:令和6年度実績・令和8年3月修正。 - 厚生労働省 job tag データ入力
資料の時点:更新日の表示は未確認 - JEED 障害者職業総合センター マニュアルNo.75・MWSの種類/補完方法
資料の時点:マニュアルNo.75、発行年月は今回未確認。 - 個人情報保護委員会 個人情報保護法ガイドライン(通則編)
資料の時点:令和8年6月一部改正・条番号は2026-06-14時点。 - 個人情報保護委員会 漏えい等の対応とお役立ち資料
資料の時点:現行公開ページ・更新日は確認していません。 - IPA 独立行政法人情報処理推進機構 中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン第4.0版
資料の時点:第4.0版・掲載ページ最終更新2026-09-30。 - 神奈川県 障害者就労施設等及び障害者雇用企業からの物品等の調達
資料の時点:更新2026-10-14。 - 仙台市 障害者就労施設等からの物品等の調達
資料の時点:現行公表内容・ページ更新日は今回未採用。 - 厚生労働省公開・PwCコンサルティング合同会社 令和2年度 障害者の多様な働き方と支援の実態に関する調査研究
資料の時点:令和2年度調査・2021年3月報告、作業実績は2020年10月。
